プロフィール

Author:masa
1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
なお、当ブログの更新は原則として不定期です(月に数回程度の更新になると思います)。

最近の記事

ブログ内検索

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

月別アーカイブ

貯金生活。投資生活。
「節約なくして貯金なし」「貯金なくして投資なし」を座右の銘とする管理人がお金と社会について語るブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「株」というものについてあらためて考えてみる
先日、図書館で借りてきた「株のからくり」(奥村宏 著、平凡社新書)という本を読んでいて、以下の記述がありました。
ごく一部のみ引用します。



-------------引用開始-------------------------------

投資家が分散投資によってリスクを分散させるのは合理的な投資行動であるが、その結果、株主はその会社が何を作り、どんな事業をしているのかということに関心を持たなくなる。

(中略)

ポートフォリオ理論によって分散投資が勧められ、そして機関投資家による分散投資が進められた結果、株主は会社が何をしているか、という業務内容について知らないどころか、どんな会社に投資しているのかさえ分からない、会社について全く関心を持たない株主になってしまっている。これで「会社は株主のものだ」といえるのだろうか。

-------------引用終了-------------------------------


この指摘には考えさせられました。私自身、インデックスファンドをメインに分散投資をしているわけですが、個々の企業には全く関心がありません。これは分散投資がもたらす問題点の一つなのかもしれませんね。
この問題に関して、私はどういう風に考えてるかということですが・・・



別にいいんじゃないの?



と思っています。こんなことを書くと、また反論される方が大勢おられるとは思うのですが、私自身はそんな風に考えているのだから仕方がありません。
私は、「理論・理屈としての株」と「個人の資産運用の手段としての株」とは明確に区別すべきだ、と考えています。株を所有するということは、理屈の上では企業のオーナーの一人になるということになるのでしょうけど、大株主や機関投資家などとは異なり、しょせんは資金力に乏しい個人投資家が「オレは企業のオーナーの一人なのだ」などと考えてみたところでむなしいだけだという気がします。

現実問題として、株式市場は実質的に単なるカジノと化しているようにしか見えません。個別企業の事業内容・業務内容を詳しく知り、様々な分析をしてみたところで、さほどの意味があるのかがそもそも疑問です。現実の株価は、単なる投資家心理を反映して動くことの方が多いでしょうし・・。


「資産運用の手段としての株」という視点でとらえる限りにおいては分散投資が合理的なわけですから、投資家がどんな企業に投資しているか全く知らなくなってしまうのもまた仕方がないのではないかと思っています。もっとも、このことが結果的に「株式市場を非効率化」することにつながり、逆にインデックス投資ではない、アクティブ投資の優位性が高まってくる可能性もありそうですけど・・・。


・・・とはいうものの、私にはまた別の考え方が頭の中をよぎっています。
この本の著者は前書きの中でこう述べておられます。



-------------引用開始-------------------------------

書店の店頭には、『株で儲ける方法』などといったような題の本が並んでいるが、株式投資をする前に、株式市場の仕組みと、その実態を知っておくことが必要ではないか。
大学はもちろん、高校や中学で投資教育をする前に、株とは何か、株式会社とは何か、ということを教えることが必要ではないか。

-------------引用終了-------------------------------



先ほど私が書いたことと矛盾するようですが、「まさにその通りだ」と思っています。やはり、実際に株式投資をする前に、株というものについての一定の知識は持っておくのが当然ではないか、という気がしているのです。たとえ、現実の株式市場が単なるギャンブルだとしても、そして決して教科書通りではないとしても、それでもなお「株とは何か」ということについて知っておいて損はないでしょうし、その上で「実際の株を巡る状況は教科書とはどう違うのか」ということをきちんと理解しておくべきだと思うのです。
翻って、本屋さんに並んでいる株式投資本を見ると、書いてあるのは「儲け方」ばかりで、「より基礎的な株の知識」について書いてあるものはほとんどないことにあらためて気付かされます。


何事においても、理論と実践とは違うことが多いものです。しかし、だからといって理論がどうでもいいということにはなりません。それと同様に、実際の投資はインデックスファンドをメインにポートフォリオを組みつつも、「株式投資の原点」を決して忘れてはならないと思います。そのためには、「株とはそもそも何か?」「株式会社とはどういうものか?」ということをしっかりと勉強し理解しておく必要があると思うわけです。


-------------------------------


最後にお知らせです。ゴールデンウィーク期間中はブログの更新は休む予定ですのでご了承下さい m(_ _)m
次回更新は、ゴールデンウィーク明けになる予定です。


スポンサーサイト

テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

戦略なくして戦術なし
私の投資は、いつも書いているように基本的に「ほったらかし投資」です。重点を置いているのは、アセット・アロケーション(資産配分)だけです。私の投資戦略は、あくまでもアセット・アロケーション(資産配分)をどうするか。ただそれだけ。前にも書いたと思いますが、投資成績の80%程度まではアセット・アロケーションによって決まるといわれているそうなので、それを「戦略」としているわけです。

その戦略に基づき、ポートフォリオを構築すべく、少しずつバランスよく投資資金を投入してきました。投資対象を「具体的にどの投資対象を買うか」「いかに安く買うか」ということももちろん考えますが、それはあくまでも戦術レベルの話です。

「戦略」と「戦術」の違いについて書いておくと

戦略・・・より大局的・長期的なもの
戦術・・・具体的・実際的なもの

ということです。例えは悪いかもしれませんが、戦争で言うならば・・・

戦略・・・国家全体あるいは戦場全体レベルでの作戦
戦術・・・個別の戦場(局地戦)での作戦・戦い方

・・・という感じでしょうか。


全体の作戦としての戦略がしっかりしていなければ、個々の戦場での戦術など無意味です。投資における戦略はアセット・アロケーション。それに対して、戦術というのは「どの投資対象(銘柄)を」「いかに安く買うか(売るか)」ということですね。戦略レベルでの失敗を戦術レベルで補うことはまず不可能でしょう(戦いにたとえると、国全体としての戦略が間違っていれば、少数の精鋭部隊がいても国家レベルでは勝つことはできないのと同じ。精鋭部隊の戦術をいかに有効活用するかを決めるのが戦略ということになりますね)。


まとめてみると、投資に対する戦略・戦術というのはだいたい以下のようなものになるでしょう。ここでも戦いに例えてみます。

--------------------------------------------

戦略・・・国力、すなわち手持ち資金・総資産の確認・現状分析。そもそも戦い(投資)が可能なのか?勝算(利益の出せる見込み)はあるのか?どれだけの兵力(投資資金)を出せるか?どのように兵力を展開(資産配分)するか?予備兵力(予備資金)はどの程度用意できるか?状況が不利になったら(市場が暴落したら)どうするのか?

戦術・・・具体的にどのように兵力(投資資金)を運用するか?(具体的に投資対象・銘柄を買うか?どのように買い進めるか?いかに安く買うか?いかに高く売るか?)

--------------------------------------------

よく、株式投資の本などで、「株というのは、9勝1敗でもトータルで損をすることがある」と言う言葉を見かけることがありますが、こういうのは、戦術レベルでの話をしているに過ぎないと思います。戦略レベルでしっかりした作戦を立てていれば、戦術レベルでの多少の失敗を補うことは十分に可能であると思うからです。
・・・もっとも、「9勝1敗でも・・・」などという表現を好んで使う投資本というのは、その大半が株の個別銘柄投資であり、それも大抵の場合は日本株式のみを対象としているのが大半。他の資産クラスを一切考慮せず、その上、日本のみに限定するというのはそもそも戦略レベルで大きな間違いを犯していると言っても過言ではないという気がします。


「戦略なくして戦術なし」


投資する上で、この言葉を忘れてはならないと思います。私の場合、戦略的視点で、あらゆる事態を想定した対処方法をあらかじめ考えてあるからこそ、ほったからし投資をしているに過ぎないのですから・・・。





テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

高すぎる運用利回りにこそ注意が必要
日々お金を運用していて、いつも思うことがあります。それは「あまりにも運用利回りが高すぎるときには警戒してしかるべきである」ということです。どういうことかというと、あまりにも運用利回りが高い状態というのは、もしかしたらそれはバブルかもしれないからです。


歴史を振り返ると、大暴落の前には必ず大暴騰があると言っても過言ではないでしょう。「暴騰と暴落は常にワンセット」と考えても差し支えないかもしれません。私はいつも思うのですが、暴騰と暴落というのは意地悪な双子の兄弟(あるいは姉妹)のようなものではないか、とつくづく思います。最初に「暴騰」がやってきて、投資家を有頂天にさせ、その後、双子のもう一人「暴落」がやってきて投資家を地獄に叩き落とす、というイメージです。



だからこそ、あまりに運用利回りが高いときには注意すべきだと思うわけです。



損失であれば、誰でも注意を払うことでしょう。しかし利益に関しては無頓着になりがちだと思います。人が投資をするのは利益を上げるためであり、儲かる分には多ければ多いほどいいのですからどうしてもそうなってしまいます。
私自身は、運用利回りが高いときには決して無理をしないようにしてきました。具体的には、追加投資金額を抑え、暴落時に買い増しできるように貯金に重点を置くようにしたきたのです。

株価や基準価額などというものは、上がったり下がったりしているわけですから、価格が上昇すればするほど下落の可能性も高まると考えています。特に、「何年何ヶ月ぶりの高値」とか「史上最高値更新」などというニュースが流れるときはなおさらそう感じてしまいます。その状況下では「買うから上がる。上がるから買う」という買いが買いを呼ぶ展開になっていることが多いと思います。
・・・で、結局最後に損をするのは、上昇局面の最後の方で買った投資家というわけですね。もっとも、そういう投資家が最も一般的なんでしょうけど(^^;)



バブル経済に関する本を何冊か読んだ経験上からすると、バブルかどうかということを事前に知る術はない、というのが私の出した結論でした。バブルというのは崩壊してからこそ「あれはバブルだった」ということがわかるわけで、バブル経済の最中にその判断を下すことは極めて困難なことなのだとつくづく思いました。「これはバブルではない。なぜならば・・・」などと主張する人が増えれば増えるほどむしろ危ないと思うのです。



私自身、これまでもそうだったように、今後もあまりにも高すぎる運用利回りには細心の注意を払いつつお金を運用していきたいと思っています。



週刊ダイヤモンドの2006年人気ランキングにみる世間の興味と関心
先日、ダイヤモンド社から週刊ダイヤモンドの宣伝のダイレクトメールがきました。週刊ダイヤモンドは、以前に定期購読していたことがあるので、時折こうしたダイレクトメールが送られてくるのです。

さて、今日の記事のネタは、そのダイレクトメールの内容です。2006年の週刊ダイヤモンドの書店・駅売店における販売数を元にした2006年人気度ランキングというのが載っていたのです。要するに、売れた順にランキングにしているわけですね。
では、1位から10位までを順に書いていきます。

特集のタイトルおよび号数を列挙します。

1位:一部・二部・新興市場3000社の株価診断(2006年2月11日号)
2位:給料全比較 職種別・会社別・年齢別・国内外別(2006年9月16日号)
3位:投信の罠  銀行・証券・郵便局の言いなりになるな!(2006年12月2日号)
4位:10年後の大企業  厳選450社(2006年1月14日号)
5位:全解剖 上流社会下流社会(2006年1月28日号)
6位:丸ごと一冊 総予測2007(2006年12月30日・2007年1月7日合併号)
7位:丸ごと一冊 「話し方」入門(2006年8月12日・19日合併号)
8位:医療保険に気をつけろ!(2006年12月9日号)
9位:父親にも選んでほしい息子・娘を入れたい学校(2006年4月15日号)
10位:徹底指南 「お金」入門(2006年10月28日号)


全体として、個人のお金に関する特集を組んでいる号が目立ちます。株価診断・給料比較・投信の罠・医療保険・お金入門といった内容です。3位に入っている「投信の罠」については、毎月分配型投信をはじめとする各種投信の落とし穴について明確に述べられていて、経済誌にしてはずいぶん思い切った内容の特集記事でした。個人ブログでもこの号を元にした記事を書いておられた方が大勢おられたのを思い出します。さすがに、雑誌自体の売れ行きも好調だったようです。

ところで、今回のランキングは私にとってはけっこう意外な結果ではありました。というのは、私のイメージとして、こうした経済誌を読むのは、どちらかというと、企業の動き・業界動向など、ビジネス面での知識を仕入れるために読む人が多いと思っていたのですが、ランキングを見る限りでは、むしろ個人的なお金に関する特集記事がよく売れているように思えるからです。


より身近な内容の記事の方が読者にとっての受けがよいということなのでしょう。


ちなみに、第13位に、『丸ごと一冊「運用」入門』というのも入っていています。

「企業・業界動向よりも、まずは自分のお金」ということなのでしょうね(^^)




個別銘柄投資に積極的になれない理由 [企業分析編]
私自身は、いわゆる個別銘柄投資に対してはどうしても前向きになれません。その理由は簡単です。それは・・・


企業分析がめんどくさいから。


以上。終わり。

・・・と、これで終わってしまってはさっぱりなので、もっと別の視点から見てみましょう(^^;)


個別銘柄の投資判断をする際に、一般的にもっとも重視するのは企業が公表している財務諸表だと思うのですが、果たしてこれだけで本当に投資判断の役に立つのかどうなのか?と疑問に思ってしまうのです。


貸借対照表や損益計算書というのはいわば企業の成績表だと考えられます。一年間会社を経営してきて、その結果が決算書に現れていると考えて問題ないでしょう。
そこで考えてしまうのは、果たして企業の現在の価値・あるいは将来価値を判断する上で、数字だけで全てがわかるのか?という疑問です。私自身、日々会社で仕事をしていてつくづく思うことなのですが、「数字には表れていない部分もまた、数字と同じくらいに重要ではないのか」ということです。例えば会社の雰囲気・社風、あるいは従業員の意欲・能力・ポテンシャルといったものです。また、表面化していないだけで会社が潜在的に抱えている問題点もあるのではないのか?ということも考えてしまいます(企業の不祥事などはまさにその代表的なものではないでしょうか?)。


経済誌などを読んでいると、「史上最高の利益を上げているのに危機感を持っている経営者」といった話も出てきます。こうしたことは、実際に企業内でビジネスの第一線にいてこそ感じ取れることなのでしょう。こうした経営者の場合、恐らく「数字には現れていない部分」を見ているのではないかと思われます。


私自身も、中小企業とはいうものの、民間企業で利益を上げるために働いているわけですが、会社の業績がよくなっても単純には喜べないという心境というのは非常によくわかります。たとえ数字の上では高い実績が出ていたとしても、それは「微妙なバランスの上に立った上での好業績に過ぎない」と感じることは決して少なくありません。経営者自身にすら見えていない問題点だって多々あるはずです。特に、数字でしか物事を見ず、現場で起きていることを直視しようとしない経営者ほど、潜在的に抱えている問題点に気付かない傾向が強いように思えます。


翻って、個別企業の分析をしている投資家はどうでしょうか?当然のことながら、投資家には現場の第一線のことは全く見えていない部分の方がはるかに多いはずです。所詮は、決算書という数字、外部からしか企業分析できないわけですから・・・。もちろん、外部から客観的に物事を見ることには大きなメリットもあります。しかし、一般の個人投資家が手に入れられる情報ではどう考えても不十分ではないかと思ってしまうのです。


・・・いろいろと書いてきましたが、私としては、数字は非常に大切だが数字以外の部分もまた大切である、と思うわけで、投資判断をするには財務諸表だけでは企業価値を判断するには不十分過ぎるのではないか?と思ってしまうわけですね・・・。

--------------------------------------

最後に一言。企業分析をする上においても、「企業は人なり」という言葉を決して忘れてはならないと思います。企業は決して単なる数字の塊ではありません。企業というものが「人・モノ・金」で構成されていると考えるならば、その中心にあるのは、やはり「人」なのだと思います。


--------------------------------------

これは余談ですが、数字以外の部分もまた大切、というのは家計でも同じだと思いますね。数字のみをもって家計判断をするのもまた、非常に問題があると思うからです。これについてはまたそのうち書くことがあるかもしれません。





預貯金比率が高いワケ
今日は、預貯金比率について書きます。私自身は、生活防衛資金と投資予備資金を含めた預貯金(※純然たる預貯金以外に、MRFなど預貯金に準ずる金融資産を含む)をかなり多めに確保するようにしています。これは、「総資産の何%」というわけではなく、「手取り年収の何年分」という考え方を採用しています。具体的には、現状で「手取り年収の約2年半分」を預貯金で保持しています。

投資関連本を見ると、無リスク資産の預貯金の金額としてはいくつかのパターンがあります。一番よくあるのは「生活費の3ヶ月分」というものです。次によく見かけるのは、木村剛氏の「投資戦略の発想法」の中に書いてあるもので、「生活費の2年分」というものです。
私自身は、預貯金にそれ以上の金額を確保しているわけですから、明らかに多すぎるというのは間違いない事実です。ちなみに、私が理想としている生活防衛資金は「手取り年収の3年分」というものですが、いろいろと迷うところもあり、現在は若干の投資予備資金を含めて、手取り年収の2年半分という水準になっています。


さて、この「あまりに多すぎる預貯金比率」についてですが、私はこれでもなお多すぎるとは考えていません。なぜかというと、預貯金比率が高いことには多くのメリットがあると感じているからです。それは例えば以下のようなものです。


--------------------------------

(1)人生の不測の事態にも耐えられる

人生というものは何が起こるか分かりません。仕事を失うこともあれば、病気で一時的に働けなくなることだってあり得ます。実際、私はその両方を経験しています。失業については以前の記事にも何度か書いてきました。病気に関しては、前にちょっとだけ書きましたが、以前に眼病疾患でドクターストップが出て数ヶ月間にわたって仕事を休んだことがあり、そのときの経験上、預貯金の金額はそれなりの額を用意しておいた方がいいと思っているのです。

--------------------------------

(2)暴落時など、割安だと考えられるときの追加投資が可能

私の場合、暴落時などの「株式市場のバーゲンセール」の時に買い出動することが多いのですが、そのときに十分な資金がないと買い増しすることができません。その意味で、常に余分な投資余力を持っておくことには非常に重要な意味があると考えています。

--------------------------------

(3)精神的な余裕が持てる

預貯金をたっぷりと確保しておくことの意味でもっとも大きいのが、この「精神的余裕が持てる」という部分です。暴落時などに全く動揺しないで済むのも、預貯金をたっぷりと確保しているがゆえんです。運用利回りがいかに低下しようとも、「豊富なキャッシュ」というバックボーンがあるので、日常生活に何ら影響を与えることがありません。

--------------------------------

・・・結局、預貯金をたっぷりと持つことの意味は、「精神的余裕を持つため」というところに行き着きます。それだけ気持ちに余裕が持てるということは非常に重要だと考えているのです。こうした考えは、必ずしも合理的ではないかもしれません。しかし、たとえ不合理だと言われても、私は豊富な預貯金を持ち続けることを継続することになるでしょう。私にとって、投資における大きな精神的支えの一つは、この豊富な預貯金にこそあるのですから・・・。




テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

世界同時株安の時に考えたこと。「もし、私が金融商品の売り手側だったとしたら・・・?」
この前、世界同時株安という状況になったわけですが、「金融商品の売り手側は、世界同時株安をどうとらえるか?」ということについて考えてみました。
例えば、もし私が金融商品の売り手側だったとしたら・・・



世界同時株安という状況を金融商品のセールスに最大限に利用することになるだろう



と思います。例えばこんな感じ。

-------(以下、架空のセールストーク)-------------------------------------

これを読んでいる皆さんの中にはすでに投資をなさっている方もおられると思いますが、皆さんの中には世界同時株安で大損をしてしまった、という人も少なからずおられるのではないでしょうか?
コストの安いインデックスファンドを中心に国際分散投資をしているという堅実な方もおられるでしょうが、先の世界同時株安では分散投資をしているにもかかわらず、その恩恵をさほど受けられなかったと感じている方も多いのではないかと思います。いかに分散投資をしていたとしても、単なるバイ&ホールド戦略だけでは市場全体の下落の際には何の力も持ち得ません。

そこでご紹介したいのは、絶対リターンを追求する当社の○○ファンドです。当社のファンドは、高度な金融工学の手法を駆使して市場全体の上昇・下落に関わらずリターンを上げる、「絶対リターン」追求型のファンドです。こうしたファンドは従来であればごく一部の富裕層のみしか投資することができませんでしたが、このたび小口からの投資が可能となりました・・・・・・(以下省略)

-------(架空のセールストーク終了)-------------------------------------



だいたいセールストークとしてはこんな感じになるでしょう。世界同時株安という状況というのは、金融商品の売り手側にとっては顧客の投資離れへとつながるピンチにもなるでしょうけど、逆にチャンスにも成り得ます。

こうした金融商品の売り手側たちのセールストークというのは、市況が悪化したときには非常に素晴らしく見えることがあるかもしれません。しかし、インデックスファンドをメインとする投資家が思い出さなくてはならないのは、「そもそもなぜ自分はインデックスファンドに投資しているのか」ということではないでしょうか?

投資の歴史を振り返ると、様々な投資手法が生まれ、消えていきました。そして、その結果生まれてきた投資手法こそが「インデックスファンドで国際分散投資する」ことだったのではないでしょうか?インデックス投資は必ずしも「最良の投資」ではないかもしれません。しかし、少なくとも、「大半の投資手法よりはベターな投資」であったはずです。


市況の悪いときほど、自らの投資の原点を振り返る必要があるのではないか、と思います。これができるかどうかということもまた、投資家としての素養のうちではないでしょうか?


運用成績が一時的に悪化したからといって、安易に金融商品の売り手側のセールストークに乗らないようにする必要があると思うわけです。


テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

ロバート・キヨサキ氏のコラムを読んで考える「集中投資か分散投資か」という問題
Yahoo!Japanファイナンスの中に、ロバート・キヨサキ氏のコラムがあります。まずは、バックナンバー一覧へのリンクを貼っておきます。

ロバート・キヨサキ 金持ちがますます金持ちになる理由


さて、この中にロバート・キヨサキ氏が分散投資と集中投資について書いている記事があります。今日はこれを元に記事を書きます。


第6回 分散投資か集中投資か、それが問題だ

第21回 なぜ投資信託はお粗末な長期投資なのか

まずは、上記二つのコラムから内容を一部だけ引用しますが、全文を読んでおいて下さい。


第6回 分散投資か集中投資か、それが問題だ  より引用

-------------引用開始-------------------------------

 世界で最も偉大な投資家の1人であるウォーレン・バフェットはこう言っている。「分散投資は無知に対する防衛策だ。自分のやっていることがわかっている人にはほとんど意味がない」。


(中略)


世界の最も偉大な投資家は分散投資をしないことに決めているのに、なぜファイナンシャル・アドバイザーは分散投資を勧めるのだろうか。この問いにはふたつの答えがあると思う。

1.積極的投資と消極的投資。積極的な投資家と消極的な投資家がいる。ウォーレン・バフェットは積極的な投資家だ。ほとんどの人はそうではない。積極的な投資家は集中すべきだ。消極的な投資家は分散化すべきだ。

2.リスク。他に比べてリスクの高い投資商品がある。株式、債券、投資信託、不動産投資信託(REIT)は非常にリスクの高い投資なので、そのような商品に投資するときは分散化すべきだ。ウォーレン・バフェットのようにビジネスに投資するとき、あるいは私のように不動産に投資するときは、集中すべきだ。


-------------引用終了-------------------------------

さらに引用します。以下、第21回 なぜ投資信託はお粗末な長期投資なのか  より引用

-------------引用開始-------------------------------

あなたが「消極的な」投資家ならば、インデックス・ファンドへの投資を考えたほうがよいかもしれない。これは、ボーグルの会社バンガードの専門分野だ(これだけではないが)。簡単に言うと、インデックス・ファンドは(投資信託よりも)手数料が安く、それだけ投資家がより大きな利益を上げるチャンスがある。結局、この利益こそが投資の目的だったはずだ。


-------------引用終了-------------------------------


・・・さて、ここからが本題です。
このロバート・キヨサキ氏のコラムの内容は私にとってはけっこう意外なことではありました。なぜかというと、ロバート・キヨサキ氏は、その著書の中で、分散投資を否定する文章が多かったように記憶しているからです。もちろん、上記コラムでも分散投資よりも集中投資を持ち上げてはいるのですが、株式・債券・投資信託・不動産投資信託(REIT)といった「リスクの高い投資商品」に投資する際には分散投資を勧めているようです。また、インデックスファンドに関しても、一応はそのその存在意義を認めざるを得ないという表現になっているように思えます。


集中投資か分散投資かという問題を考えるとき、「その投資対象が何か」ということによって集中するのか分散するのかを決めるのは非常に合理的なことだと思います。その点ではロバート・キヨサキ氏の意見に大賛成です。

例えば、起業家の場合、自分の始めようとしているビジネスに100%集中投資するということは非常に合理的だと思います。起業家は、自分自身の行おうとしている事業を自らの意思でコントロールすることが可能なはずだからです(もしそれができなければ、会社の経営などおぼつかないことでしょう)。
一方、株式投資の場合、資金力に乏しい一般投資家レベルでは自分が投資している企業の経営に口出しすることは事実上不可能。せいぜい会社が公表している財務諸表を見て業績を分析したり、株価の変化に対してどう対応するかを決めるのが関の山。株価を決定する最大要因である企業経営に参加することはどうあがいてもできませんし、経営方針や配当などに関してケチをつけることも事実上できません(もちろん、機関投資家並みの大株主になれば話は別ですが、これはどう考えても現実的ではないでしょう)。


結局、株式投資においてなぜ分散投資がベストだといわざるを得ないのかというと、一般投資家では株価や配当の決定に最も重要な要素となる経営そのものには全く参加できないのが現実で、その意味では、自分が投資している会社が儲かるか損をするかは全て「人まかせ」になってしまっているからだと思います。突き詰めて考えれば、投資家が儲かるかどうかは「自分が直接会ったこともない赤の他人である経営者」にゆだねなければならず、もしその経営者が何かへまをすれば投資家自身も大損してしまいます。また、会社の業績とは無関係に投資家心理だけで株価が大きく変動することも日常茶飯事。これは非常に大きなリスクだと考えられます。こんな状況で、集中投資するのは自殺行為だとしか思えません。
(もちろん、仮に自分自身が経営に関与できたとしても、それがプラスに働くとは限りませんが、少なくとも「投資先企業に対して何らかの働きかけができる」というのは、一般の少数株主に比べれば非常に有利に働くのではないでしょうか?)


---------------------------------------

さて、ロバート・キヨサキ氏の言う「積極的な投資家と消極的な投資家」という話ですが、私としては、残念ながら「積極的な投資家」にはなれそうもありません(-_-)
よって、「消極的な投資家」である私の場合、分散投資が合理的ということになりそうです(^^)





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。