私は、普段の生活において、投資を人に勧めたことは一度もありません。こんなブログを書いておきながら、私は身近な人には投資を勧めたくないのです。それにはもちろん理由があります。その理由とは一体何か?それは・・・
あまりに金銭管理能力の低い人が多いから
です。いつも書いているように、投資には極めて高い金銭管理能力が必要だと考えます。安易な投資・安易な動機でのお金儲けは最後には身の破滅を招きます。投資において何より大切なのはリスク管理能力だといつも書いていますが、大きく利益を出してしまうと、それが自分の才能だと錯覚してしまう人もいます。投資で大きく稼ごうと、本業をおろそかにしてしまう人もいます。競馬の馬券と株券の区別のつかないような人もいます。そういう人にとっては投資はギャンブルというわけです。そして、投資の罠にはまるのは決まって金銭管理能力の低い人と相場が決まっています。
そして、金銭管理能力の低い人にうかつに投資を勧めたとして、その人が最終的に損失を出したとしたらどうなるか・・・おそらくその人は投資を勧めた私を非難するかもしれません。レベルの低い人というものは、往々にして何でもかんでも人のせいにしたがる傾向にあると思うからです。「自分は決して悪くない。悪いのは自分以外の誰かだ」というわけです。そういう人は世の中には大勢います。だからこそ、私は安易に人に投資を勧めたくはないのです。
私は、投資における成功の秘訣の一つは「忍耐力」ではないか、と考えます。私は長期投資派ですが、私のような長期投資スタイルでは短期に大きく損をすることもない代わりに短期に大きく儲けることもありません。だからこそ、忍耐力が必要ではないか、と思うのです。また、そもそも、「元手となるお金」を貯めるには相当な忍耐が必要です。貯金に必要な忍耐。その忍耐のない人は決して投資をすべきではないと思うのです。大体、貧乏で金銭管理能力の低い人ほど、無茶な取引をして短期に大儲けをしようと考えます。そして何でも人のせいにしようとする傾向も強い気がします。「給料が安いのは会社が悪い」「自分が貧乏なのは政治が悪いからだ」「金持ちからもっと税金を取り立てろ」「努力をしても報われないのは社会が悪い」などなど。とにかく、「自分は正しくて、世の中が悪いのだ」というわけです。
正直言って、そういう人と話をしているとうんざりします。そういう人に貯金できない理由をたずねたとしたら答えは決まっています。「給料が安いから」というわけです。自分の金銭管理能力の低さは完全に棚上げです。私も給料は安いのでそういいたいのはよくわかるのですが、その私からみても「あまりに程度が低いのではないか」と思うわけです。私としては、「給料が安くても何か努力できることがあるのではないか?」と思いますし、「本当に不満に思っているのなら転職でもすれば?」とでも思うのですが、そういう気力もなさそうです。本当にレベルが低すぎると思うのです。
現実問題として、自分の人生に対してすら責任転嫁しようとするような人に、投資を勧める気にはなりません。そういう人に、投資という「自己責任の重み」を理解できるとは思えないからです。
・・・なんだか書いているうちにうんざりしてきました。今日の記事はこれで終わります。
テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー
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