以前に書いた記事の関連記事です。 前の記事のリンクはこちら。
転職でキャリアアップ、というけれど
この記事のコメント欄でひろんさんからこんなコメントを頂きました。ごく一部だけを引用します。
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キャリアアップするためには、普段からの勉強が必要ではないでしょうか。 一般的に、社会人になってから勉強しなくなる人が多すぎると思います。
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社会人になると勉強しなくなるというのは、一般的な傾向だと私も思いました。そこで今回の記事は、「なぜ、人は社会人になると勉強しなくなるのか?」ということについてです。 とはいうものの、この問いに対する私の答えは極めてシンプルで、
社会人になってからは、たとえ勉強しなくてもなんの不利益もないから
という点に尽きると思います。勉強していないということを理由に減給になったり、クビになるというのなら、それは一生懸命勉強するでしょうけど、現実にはそういうことはほとんどないのが一般的。そして何よりも「社会人にとっての勉強=仕事をすること」という認識になっていて、それゆえに社会人になってからは一般的な意味での勉強をしなくなるのだと思います。 むしろ、逆に「余計な勉強ができるほどヒマなんだったら、顧客回りでもしてきたらどうなんだ」とか、「アフター5にスクールに通う時間があるんなら、もっと残業して仕事に力を入れろ。他のみんなはもっと遅くまで働いているんだぞ」などと、逆に勤務先の上司から”指導”される場合すらあり得ます。
また、ただ単に「勉強しなくても不利益にはならない」ということだけではなく、「仮に社会人になってからいくら一生懸命勉強してみたところで、その努力の割には報われることが少ない」ということも、勉強しなくなる一因に挙げられるのではないでしょうか?要するに、かけた労力に対してリターンが少ないということです。これを投資に例えれば、「ハイリスク・ローリターン」の状態になっている、というところでしょうか。
あと、転職に関してですが、いくら自分で新たな知識を勉強していたとしても、”実務経験という裏付け”がなければ、転職市場では何の評価もされないケースがほとんどであることも大きいと思います。例えば、一般事務しか実務経験のない人が、いくらデザイナーになるためのの勉強を一生懸命したところで、応募先から「デザイナーとしての実務経験がなければうちでは採用できない」と言われて終わり、というケースが一般的だからです(もちろん、例外もあるでしょうけど、それほどに実務経験の重要度は大きいということです)。
要するに、社会人が勉強しないのは、決して怠け者だからではなく、むしろ経済的合理性に従った結果に過ぎない、といえるのではないかと思います。
さらに書いておくならば、この”実務経験至上主義”あるいは”実績至上主義”とも言うべきものは非常に強力で、派遣社員などの非正規雇用の方々が、正社員になろうといくら努力しても、派遣での実績が認められず、それゆえに正社員としてなかなか採用されないという問題を作り出しているのだろうと思います。キャリアがないがゆえにキャリアアップできないという、まさに悲劇的な状態といえるでしょう。現実には、下手な正社員よりも優秀な人もいるというのに・・・。 (この非正規雇用の問題については、今回は詳しく書かないことにします。私自身、経営者側の一方的な都合で、ひどい目にあっている非正規雇用の実例をこの目で見てきましたし、また労働問題に関する文献も何冊か読んできて、そのあまりの理不尽さには怒りを感じるのですが、今日はそれが主題ではないので・・・)
最後に・・・ 今回の記事についてですが、あくまでも一般論について書いているだけなので、その点ご了承下さい。 「社会人になったら勉強しなくなると言うけど、オレは勉強しているぞ!」という人も大勢いるだろうことは承知していますし、また、常に勉強していないと世の中の進歩についていけないようなシビアな業界があることもわかっているつもりです(^^;)
テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー
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