検索サイトとしてのGoogleは非常に便利なものです。なにかわからないことがあれば、Googleのサイトですぐに調べることが可能なのですから。あまりにも便利なので、「わからないこと、知りたいことはGoogleで検索すればいい」という風潮も見受けられます。しかしながら、私は、そういう風潮に対して、一種の危うさを感じています。 私が懸念するのは・・・
(1)Googleの検索結果は常に適切だと言えるのか? (2)また、Googleを使うかどうかという以前の問題として、「知りたいことがあればインターネットで検索すればいい」というのは、あまりにも安易すぎるのではないか?
ということです。
まず、(1)に関してですが・・・
Google八分という言葉があります。
「グーグル八分」(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
上記サイトより引用します。
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グーグル八分(グーグルはちぶ)とは、グーグルの基準に該当するページが、グーグルのデータベースから除かれ、グーグルで検索しても内容が表示されない状態になることを村八分になぞらえて呼ぶ言葉である。 グーグルの検閲行為とも言われる。英語では "Censorship by Google" あるいは "Google Censorship"と呼ばれるが、こちらは各国政府の要請による検閲や、グーグルマップ上の特定の衛星写真の改変を含むより広い概念である。
(中略)
グーグル八分のような、外国の私企業による情報の制限について危機感を持つ人々もいる。
日本においては2007年10月にCEATEC会場で、タレントの眞鍋かをりが経済産業省の研究会から生まれた産学連携プロジェクト「情報大航海プロジェクト」のブースにおいて、Googleの検索結果から特定のWebサイトが表示されなくなる「Google八分」を紹介するビデオが繰り返し流され、「検索結果が海外の特定企業に決められることがどれだけ怖いか分かるだろうか」と訴えた。 同プロジェクトでは50億円をかけて日本発の次世代検索技術を研究・開発し、Googleなど米国企業に独占されている状況を打開したいという。
同様にフランスにおいては同様のプロジェクト「Quaero」(クエロ)が進められている。
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こうした問題は、検索サイトとしてのGoogleがあまりに強くなりすぎたがゆえに起きてきた問題だと言えそうですが、決して無視できない、非常に大きな問題点だと言えるのではないでしょうか。
Googleを使う人にとって、Googleの検索結果に表示されないサイトというのは、事実上存在しないのと同じだと言っても過言ではないと思います。また、仮に検索対象になっていても、上位に表示されなければ、やはり存在を無視される可能性が高くなります。
私が懸念するのは、上記Wikipedia内にも書かれているように、「検索結果が海外の特定企業に決められること」の怖さです。そしてまた、そもそもインターネット上の情報というのは質のばらつきが非常に大きいという問題点もあります。質の高い情報と、質の低い情報の差が非常に激しいということです。
Googleでの検索結果の上位に表示されるサイトというのは、おおむね質の高い情報だと推測されますが、それが絶対とは言えません。検索内容によっては、必ずしも適切な検索結果が表示されるとは限りません(そもそも、自分の求める内容に沿うような、質の高い情報が掲載されているサイトがインターネット上のどこにも存在しない可能性もあり得ます)。
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(ここから先は、Googleの話題からは外れます。Googleに限らず、インターネット全体の話です)
次に、(2)の「知りたいことがあればインターネットで検索すればそれでいいというのはあまりにも安易すぎるのではないか?」ということに関してですが、問題なのは、「わからないことはインターネットでちょこちょこと調べて、それで物事が全て分かったような気になってしまうこと」なのです。
私自身、かなりの活字中毒なので、これまでに様々なジャンルの本を読んできましたが、その経験からいうと、体系的な知識を身につけるには、やはり本にはかなわないという気がします。そもそも、パソコンの画面というのは、長文の文章を読むには適切な媒体とは思えません。実際、ネット上の文章・情報というのは、大抵の場合、短くコンパクトな文章にまとめられているものが大半だという気がします(ニュースサイトなどはその典型でしょうか。新聞などと比較すると、情報量は圧倒的に少ないです。これは有料で販売されている新聞と無料で読めるニュースサイトの違いという要因が非常に大きいにしても、パソコン上で読みやすくするために短くまとめてあるという部分もあると思います)。
そんなわけで、「インターネット上の情報は、書籍を補完することはできるが、本を完全に置き換えることは難しい」と思うのです。
商業出版されている本にも、内容に問題のあるものも多々ありますが、それでも本の場合には、インターネット上のサイトとは異なり、誰でも簡単に出版できるというものではないので、少なくともその点に関してはインターネットより優れているのでないかと思います。
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・・・とはいうものの、逆もまた同様で、インターネットが書籍では補えない部分をカバーしているのもまた事実です。インターネットのフリー百科事典であるWikipediaなどは非常に便利ですし、また個人のブログであっても非常に質の高い文章を書いているケースは多数あります。その一方、特に個人ブログ・個人サイトに関しては、間違った記述(あるいは、不適切な、問題のある記述)が見受けられることも数多くあると思います。 オンライン百科事典のWikipediaにしても、先日、こんなニュースがありました。
「死ね」6万7000回 ウィキペディアで異常「荒らし」(J-CASTニュース)
上記J-CASTニュースより引用します。
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「死ね」6万7000回 ウィキペディアで異常「荒らし」
事件が起きると「荒れる」ことも多いウェブ上の百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」だが、人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の主演声優の項目が荒らされた。項目が「死ね」という言葉で埋め尽くされるという異常な荒らされ方で、ネット上は「これはひどい」「こわい」と言った声が相次いでいる。
荒らされたのは声優平野綾さんの項目
「死ね」の羅列に「怖い」との声が相次いでいる ウィキペディアは誰でも編集できるため、不正確な内容が記載され、トラブルに発展することも少なくない。例えば、J-CASTニュースでも2006年11月に「ウィキペディア編集方針 西和彦がモーレツ批判」という記事で報じたように、アスキー創業者の西和彦氏が、自らについて書かれた内容に反発、ウィキペディアユーザーとバトルを繰り広げた。アルファブロガーとして知られる経済学者の池田信夫氏も06年12月、ブログに「2ちゃんねる化するウィキペディア」というタイトルの記事を書き、ウィキペディアの質の低さを指摘した。それ以外にも、事件が報道されると、関連項目を編集しようとするユーザーが殺到する「編集合戦」で「荒れる」という事態も、しばしば発生する。
このようにウィキペディアが「荒れる」ということ自体は珍しくないが、「異様な荒れ方」をしたページが、ちょっとした話題になっているのだ。
荒らされたのは、人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で涼宮ハルヒを演じた、声優の平野綾さんの項目。平野さんの経歴や、出演作品が列挙されるという、ウィキペディアの項目としては、いたって普通の内容だ。異変が起こったのは08年2月15日。歌がヒットしたことを紹介した文面に、突然「死ね死ね死ね」と大量に書き込まれたのだ。「死ね」の回数を数えてみたところ、6万7000以上。これだけでも非常に恐ろしい印象をユーザーに与えるが、書き込まれている文字数があまりにも多いため、ブラウザが重くなるという現象も発生。J-CASTニュース編集部のPCでも、数十秒にわたってブラウザが固まるという状況に陥った。
「本当に怖かった」「これはひどい」 「荒らし」の書き込み自体は、書き込みのわずか3分後に削除されたが、変更履歴は残るため、わざわざ変更履歴を見るネットユーザーもおり、
「本当に怖かった」 「これはひどい」 「書いてある内容は知ってたのにゾクッ!と来た」 といった声もあがった。
情報サイト「にゅーあきばどっとこむ」でも、この話題を取り上げ、
「執念を感じる恐ろしさがあった」 と評した上で、アクセスするとブラウザが重くなることにふれ、
「できれば見ない方がいいだろう」 と忠告している。
現在は、平野さんの項目はユーザー登録しないと書き込みができない「半保護」という設定になっている。
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これもまた、誰もが参加できるインターネットならではの事件だと言えそうです。
そんなわけで、私の結論としては・・・
体系的に深い知識を学ぶにはインターネットよりも本の方が向いていると思える。しかし、インターネットは、本ではカバーできていない部分を補っているのも事実。よって、インターネットと本とはお互いに補完し合う関係にあると言える。「インターネットか本か」という二者択一の構図ではなく、双方のメリット・デメリットを理解した上で、利用することが大切である
ということになります。・・・まあ、当たり前といえば当たり前の結論ではありますが、最近の傾向として、どうもインターネットをあまりにも過大評価し過ぎているように思えるので、ちょっと記事として書いてみたかっただけの話です。
最後に一言。
インターネットの利用に関しては、「嘘を嘘と見抜ける人でないと、難しい」という言葉もあります。(確か、2ちゃんねるの管理人のひろゆき氏の言葉だったでしょうか?) これは素晴らしい名言だと思います。インターネットの利用者は、この言葉をよく肝に銘じておく必要があるでしょう。
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今回は投資とは全く無関係の話題ではあるのですが、投資に関する勉強もネット上だけでは限度があると考えているので、こうした記事を書いてみた次第です。投資に関する書籍を読んだ上で、プラスアルファとしてインターネットで補完的に知識を得るようにするのが一番ではないかと思っています。インターネット上でも投資にまつわる質の高い情報はたくさんあるのですが、体系的にまとめられていて、なおかつ十分なボリュームのあるサイトというのは意外と少ないと思うので。 テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー
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