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Author:masa
1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
なお、当ブログの更新は原則として不定期です(月に数回程度の更新になると思います)。

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貯金生活。投資生活。
「節約なくして貯金なし」「貯金なくして投資なし」を座右の銘とする管理人がお金と社会について語るブログ
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アセット・アロケーション(2006年12月23日現在)
前回予告した通り、アセット・アロケーション(資産配分)の公開です。データは、前回の運用利回り公開時点、すなわち2006年12月23日現在のものです。

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*ETFおよびインデックスファンド(日本株式) 比率 16.0%
*トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド 比率 17.0%
*さわかみファンド 比率 4.0%
*HSBCチャイナオープン 比率 6.0%
*HSBCインドオープン 比率 6.0%
*J-REIT 比率 16.0%
*外貨建てMMF(アメリカドル) 比率 17.0%
*外貨建てMMF(ユーロ) 比率 14.0%
*純金積み立て 比率 4.0%

(注)
※公開している比率は投資商品のみの合計で100%としており、預貯金など元本保証型の金融商品については除外しています。
※ETFおよびインデックスファンド(日本株式)は、TOPIX連動型上場投資信託(ETF)とインデックスファンドTSPを合計したものです。
※J-REITは日本プライムリアルティと東京グロースリート投資法人の二つを合計したものです。
※外貨建て商品は円換算のものです。
※純金積み立てのみ購入価格。それ以外は全て時価です。

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ちなみに前回はこうでした。

アセットアロケーション(2006年9月23日現在)

・・・ううむ。あまり変化がないような?
相変わらず、外貨建てMMFの比率が高いです。長い間、全く買っていないのですけど・・・。
本来なら、インデックスファンドおよびETF(日本株式)とトヨタアセット・バンガード海外株式ファンドの比率をもっともっと高めたいところなのですが、どうも計画通りには進んでいないようです。

ところで、HSBCチャイナオープンとHSBCインドオープンの比率がどちらも6.0%と、同じ比率になっているのですが、これは偶然ではありません。同じ比率(正確には、ほぼ同じ金額)になるように積み立てているのです。また、新興市場は、比率があまり大きくならないように意識している・・・つもりなのですが、それでも中国とインドを合わせると12.0%・・・。けっこう高い比率。今後は積立を控えるなど、調整が必要かもしれません。

J-REITの比率は16%。これについては今後当面は追加購入予定はありません。よって比率は徐々に下がってくるものと思われます。

純金積立は4%(利回りを把握していないので、これだけは購入価格ベースです。時価ではもっと比率が大きいと思われます)。まあこんなもんでしょう。あくまでもポートフォリオの一部にとどめるのが妥当だと思っています。

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さて、今年のブログはこれで終わりです。これから年末年始にかけて、貯金計画と投資計画について立案する予定です。今年度の反省と、来年度の投資計画についてはまたあらためて記事にするつもりです。

なお、年末年始については、仕事は休みですが、個人的に何かと忙しくなると思われますので、ブログの更新は原則的に休みになりますのでご了承下さい。この間にブログの記事も書きためておきたいし、お金に関する各種計画の立案もしなくてはなりません。当然、他の用事もいろいろとあります。「一年の計は元旦にあり」と言いますが、年末年始は何かと重要な時期なので、ブログの更新も休むことにしたのです。

とはいえ、気まぐれで更新することがあるかもしれませんが・・・(^_^)

1月の第2週の水曜日くらいからは通常の更新ペースにする予定です。


それではみなさん、よいお年を!また来年お会いしましょう ( ̄ー ̄)/~~

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運用利回り(2006年12月23日現在)
今日はいつもより一日早い更新です。明日は仕事が忙しそうなので今日のうちに更新することにしました。


さて、今年最後の運用利回りの公開です。運用成績はどうなっているでしょうか?データは先週末時点のものです。

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*TOPIX連動型上場投資信託(証券コード1306)
投資収益率 +40.3%  年間収益率 +19.2%
商品説明:TOPIX連動型ETF

*インデックスファンドTSP
投資収益率 +4.8%  年間収益率 +10.9%
商品説明:TOPIX連動型インデックスファンド

*トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
投資収益率 +38.8%  年間収益率 +20.9%
商品説明:米国バンガード社の4種類のインデックスファンドに投資するファンド・オブ・ファンズ。日本以外の世界主要各国の株式に投資する。為替リスクあり。

*さわかみファンド  投資収益率 +26.8%  年間収益率 +17.1%

*HSBCチャイナオープン  投資収益率 +102.1%  年間収益率 +30.7%

*HSBCインドオープン  投資収益率 +52.6%  年間収益率 +45.0%

*日本プライムリアルティ(証券コード8955)
投資収益率 +62.1%  年間収益率 +23.3%
商品説明:J-REIT。

*東京グロースリート投資法人(証券コード8963)
投資収益率 +8.9%  年間収益率 +7.0%
商品説明:J-REIT。

*外貨建てMMF(アメリカドル)  投資収益率 +16.0%  年間収益率 (データなし)

*外貨建てMMF(ユーロ)  投資収益率 +23.6%  年間収益率 (データなし)

*純金積み立て
投資収益率 (データなし)  年間収益率 (データなし)
 商品説明:田中貴金属工業にて純金積み立て。

※外貨建てMMFの投資収益率は、円換算のものです。
※それぞれ、配当金(分配金)込みでの利回りです。

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講評:

各投資商品に関して、一つずつコメントを書いていきます。

ポートフォリオの中核の一つである、インデックスファンドTSPとETFから見ていきます。
インデックスファンドTSPが+4.8%。年利換算で+10.9%。前回は投資収益率が-2.5%、年利換算で-6.2%のマイナス運用でしたからプラスに転じています。まあ、今のところは、ですけどね(^_^;)
できるだけ低迷しておいてもらった方が安く買える期間が長く続くということになるので、当面は安いままの方が私としては都合がよいのですが。
インデックスファンドTSPは以前から書いているように、今年になってから積み立てている商品ですが、今のところは低い運用利回りがずっと続いているという印象です。

それに比べると、大半を安値の時に買ってきたETFのTOPIX連動型上場投資信託は、大きなプラスのままで推移してきました。


もう一つの中核であるトヨタアセット・バンガード海外株式ファンドも、いい感じの運用利回りです。

さわかみファンドは単なる定期積立のみで、スポット購入は一切していませんが、この単純な買い付け方法でも大きなプラスになっています。

HSBCチャイナオープンは、ついに、+102.1%!!元本が2倍になりました。HSBCインドオープンも大きなプラス運用です。新興国ファンドのいずれもが利益に大きく貢献しています。

J-REITは二つ。分配金目当てで保有しているものです。日本プライムリアルティは、価格の上昇により高い利回りになっています。利回りに占める分配金の比率は小さいです。グロースリート投資法人はいまいちですが、保有を継続します。

外貨建てMMFは米ドル・ユーロともに購入平均単価よりも大きく円安になっているため、円建てでは大きなプラスです。分配金の再投資により複利運用を続けます。

純金積み立ては・・・相変わらず利回りは全くチェックしていないのですが、たぶん大きなプラスになっているはず(^_^;)
純金積立がこうもいい加減な管理になっているのは、この商品自体にはさほど期待していないからです。別に金利がつくわけでもありませんし・・・。現物資産というところに価値を見出しているのです。



さて、次回はアセットアロケーションを公表します。果たしてどうなっているのか?乞うご期待!(次回の更新は今週末の予定です)



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商品内容・リスク説明を聞かない・理解しようとしない投資家
世の中には、リスク説明をちゃんと聞こうとしない。あるいはリスクというものをそもそも理解しようとしない投資家が大勢おられると思います。この前の記事、毎月分配型ファンドがよく売れる理由を理解した瞬間で書いたA氏もその一人です。


現実問題として、投資商品を購入するとき、その際に行われるリスク説明をただ単に「形式的なもの」と考えてしまう方も多いのではないか、と推測されます。


そういう投資家(?)の本音は「そんな説明なんてどうでもいいよ。もうこのファンドを買うことは決めているんだから、うだうだ言ってないで早く手続きをしてよ!」というところではないのでしょうか?


前に書いたA氏の場合、リスクをちゃんと理解できていなかったということを書きました。今日はその続きです。今回はファンドの分配金支払い通知書を最初に見せてもらったときの話をもう少しだけ書いてみます。


A氏は、ずいぶんあわてた様子だったのです。分配金支払い通知書の中の、ある項目を示してこう言いました。「この数字はいったいどういう意味だ?」と。
そこに書いてあった数字。それはいったい何か?それは・・・



その数字はファンドの口数でした。口数を金額と勘違いして、大幅に元本割れになっていると勘違いしたようなのです。そうです。A氏は、口数と金額の区別がついていなかったのです。「それは金額ではなくて口数だ」ということを説明すると、とりあえずは安心したようです。・・・っていうか、「口数の意味は知らなくてもいいのか?」と思ったのですが、当の本人は、どうやらそんなことはどうでもいいようです。


さて、よく話を聞くと、リスクどころか、商品内容も全く理解できていませんでした。REITに投資しているファンドなのに、REITが一体何なのかもわかっていなかったのです。すべてにわたってこの調子。ちゃんとパンフレットに書いてあるんですけど?それも小さな文字じゃなくて、大きな文字で・・・。ちなみに、このパンフレットにはリスク説明もちゃんと目立つところに書いてありました。少なくとも私としては、この商品の説明は非常にわかりやすいと思いました。肝心なことを小さな文字で書いているパンフレットや広告は決して珍しくないのに、このパンフレットはそうではなかったからです。にもかかわらずA氏のこの状態。


どうやらA氏は、分配金の金額以外には全く興味がないようです。



そのとき、私はこう思いました。

(・・・これはもはや投資家と呼べるようなものではない。それにしても・・・銀行や郵便局というのは、こんな人を相手にファンドを売っているのか???)

正直な話、私は商品説明やリスク説明をしたであろう銀行の行員に対してある種の同情をしてしまいました。

(こんな人が、実際に損失を出したら、銀行にクレームをつけに行くのだろうな・・・)

分配金支払い通知書も読めない。商品内容もちゃんと理解していない。リスクもちゃんと認識していない・・・。認識しているのは分配金のことだけ。これって「投資家」と呼べるんですか???
そして私は同時に、今の投資ブームというものに、ある種の恐ろしさを感じたのです。もしこんな人がたくさんいるとしたら・・・・・・、いざ元本割れになった時、投資信託が社会問題化することはほぼ確実だろう、と思ったからです。


今日の話はこれで終わりです。私もこれを書いていてうんざりしてきました。誰かなんとかしてくれ・・・というのが本音です (T_T)




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低所得・家族持ちにとっての毎月分配型ファンドについて考える
今回の記事は、毎月分配型ファンドがよく売れる理由を理解した瞬間に関連しての記事です。darukoさんからのコメントに対する私の見解です。

darukoさんのコメント内容については、上記記事の下の方にありますので、読んでおいてください。今回の記事の概要は「低所得で家族持ちの場合、毎月分配型ファンドに投資する意味はあるのかどうなのか?」ということです。それでは本題に入ります。

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何かと批判の多い毎月分配型ファンドですが、darukoさんが書いておられるような考え方も否定されるものではない、という気もします。ただし、毎月分配型ファンドの不利な点を十分に理解していることが前提となるでしょう。


とはいうものの、私が思うに、「分配金が毎月出るから得だというわけではない」のですから、あえて毎月分配型ファンドを選ぶ必要もないような気もします。毎月分配型ファンドの問題点は、おおむね以下のような点に集約されるのではないでしょうか?

(1)毎月分配するファンドは、毎月分配であるがゆえに複利運用ができない。
(2)分配金が出るたびに課税される。
(3)毎月分配型ファンドは、軒並みコストが高すぎる。
(4)投資信託の運用状況によっては、元本を取り崩して分配するケースがある(十分な利益が出ていないのに分配金を出すことがあるわけで、これがいわゆるタコ足配当)。

(1)と(2)については毎月分配型ファンド共通の問題で、(3)と(4)については、当然のことながらファンドによって事情が違ってくるでしょう。
このうち、(1)と(2)は許容するものとします。分配金を受け取る以上は複利の恩恵を受けることができないのは当たり前ですし、分配金に課税されるのも、それはルールである以上は仕方がありません。けれども、(3)と(4)は見過ごすことができない問題だと思われます。


そんなわけで、私が考える別の案を書いておきます。


*ポートフォリオを、「長期投資により複利運用する部分」と「短期・中期投資で運用益を取り崩しつつ運用する部分」の二つに分ける。
*短期で取り崩しつつ運用する部分において、毎月分配ではないファンドの中から特にコストの安いファンドを買っておき、運用利回りを見ながら、利益分をその都度自分で解約して現金化する。

・・・というものです。低コストのファンドを選ぶことで、少なくとも上記(3)の問題はクリアできますし、分配金に関しても、自分で判断して解約することにより、「分配金の額そのものを自分で決める」ようにしたらいいのではないでしょうか?場合によっては元本そのものを取り崩さなければならない場面も出てくると思いますが、たとえそうであっても、自分の意識しないところで元本を取り崩されるよりはまだマシではないか、という気はします。


念のために書いておくと、こうした投資のやりかたが論理的に正しいのかどうかということについては確信を持ってはいません。私としては「短期的に必要な資金は決して投資には回さない」のが鉄則で、今回のようなケースについては判断しづらいというのが本当のところです。

しかしその一方で、「長期の資産形成も重要だが、それ以前にお金が必要なのは今なのだ」というニーズがあるのも十分に理解できます。お子様がおられる方であれば教育費などの必要経費が成長とともにかかってくるわけですからなおさらでしょう。


おそらく、今回私が書いた記事に関しても「賛同できない」という意見を持つ方が大勢おられるかもしれません。もしかしたら、私の考え自体が論理的に間違っているかもしれませんのでその旨ご了承下さい。



ところで、今回の元ネタになったdarukoさんのコメントの中で、「生活防衛資金が数ヶ月分」というのがちょっと引っかかっています。正直なところ少なすぎる気もします。とはいえ、低所得ではこれがせいぜいなのかもしれません。私自身も、darukoさんよりも収入の低い低所得者であり、それゆえにdarukoさんの言い分も非常によくわかるだけに難しいところではあります。今回の記事も明確な結論を出すことができませんでした。低所得者の投資というのは本当に難しいなあ、と思ってしまいます。



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ポートフォリオにおける新興国投資の意義
私の所有する投資商品の中には、インドや中国といった新興国のファンドが含まれています。今日は、私のポートフォリオ内における新興国投資の意味と役割について書いておきます。

新興国というのは、一般的に言ってハイリスク・ハイリターンです。大きく利益を出せる可能性が高い反面、大きく損をする可能性もあります。だからといって、新興国へ一切投資しないというのもまた、機会損失という点でもったいないのも事実。そこで私は考えました。一体どうすればいいのか?と・・・。その結論はきわめて単純なものでした。



新興国へ投資するファンドは、ポートフォリオのごく一部にとどめるようにする



というものです。この戦略の意図することはきわめて簡単です。以下に上昇した場合と下落した場合の双方のケースを書いておきます。

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新興国ファンドが下落した場合・・・ポートフォリオのごく一部であるがゆえに、ファンドの基準価額が大きく下落したときであっても、その損失額は少なくて済む。

新興国ファンドが上昇した場合・・・ポートフォリオのごく一部とはいうものの、基準価額が大きく上昇すれば、投資元本に対する利益は非常に大きなものとなる。よって、ポートフォリオ全体の稼ぎ頭の一つとなりうる。

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きわめてシンプルな話です。投資資金に占める割合が低いゆえに、暴落しても損失は少なくて済む一方、暴騰したときの利益は大きなものとなり得ます。投資関連の文献の中には、「新興国に集中投資して大儲けしよう!」などという内容のものを見かけますが、そういう運用スタンスには正直なところ非常に疑問を感じます。現状では、私の保有するHSBCチャイナオープン、HSBCインドオープンともかなり高い利回りになっていますが、だからといって調子に乗ってこれらのファンドに大きく投資するつもりは全くありません。そんなことをすれば、過大なリスクを背負うことにつながるからです。


新興国市場への投資はごく低い比率に押さえる


これもまた、私の投資戦略の一つです。

また、私が投資しているファンドはコストが非常に高いので、これもまた比率を低く抑えている理由の一つではあるのですけどね・・・。




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それはお金の教育の問題ではなくて「算数の問題」です
今日は、「お金の教育」ということについて書いてみます。
私が思うに、金銭教育というものを大げさに考えている人が意外と多いのではないか?という気がします。しかし、私は金銭教育の基本というのはもっと単純なものだと思っています。

たとえば、こんな計算問題について考えてみます。

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問1.
ここに期待リターンが年利10%の投資対象がある。必要投資資金は1000万円である。この投資対象に投資するに当たって、1000万円のうち300万円を自己資金で、残り700万円は借りるものとする。このときの借入金利は年利2%である。
この条件で投資するとき、実質的な期待リターンは年利何パーセントになるか?


問2.
預金金利が年利3%のとき、元本が2倍になるのにかかるのに何年かかるか?単利の場合と複利の場合とでそれぞれ求めよ。


問3.
100万円を年利29.2%で借り入れたものとする。単利で計算するものとして、全く借金を返済しないものとすると、借金の総額は3年後にはいくらになっているか?

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えーと。最初に書いておかなくてはならないのですが、この問題は単なる思いつきで書いたものです。ですから、「この問題文はここがおかしい!」とか、指摘しないで下さい(^_^;)

正直に書くと、この問題の内容や答えなんてどうでもいいんです。いや。どうでもいいというのは言い過ぎですが、要は、投資家教育とか金銭教育というのは、その根本として単なる算数の能力が基本となる、ということが言いたいわけです。その例を示すための一例としてふと思いついた問題を示しただけの話です。
この程度の計算。たとえば問3ですが、この単純な計算だけでも、超高金利での借金の恐ろしさはよくわかります。これらの計算をするのに、何も高等数学なんて必要ないはずです。足し算・引き算・かけ算・割り算などの四則演算ができれば十分なのでは?


何が言いたいのかというと、金銭教育や投資教育の基本というのは何も難しいことではない、ということが言いたいわけです。


お金の計算というのは、つまるところ単なる数字の計算だけです。それ以上でもなければそれ以下でもありません。こうしたことをちゃんと理解しておくだけでもかなり違ってくるのではないでしょうか?
そもそも、なぜこんなことをあえて書くのかというと、お金に関してルーズな人ほど、「お金というものはどこからか湧いてくるもの」とでもいうような、おかしな認識を持っている気がするからです。「金は天下の回りもの」という言葉を言いたがるような人ほどそういう傾向が強いのではないでしょうか?超高金利で借金しておいて、「なんとか返せるだろう」という何の根拠もない判断をしたりするのはその典型でしょう。これは、お金の問題を数字で捉えようとせず、感覚的・あるいは感情でお金を捉えてしまうことが原因ではないかと思われます。
よく、多重債務者の方が、「知らないうちに借金が大きくなっていた」などということがありますが、逆に言うと、金利の計算すらできない人が多いのだと思います。計算そのものは決して難しくはないはずなのに・・・。


高金利の借金でなくとも、たとえば住宅ローンの返済計画でも同じことです。数字をベースとする論理的な返済計画もなしに、安易に借金をすればその先には地獄が待っています。



要するに、お金というものは、感情論ではなくて、論理的に数字でとらえる訓練をすべきだということがいいたいだけです。そしてそれは決して難しくはないと思うのです。





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外貨建てMMFの比率が高い理由
以前にコメントとして、「最初にそれなりの外貨を買い込んだのはどういう判断か?」というコメントがありました。今日はそれに対する回答です。

なお、今日は投資記録を元に書いていきます。今回の記事には教訓めいたものは何もありません。そして、こんな取引のやりかたを勧めるつもりも決してないことを最初に書いておきます。

※なお、資産額非公開の方針に基づき、具体的な購入金額については公表できませんので、あしからずご了承下さい。


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外貨建てMMFの比率が高い最大の要因は、私が初めて投資を始めた金融商品が外貨建てMMFだからという単純な理由によります。しかし、もちろんそれだけが要因ではありません。順に書いていきます。

私が外貨建てMMFのアメリカドルに投資し始めた頃は少額積み立てを行っていました。当時の為替レートは1ドル119円台から120円台でした。2003年4月頃のことです。このころはおっかなびっくりという感じだったのが実情です。実際の投資を始めるに際しては、約2年にも渡り勉強してきたとはいえ、それでも投資の際は非常に慎重でした。「値動きのあるものを買う」という経験が初めてだったからです。

さて、ここでもう一つの通貨であるユーロについても書いておきます。
記録によると、外貨建てMMFのユーロを初めて買ったのは、2003年8月の終わり。米ドルの積み立てに少し遅れて積み立てを開始したのです。このときのユーロのレートは128円70銭。ここから外貨建てMMFのユーロの積み立てを始めています。外貨のうち、米ドルとユーロを選んだのは、目先の高金利通貨ではなくて、長期的に強いと思われる通貨・世界を代表する通貨を基準として選んだからです。


この時点においては米ドル・ユーロとも少額積み立てにとどまっていました。
この流れが変わったのは大きく円高ドル安が進んだときです。


私の取引記録によると、2004年の年初から2004年春頃、そして2004年10月末から2004年末にかけて大きく買い増ししています。このときが円高ドル安が大きく進んだときだったのです。私はこのときにどういう投資判断をしたのか?
私は本来は少額積み立てを基本としています。必ずしも定期的に積み立てていたわけではありませんが・・・。しかし、私はこの超円高ドル安局面でその方針を一時的に捨てたのです。私の念頭には、「為替予測はエコノミストの墓場」という言葉がありました。為替の予測をすることは専門家でもきわめて難しいということです。


私は未来の株価や為替相場予測など一切しない投資家です。ただ、今日の株価・為替相場に対してどういう反応をするかを決めるだけなのです。


さて、私が超円高ドル安局面で考えたことは一つでした。「投資資金のうち、外貨建てMMFの米ドルに回す資金に対して、まずはきっちりと上限を設定し、その振り分けた資金を元に、円高が進むたびに大口の分割購入をやっていこう」というものでした。上限金額を決めたのは、そうでないと外貨建てMMF・米ドルの比率が高くなりすぎるおそれがあるからです。資金量は限られているのですから当然のことです。そしてその決定は、私が少額積み立て投資を放棄することを決めた瞬間でした。なぜこうした判断をしたのかというと、「買えるときに買っておかないと、次のチャンスはいつになるかわからない」ということによります。超円高局面というのはそうそうあるものではない、と思っていたからです。


言うまでもなく、それは一歩間違えれば非常に危険な投資方法だともいえます。円高が進むたびに買い増しをするということは、損失もどんどん拡大していく恐れがあるからです。円高の進行に合わせて買い増しするといっても、途中で資金が上限に達してしまえばそれで終わり。


しかし、円高にもおのずと限度があるはず、と考えました。1ドルが100円を割り込むような超円高局面のことも考慮に入れ、外貨建てMMFの米ドルに割り当てた残り資金のことも意識しつつごく短期の間にどんどん買い増ししていったのです。みるみるうちに、ポートフォリオに占める外貨建てMMFの米ドルの比率は上がっていきました。最悪の超円高が起こって損失を出したとしても、私にはたっぷりと確保した生活防衛資金がありましたので、それが安心感にもつながっていたのは事実です。


「上がったものはいつか下がる。下がったものはいつか上がる。」私にはいつもこの言葉が頭のなかにありました。


・・・そして、どんどん買い進めていくうちに、とうとう資金が上限に達しました。最後に買い増ししたときの為替レートは1ドル102円17銭。2005年1月15日の話です。
その後、円高はもう少し進んだように記憶していますが、当然のことながらもはや買い増しはできません。あとは分配金の再投資の繰り返しで、長い時間をかけてお金を殖やすしかない、と考えました。「1ドルが100円割れの場合を考慮」と思っていたのに、結局そこまでは資金がもたなかったのです。

ところで、そのころの週刊誌では、「この超円高局面を利用して儲けよう」というような記事をよく見かけたように記憶しています。要するに、円高トレンドを利用して円高が進むたびに儲かるように投資しよう、というような内容だったと思います(週刊誌の記事の内容についてはうろ覚えなのですが・・・)。しかし私には、こんな極端な円高ドル安局面がそうそう長く続くとは思えなかったのです。


・・・こうして私の外貨建てMMF・米ドルへの投資は終わりました。
結果的に外貨建てMMFの購入平均単価は107円57銭。その後、一円たりとも買い増しは行っていません。分配金の再投資だけです。


ところで、外貨建てMMFのもう一つのユーロですが、これについては、1ユーロ131円から127円台のときにそのほとんどを買っています。これも最初は少額積み立てからスタートしたわけですが、途中から若干の円高ユーロ安になったとき、具体的には1ユーロが130円を割り込んで、128円から127円台のときにその半分以上を買っています。米ドルと同じで円高局面で分割による大きな買い増しを行ったのです。外貨建てMMF・ユーロを最後に買ったのは、2004年4月18日。為替レートは1ユーロ129円54銭でした。ユーロも、この日を最後に全く買い増ししていません。結局、ユーロの購入平均単価は130円20銭となっています。


その後、ドル・ユーロとも、円安が進み、現在の大きな為替差益+分配金の再投資によって、現在の利回りになっているというわけです。ちなみにその後、当時は低かった分配金の利回りもだんだんと上がってきました。


-------------------------------------

さて、今、あのときの追加投資に関して振り返ると、あれが私の逆張り投資の原点になっている部分もあるのかもしれません。言うまでもなく、円高が進むたびに大きく買いすすめるのは非常に難しいものです。一歩間違えれば損失はどんどん拡大してしまうからです。

そのときに私を支えていたのは、資金に上限を決めていたということと、もし長期的に極端な円高のままで推移したとしても、その場合は分配金で稼げばいいと思っていたことによります。私には短期での資産形成になど興味はないのです(正確に言うと、短期で資産形成ができるにこしたことはありませんが、現実問題として、それが恐ろしく難しいということを十分に承知していたのです)。
そしてまた、上に書いたように、生活防衛資金をたっぷりと確保していたこともまた私の心の支えになっていました。

これが、外貨を買い込んだときの投資判断です。これが参考になるかどうかはわかりませんが、リクエストに応じて書いてみました。


最後にもう一度だけ書いておきますが、今日書いたような投資のやり方は一歩間違えれば非常に危険な投資となり得ます。決してお勧めはできないということを忘れないで下さい。私の投資の基本は地道な積み立てです。




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情報格差について考える
現在、近未来通信のことが問題になっています。平成電電の時もそうでしたが、私は思ったことがあるのです。それは何かというと、近未来通信という会社は、事業内容や投資内容に問題があったことはずいぶん前からネット上で話題になっていました。なのに、どうしてこんな会社に投資する人がいるのだろう?と。
そして、私がその理由を考えてみたところ、その理由はきわめて簡単なことだと結論づけました。



平成電電や近未来通信に投資した人は大半が高齢者と思われますが、そういう人たちは、おそらくインターネットを使えない人たちだったのだと思われます。それゆえに、ネット上で話題になっている悪い噂を調べることができなかったのではないでしょうか?



もちろん、ネット上の情報というのは、誰でも情報を書き込むことができますから、当然のことながら信頼のおけない情報もたくさんあります。けれど、悪い話がたくさんあるのであれば、それは調べる価値があるでしょう。
このことに気づいたとき、私はこう考えました。

「これはまさにいわゆるデジタルデバイド、すなわち情報格差ではないのか?」と・・・。

ネットを使っていた人は、こんな怪しい会社には決して投資しない。対して、ネットを使えない高齢者の方々は、そんなことは知らないから投資してしまう。そのことが投資スキルにも大きな格差が生じたのではないかと思うのです。

おかしな会社を信用して資金の大半を投資した人は事実上の破産寸前状態。かたやネットで情報を集め、さらに実際に裏付けをとろうとしていた人は、それよりも賢明な投資対象に投資を行い、大きな利益を得る。
要するに、私が言いたいのは、「情報格差が投資格差を生み、それが結果として経済格差を生み出してしまうのではないか?」ということなのです。哀れなのは、何も知らずに投資した被害者たち。そういう人というのは、おそらくは人を疑うことを知らないような人たちでしょう。



もっとも、ネットで調べる以前の問題として、「この世にうまい話はないという常識」さえあれば、平成電電や近未来通信に投資することはなかったのかもしれません。それはもちろんその通りです。「異常なまでに有利な商品」というのは、まず疑ってかかるべき、というのが基本だからです。



それでもなお、情報格差の問題は大きいのではないかと思うのです。なぜならば、投資に関しても、ネットを使えない人は、一般的に言って、非常に不利な立場で投資に挑まざるを得ないと思うからです。以下に列挙してみます。

(1)インターネットを使えないということは、ネット証券の最大の特徴である「格安の手数料」の恩恵を受けられない。よって株式もファンドも、銀行や証券会社・郵便局の店頭で買わざるをえず、非常に不利になる。

(2)投資に関する判断材料、つまり、最新の株価やチャート・分析ツールなどのネット上にある膨大な量の投資関連情報・ツールが使えない。

(3)投資の勉強をしたいと思っても、ネット上のリソースを使えないがゆえに、その手段が限られてしまう。投資戦略・投資商品に関する広範な情報収集ができない。投資ブログや投資サイトなど、他の個人投資家の考え・動向も知ることもできない。よって、情報を得る手段としては、銀行や証券会社の広告塔ともいうべきマネー誌などに頼らざるを得ない。


上に挙げたなかでも特に大きいのは(3)ではないでしょうか?コストや利便性とかいう問題以前に、おかしな投資をしないようにするためには、勉強が必須だからです。勉強する手段・投資の基礎を学ぶ手段が限られていては、優れた投資家には決してなれません。


さて、こう考えてくると、なぜ高齢者の方々が「みんなが買っているから」という理由でファンドを選ぶのかがなんとなくわかってきます。情報入手手段が限られているがゆえに、「ご近所のクチコミ」に頼らざるを得ないのだと思います。近所のクチコミ情報では、ネット上のクチコミ情報とは異なり、きわめて幅が狭くなってしまいます。もちろん、ご近所に優れた投資家の方がおられるのであればよいのですが、そうそう都合よくはいかないことでしょう。そしてその結果として、

「近所の人たちに話を聞いてみると○○というファンドがいいようだ」
「じゃあ、うちも買ってみようか」

・・・ということで、横並び意識の強さ・あるいは「みんなが買っているから安心」というよくわからない理由で、みんな仲良く同じようなファンドを買ってしまうのではないかと思うのです。



※最後に一言だけ付け加えておきますが、今日ここに書いたことはすべて私の勝手な憶測に過ぎません。でもいかにもありそうな話だとは思うのですよね・・・。



テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

毎月分配型ファンドがよく売れる理由を理解した瞬間
今日は、私の身の回りで起きたことを書きます。先日、私の身近なところにいる人物(個人情報を明かすわけにはいかないので、以下A氏とします。)が某毎月分配型の海外REITファンドを買ったのです。A氏の年齢は60代後半。ファンドの購入は某銀行の窓口(A氏はインターネットなど使えません)。その際、銀行の担当者の方からリスク説明があり、「損をする可能性もありますよ」ということを何度も言われたそうなのですが、本人に後で聞いてみたところ、案の定というべきか、肝心のリスクの中身については全く理解していない様子でした。コストについてもよく理解していない模様。


どうやら、「多少の損する可能性はあるらしいが、利回りのいい預貯金」という感覚で購入した模様。リスクなど考慮せず、分配金に心を惹かれたようです。


A氏は投資経験など全くありません。アセットアロケーション(資産配分)だとか、分散投資の意味とその重要性だとか、リスクとリターンの関係とか、そういう投資における理屈は何一つとして知りません。それ以前に、販売手数料とか信託報酬などのコストについても全く無知です。商品内容を見ると、販売手数料は3.15%、信託報酬は年1.4175%です(いずれも税込み)。ちなみに信託財産留保額は1万口につき基準価額の0.3%。けっこう・・・というか、かなりの高コストです。海外REITに投資するファンドですから、当然のことながら為替リスクもあります(目論見書によると為替ヘッジはなし)。


もしかしたら、A氏のようなパターンは極端なケースなのかもしれません。しかし最初に書いたように「みんなが買っているから」「有名だから」とかいうよくわからない理由で投資判断(これは投資判断と呼べるようなものではありませんが・・・)をしているケースは決して少なくないものと思われます。

リスク説明というものが非常に重要であることはいうまでもありません。しかし、「そもそも、なぜリスク説明というものがあるのか」ということすら理解していない人がいるのではないのか?という気がします。これが私の杞憂であればよいのですが・・・。


実際のところ、私のまわりにいる高齢者の方々で「分配金がいいから」という理由でファンドを買っている方は何名かおられます。問題なのは、不利な点やリスクなどを全く知らずに買っていることなのです。不利な点・リスクなどをちゃんと理解していて買う分には特に問題ないと思うのですが・・・。


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・・・さて、前置きはこれくらいにしておきます。本来であれば、今日の記事はここまでの内容で終わるはずでした。しかし、それだけで終わらせるわけにはいきません。ここからが本日のメインテーマだからです。


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さて、先日ファンド購入後の第1回目の分配金が入ったとのことで、分配金支払い通知書を見せてもらうことになりました。A氏は、投資経験が全くないので、分配金支払い通知の読み方がわかりません。よって、投資経験のある私がそれを見て利回りの計算などをすることになったのです。


・・・分配金支払い通知書を見た時、私は様々な想いを巡らせました。その思考の過程の中で、私はある種の衝撃を受けたのです。そして、なぜ資産形成に不利とされる毎月分配型ファンドがこれほど人気があるのかということを、まさにその瞬間に理解したのです。それは論理的なものではありません。あくまでも感情的なものです。


私が、ファンド購入時のデータとその後の基準価額の変動・そして分配金のデータを元にしてトータルでの利回りを計算してみると、わずか半月程度ですでに利益が出ていました。基準価額が上昇していたのが大きかったようです。もちろん、すでに投資経験のある私にとっては、そのファンドの利回り自体は別にめずらしいものではありません。私は、自分自身のポートフォリオでそれをはるかに超える利回りを上げているわけですから・・・。では、私はいったい何に対して衝撃を受けたのか?それを以下に書きます。

私が思ったこと。それは、「A氏はすでに60歳代後半になっている。では、私が仮に今現在60歳代、70歳代だったとして、このファンドを買っていたとしたら?そして過去に投資経験が全くなかったとすると、この分配金通知書を見てどう感じるのだろうか?そしてまた、私がパソコンを使えなかったとしたら?インターネットを使った経験がないとしたらどうだろう?」ということを思わず連想してしまったのです。以下、その内容です。


まず第一に、すでに高年齢になっている人にとっては「長期の資産形成」など、もはやさほどの意味も持たないのではないでしょうか。少なくとも私が高齢者の立場であるならばそう考えるはずです(お金を次世代に相続したい場合は別ですが・・・)。
お金が必要なのは30年先ではありません。仮に今60歳なら30年後には90歳。もし今70歳なら30年後には100歳です。20代・30代にとっての30年後とは全く意味が違います。お金が必要なのはまさに「今」なのです。

そして第二に、投資経験が全くないということは、リスクとリターンの関係やリスク管理の重要性など全くわかりません。知らないのであれば最初からそんなことに思いを馳せることもありません。

第三に、パソコンが使えず、したがってインターネットも使えないということは情報収集面で著しく不利になります。よって、ネット上で話題になっている、ファンドのぼったくりとも言える高い手数料の問題も知らなければ、毎月分配型ファンドは税制上不利だとか言うこと自体を全く知らないわけです。ここでまたA氏のことを書きますが、A氏の場合、「銀行や郵便局は信頼できる」と考えています。「まさか大手の銀行や郵便局が、おかしな商品を売ることはないだろう」というわけです。また、ネットを使えないA氏にとって、ファンドを買えるのは、実質的に街の銀行や郵便局だけです。証券会社に対しては心理的に抵抗があり、ネット証券のことも知りません。よって販売手数料無料のノーロードファンドの存在や、非常に割安な信託報酬のファンドの存在も全く知らないのです。いや、それ以前の問題として、高い手数料がファンドのパフォーマンスに大きな悪影響を与えていることさえも意識の中にはありません。

第四に・・・ここが一番のポイントなのですが、預貯金しか知らない人にとって、その分配金の利回りの高さに大きな驚きを感じるはずです。何しろ長らく超低金利が続いていて、まともな金額の利息など受け取ったことがないからです。当人にとって一番大切なのは、今ここにある分配金の金額そのものなのです。それ以上でもなければそれ以下でもありません。いや、むしろそれ以外のことはどうでもいいといっても過言ではないでしょう。
そして、その分配金はすでに生活口座に振り込まれているわけです。そのお金は、すぐ手の届くところにあり、明日の買い物にでも使うことができます。老後の生活に不安のある高齢者にとって非常に魅力的に思えることでしょう。


・・・こう考えてくると、毎月分配型ファンドはまさに恐るべきマーケティングによって生み出された商品なのだという気がします。これはまさしく高齢者をターゲットに開発された商品そのものなのでしょう。マーケティング的には大成功の商品だといえますね。


もちろん、私は投資に関して様々な勉強をしてきた人間です。毎月分配型ファンドの問題点は十分に承知しています。しかし論理的には理解していても、感情的な面はまた違います。私自身、利回りを計算していて、不覚にも「この商品は、実はけっこういい金融商品ではないのか?」と一瞬考えてしまいました。もちろん、次の瞬間には毎月分配型ファンドの不利な点・そして高い手数料のことを思い出し、その考えを打ち消しましたが・・・。


今日の記事に結論はありません。
ただ、「投資知識がない・高齢である・パソコンスキルがない」などの投資家の属性によっては、たとえ少々問題のある商品であっても非常に魅力的に思えることもある、ということなのです。高齢の投資家さんのことを思うとき、どうしてもそれを考えてしまうのです・・・。今、私の胸中は非常に複雑です。

私が書きたかったのは、「論理的な正しさ」と「感情面での正しさ」との間には、実はけっこう大きなズレがあるのではないか、ということなのですが・・・。そしてこれは同時に情報格差の問題でもあります。そしてそのギャップを埋めることはきわめて困難を極めるだろう、と思うわけです。




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