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1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
なお、当ブログの更新は原則として不定期です(月に数回程度の更新になると思います)。

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半年前のアブラハム・プライベートバンク社の広告がどうみても誇大広告である件
先日、日経ビジネスのバックナンバーを図書館で読み漁っているときに、アブラハム・プライベートバンク社の広告はやっぱり誇大広告だったという認識を強くした広告を見つけました。日経ビジネス 2012年9月24日号の広告記事より引用します。


日経ビジネス 2012年9月24日号 p.72-p.73より引用
-------------引用開始-------------------------------
 アブラハム・プライベートバンクの積立のコンセプトは、「年率10%以上の複利運用を30年間続けて1億円つくる」こと。個人では問い合わせすら難しいような海外トップクラスのヘッジファンドなど顧客のリクエストに沿った商品をセレクト、投資家側は自宅に居ながら海外ファンドに直接積立を始めることができる。
 仮に毎月5万円、年10%で運用できたとすれば、30年後には1億円になる。
-------------引用終了-------------------------------


約半年ほど前の古いものですが、この当時の広告には、「アブラハム・プライベートバンクの積立のコンセプトは、『年率10%以上の複利運用を30年間続けて1億円つくる』こと」とはっきりと書かれています。これはすごい文章です。「実際の投資とは異なる」というような文章も見当たりません。

アブラハム社は、少し前の広告では、確信犯的にこうした宣伝文句を使っていたことがわかります。一応、リスクについては、ページの隅の方に小さな字で「※投資助言により紹介する金融商品の中には元本欠損が生じるおそれがあります」(原文ママ)との一文はありますが、リスク説明はこの文章だけ。ちなみに、この広告記事には「複利運用の効果」というグラフがあるのですが、これは「いつかはゆかし」のシミュレーションとほぼ同じで、単なる複利計算をしたもの。
なお、この当時の広告には「いつかはゆかし」という名称はなく、時期的に考えて「いつかはゆかし」という名称がつく前のものと考えられます。これもあくまでも推測に過ぎませんが、恐らくこの広告ではさすがにまずいということで、実際の投資とは異なる旨の文章を付け加えて若干作り替えたのが、今現在の「いつかはゆかし」の公式サイト・公式ブログではないかと思われます。

さて、アブラハム・プライベートバンク社の「いつかはゆかし」関連のネット上での騒動をみてきての最終的な結論は、「一般の人には知られていない高いリターンの得られる投資方法があります」という類の広告をしている金融商品や投資関連サービスを購入したり、利用するべきではないということです。

もしかしたら、実際に長期に渡って高いリターンを弾き出しているファンドがあるのかもしれませんし、そういうファンドの存在そのものまで否定しようとは思いません。しかし、仮にそういうものがあったとしても、不特定多数のゴミ投資家レベルの一般個人投資家から投資を募るというのは、やはり考えにくいと思います。もし本当に、ローリスクでハイリターンを得る方法があるのなら、そんな情報をわざわざ他人に教えるわけがありません。そんな素晴らしい投資案件であれば、それを公開するよりも、自分自身が儲ける方がよほど合理的だと思うからです。また、それ以前の問題として、理屈的に、ローリスク・ハイリターンの金融商品など存在しないと考えるのが妥当だと思います。

不透明・誇大広告紛いの宣伝をしている投資関連サービスや金融商品には注意が必要です。規約にある秘密保持契約にしても、もしかすると、自社の都合の悪い情報が外部に漏れないために使われるのではないかという懸念もあります。いずれにせよ、いかにも有利・確実に資産形成ができるかのような広告をする会社のサービスは決して利用するべきではないと思います。
世の中には、インデックスファンドやETFのような優れた金融商品があります。投資判断に必要な情報は最初から全て公開されています。決して派手さはありませんし、それなりのリスクは伴いますが、投資をするならこうした商品の方がよほどいいというものです。



さて、そのアブラハム・プライベートバンク社ですが、山本一郎氏のブログによると、色々とやばそうな内容が書かれています(以下ははてなブックマークへのリンク)。


はてなブックマーク:【続】「いつかはゆかし」@アブラハム社と高岡壮一郎さんに対する公開質問状その2: やまもといちろうBLOG


一言でまとめると、「脱税&粉飾の疑いあり」ということのようです。私には、ここに書かれている内容の真偽のほどはわかりません。とりあえずは、今後の推移を見守りたいところではあります。


さて、一方、こんな記事も。


「いつかはゆかし」一大疑獄からの逆転の秘策(ドウデモイイコト。)

うむ。いつもながら面白い。アブラハム・プライベートバンク社の騒動は、今後も目が離せそうにありません。




関連記事:
海外ヘッジファンド投資についての個人的見解
「いつかはゆかし」の宣伝方法に対する素朴な疑問
「いつかはゆかし」の問題点はその不透明さと説明の不十分さにあると思う
「いつかはゆかし」のアブラハム社のアフィリエイト広告に関する雑感


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「いつかはゆかし」のアブラハム社のアフィリエイト広告に関する雑感
今回の記事は、アブラハム・プライベートバンク株式会社及びアブラハム・グループ・ホールディングス株式会社(以下、まとめてアブラハム社と略します)についての余談です。

元ネタは、「いつかはゆかし」のアブラハム社を褒め殺しによって皮肉らせたら随一の実力を持ち、右に出るもののないブログ・・・おっと、いかん。間違えた。・・・アブラハム社を一貫して擁護し続けるほぼ唯一のブログ、「ドウデモイイコト。」の記事です。以下にリンクを貼っておきます。


「いつかはゆかし」擁護に現役FPブロガーが立ち上がった件(ドウデモイイコト。)


アブラハム「いつかはゆかし」よくある質問に虚偽記載の疑い(ドウデモイイコト。)


この記事は、「現役FPが『いつかはゆかし』を擁護している」という話と、「入会しないとアフィリエイトできないはずなのに、入会していない人が『いつかはゆかし』のアフィリエイトしているのはおかしいんじゃないの?」という話なのですが、この件について、個人的に一つ思い出したことがあるので、少し書いてみたいと思います。


今をさかのぼること3年ちょっと前、2009年12月の話ですが、私の元に、アブラハム・グループ・ホールディングス株式会社から一通のメールが届きました。内容の詳細は、アブラハム社関連のサイト内にある「ゆかしメディアネットワーク参加のご依頼」というpdfファイルで読むことができるのですが、現在は、マルウェア感染騒動により閲覧することができません。よって、リンクは貼らず、一部の引用のみに留めることとします。


ゆかしメディアネットワーク参加のご依頼
-------------引用開始-------------------------------
メリット2
:収益機会の提供
※希望されるパートナー様のみ
YMNパーツ上に表示される広告により、収益機会をもたらします。
パートナーの収益を最大化するために、最適な広告主を提供します。
提示した広告の中から、掲載
広告をお選びください。
(一流ラグジュアリーブランド、ホテル等も掲載予定)
※アブラハム・プライベートバンク株式会社の商品では100UU/日のサイトで6万円程度の成果実績があります
-------------引用終了-------------------------------


要するに、私のブログに、アブラハム社のバナー広告を貼って欲しいとの依頼でした。アブラハム社とは、数回にわたるメールのやりとりがあったのですが、当ブログでは、アフィリエイト広告の類を貼ることは一切認めないという方針に基づき、結果的にはお断りしましたが、アブラハム社のアフィリエイトの考え方として、以下の方針があるようです。上記pdfファイルより再度引用します。


-------------引用開始-------------------------------
パートナーサイトになるには


弊社よりオファーが届くまでお待ちください

パートナーサイトの一般公募はしておりません。
弊社担当者がサイトを拝見し、専門性、コンテンツの質、更新頻度等を確認
いたします。その上でパートナーとして協業したいと判断した場合にのみ、
ゆかしメディアよりオファーを申し出ております。
現在は投資家、経営者向けの専門性を有すサイトを中心にオファーを提示
しております。
-------------引用終了-------------------------------


これはつまり、アフィリエイトに関しては、「一般公募はしないが、アブラハム社が気に入ったサイトについては、アブラハム社からオファーを出し、アフィリエイトを認める」ということです。恐らく、私がメールを受け取った当時、これと同じオファーを受けた投資ブロガーも多いのではないではないかと推測されます。入会しないとアフィリエイトできないはずなのに、入会していない人がアフィリエイトしている人がいるというのはつまりこういうことなのでしょう(なお、私がメールを受け取った当時は「いつかはゆかし」はありませんでしたが、基本的な部分は今も変わらないのではないかと推測されます)。



それはいいとして、問題なのは、「いつかはゆかし」の宣伝をしている現役のFP(ファイナンシャルプランナー)がいることです。

これに関連すると思われるのが、「高配当ETFで戦略的インデックス投資日記高配当」に以下の記事。

アブラハム社サービス紹介の執筆依頼が届いたぞw(高配当ETFで戦略的インデックス投資日記)


よりにもよって、この投資ブロガーにメールを送ったのは確実にアブラハム社の送信間違いでしょうけど、問題はそこではありません。アブラハム社はファイナンシャルプランナーまで取り込んで、宣伝活動に力を入れているという点です。これは大変ゆゆしき事態ではあります。こんなことが行われているというのなら、ファイナンシャルプランナーという肩書きを持っているとか、専門家だからという理由だけで、そのアドバイスを信用するのは慎まなくてはならないかもしれません。「いつかはゆかし」を推奨するようなファイナンシャルプランナーというのはいささか問題があると思います。

念のために書いておくと、ファイナンシャルプランナーがブログでアフィリエイトをするべきでないとか、金融商品・サービスの宣伝活動をするべきではないというつもりはありません。商品の特性や顧客側のメリット・デメリットを理解した上で、それなりに優れた商品であれば、アフィリエイト・宣伝活動を行うことにも意義はあると思います。しかし、「いつかはゆかし」は入会しない限り詳しいことはわからず、詳細は秘密のベールに覆われている上、入会後も秘密保持契約があるため、詳細を第三者に話すことはできません(ハンサード社うんぬんの話はネット上で出ていますが、公式サイトで公開されていない以上、広告・宣伝でこの情報を一般に明かすことはできないものと思われます)。商品・サービスの詳細がよくわからない商品を、広告であることを示さないままファイナンシャルプランナーが広告・宣伝しているのがとても大きな問題だと思うわけです。これでは、結果としてファイナンシャルプランナーの信用を貶めることになりかねませんし、アドバイスを求める顧客にとってもマイナスになってしまうでしょう。

ただ、難しいと思うのは、ファイナンシャルプランナーというのは、あくまでもその職業でもってお金を稼いで食べていかなくてはならないという点。金融商品・サービスの宣伝をすることでお金がもらえるというのであれば、生活のために広告・宣伝を引き受けるというのはやむを得ないというのも事実です。また、アブラハム社にしても、民間企業である以上、様々な方法で宣伝をするのは当然といえば当然です。その意味では、これは仕方のないことだといえるかもしれません。

結局は、ファイナンシャルプランナーに相談する側が、気をつけるしかないということでしょうか。特に金融商品を選ぶために専門家のアドバイスを求める際には、一定レベルの基礎知識とリテラシーを事前に身につけておく必要があるといえそうです。もっとも、いかなる場合であろうとも、最終判断を下すのはあくまでも顧客自身ですから、当然といえば当然のことではあるのですが。


余談ながら、アフィリエイトなど、一般ブロガーを利用して宣伝活動を行おうとしているのは別にアブラハム社に限った話ではありません。ブログなどをやっていると、インターネット広告関連の企業から、アフィリエイト広告をブログに載せて欲しいという旨のメールは時折来ます。また、献本の申し出を受けることもあります。要は、本を送るから気に入ったらブログで紹介して欲しいという話です。
私はブログ上でのアフィリエイトは一切行わないという方針に基づき、アフィリエイト広告の依頼は全て断っていますし、献本によるブログ上でのレビューも、どうしても本の宣伝の意味合いが強くなる恐れがあるため、これもお断りしているのですが、ブロガーを取り込もうとする業者はたくさんいると思います。別にアフィリエイトや献本によるレビュー記事を否定するわけではありませんが、読者の方も、裏側ではこうした各種の宣伝活動が行われていることをよく知った上で、各種サイトの記事を読むべきだと思う次第です。
また、アフィリエイトをする側も、変な商品・サービスの宣伝をすると自分自身の信用を下げることにつながりかねないので注意が必要だと思います。




関連記事:
海外ヘッジファンド投資についての個人的見解
「いつかはゆかし」の宣伝方法に対する素朴な疑問
「いつかはゆかし」の問題点はその不透明さと説明の不十分さにあると思う



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トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドの利回りがプラスに転じる(2013年3月12日)
先日、トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドが久々にプラスになっていたので、備忘録的な意味で、運用利回りを書いておきます。

-------------------------
運用利回り(2013年3月12日現在)

*トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド 投資収益率 +2.3%  年間収益率 +0.4%
*SMTグローバル株式インデックス・オープン 投資収益率 +42.6%  年間収益率 +22.6%
*SMT新興国株式インデックス・オープン 投資収益率 +26.4%  年間収益率 +13.6%
*SMTグローバル債券インデックス・オープン 投資収益率 +19.0%  年間収益率 +5.8%
*TOPIX連動型上場投資信託 投資収益率 +9.4%  年間収益率 +1.8%
*外貨建てMMF(アメリカドル) 投資収益率 -0.3%  年間収益率 (データなし)
*純金積み立て 投資収益率 (データなし)  年間収益率 (データなし)

参考:1米ドル=95円95銭、1ユーロ= 125円23銭(ソニー銀行)


※外貨建てMMFの投資収益率は、円換算のものです。
※それぞれ、配当金(分配金)込みでの利回りです。
※純金積み立ては田中貴金属工業にて行っています。

-------------------------

2013年3月12日現在で、トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドがプラスとなりました。数字的には+2.3%とごくわずかな数値ですが、これがプラスになったのは実に久しぶりのことです。ポートフォリオ全体を見ると、マイナスになっているのは外貨建てMMF(アメリカドル)で、-0.3%。他は全てプラスです。なお、先月の2013年2月3日時点で+0.3%のプラスに転じていたETFのTOPIX連動型上場投資信託は+9.4%となりました。また、ポートフォリオ全体でもプラスとなっています。

今更ながら面白いと思ったのが、トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドとSMTグローバル株式インデックス・オープンの利回りの違い。前者は+2.3%の利回り(年間収益率:+0.4%)で、後者は+42.6%(年間収益率:+22.6%)という数字になっています。トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドは2004年1月から2008年10月まで積み立てでいました。もう一方のSMTグローバル株式インデックス・オープンは2008年10月より積み立て投資を開始し、現在も積み立て継続中。トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドはその大半が米国の金融危機以前の積み立て分であるのに対して、SMTグローバル株式インデックスオープンは金融危機以降の積み立て分です。単純に比較するわけにはいかないにしても、積み立て時期・期間によって利回りに大きな影響が生じているとはいえそうです。

さて、現在はトヨタアセット・バンガード海外株式ファンドの積み立ては行っていないものの、SMTシリーズの積み立て投資は今後も継続します(なお、純金積み立ての方も、規約上、積み立ての一時停止というようなことはできないので、少額ながら積み立て継続中)。今後もこれまで同様、リスクを考慮しつつ、推移を見守りたいと思います。

それから、今年はトヨタアセット・バンガード海外株式ファンドから他のインデックスファンドへの乗り換えを計画しています。


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「いつかはゆかし」の問題点はその不透明さと説明の不十分さにあると思う
ここ最近、炎上騒動を起こしていた「いつかはゆかし」ですが、アブラハム・プライベートバンク社側が、山本一郎氏の言動に対して、被害届を出すことを検討しているとのことです(下記リンク先参照。全てはてなブックマークへのリンクです)。それに対し、山本一郎氏も公開質問状を出しており、激しいバトルが展開されそうな模様です。

はてなブックマーク:「いつかは ゆかし」に対する根拠のない誹謗中傷に関しまして(アブラハム・プライベートバンク株式会社)

はてなブックマーク:一部ブロガー、広告記述内容に対する説明を代理人に対して求めるメールを送達(やまもといちろうBLOG)

はてなブックマーク:アブラハムPB社「いつかはゆかし」事業に対する公開質問状(やまもといちろうBLOG)

これについては、今後どのような展開になるのかわかりませんが、様子を見守っていきたいと思います。


今回は、アブラハム・プライベートバンク社のプレスリリースや公式サイトを見て思った、個人的感想をあらためてまとめてみたいと思います(前回の記事及びそのコメント欄で書いた内容と一部重複します)。
この数週間、「いつかはゆかし」関連の記事やサイトを色々と見てきました。結局のところ、「いつかはゆかし」の大きな問題点の一つは、その不透明さと説明の不十分さにあるのではないかと思います。例えば、経営状態・財務状態などの決算書関係の数字は公開されていませんし、どんなファンドに投資可能なのかも入会しないとわかりません。過去の実績も全くわかりません。これではこの会社のサービス内容の善し悪しすら判断できないと思います。

また、問題になっている公式サイトのシミュレーションですが、私が気になったのはアブラハム・プライベートバンク社のプレスリリースの下記の部分です。恐らくは他の多くの人も同じではないかと思われます。


-------------引用開始-------------------------------
無料シミュレーションと当社有償サービスの意図的な刷り替え

「いつかは ゆかし」の公式サイトでは、積立投資の複利効果を説明するために「無料シミュレーション・サービス」をサイト上で提供しておりますが、当該ブロガーは、この「無料シミュレーション・サービス」の話を意図的に当社サービス(有償の投資助言サービス)で提案している内容と混同させ、「誇大広告」であるとあえて誤解させようとしております。当社は、シミュレーションには誤解を防ぐために必要な説明文を添えることによりシミュレーションと実際の投資が混同されないよう明記しております。また、ご入会後のお客様に対して、シミュレーションだけではなく、投資に係るリスク・コスト・税金等について説明し、十分にご理解頂いた上で投資判断を行って頂くということが重要であるとの認識のもと、お客様に対して投資助言サービスを提供しております。
-------------引用終了-------------------------------

この説明は、いくらなんでも無理があると思います。
確かに「シミュレーションには誤解を防ぐために必要な説明文を添えることによりシミュレーションと実際の投資が混同されないよう明記」されています。しかし、それならなぜ、実際の投資とは異なると分かっていながら、そんな内容をホームページに大きく載せるのでしょうか?もし、無料シミュレーションと実際の投資とが異なるというのであれば、こんなシミュレーションは最初からない方が良かったのではないかと思います。説明文があるとはいえ、これはサイトの最下部に小さな文字で書かれているだけですので、どうしても見落としやすくなります。それでもなお、シミュレーションが必要であるというのなら、説明文を目立つ場所に大きな文字で書いた方がよいのではないでしょうか。あるいは、シミュレーションという言葉を使うのではなく、「複利運用」という言葉の説明にのみ使うなどの方法が考えられます。現状のままでは、どうしても誤解を生む恐れがあります。

こんなシミュレーションでは、入会を検討する際の何の参考にもならないと思います。シミュレーションが実際とは異なるというのなら実際の投資助言サービスの提案内容に近い形での過去の実績に基づいたリスクとリターンのデータを載せるべきでしょう。
この無料シミュレーションが実際の投資とは異なるというのであれば、「いつかはゆかし」の広告にある「1億円は貯められる。月5万円の積立で」というフレーズを、一体どのように解釈すればいいのでしょうか。これは恐らく、無料シミュレーションのデータを元に作られたフレーズではないかと推測されますが、これも実際の投資とは異なるということなのでしょうか。もしそうなら、この宣伝文句はおかしいのではないでしょうか。



無料シミュレーションと実際の投資を混同させようとしているのは、むしろアブラハム・プライベートバンク社の方ではないでしょうか?「いつかはゆかし」の広告や公式サイトを見て、これを誇大広告だと思わないとしたら、その方がよほど不自然だと思います。



また、投資にあたっての各種リスクの説明が入会前の段階できちんと説明されていないのもおかしいと思います。いくら入会後に説明があるとはいえ、投資リスクがどの程度あるかというのは、入会するか否かを決める重要な事柄の一つなのですから、Q&Aなどで丁寧に一通り書いておくべきでしょう。

入会しない限り、具体的なことが何もわからず、無料シミュレーションも実際の投資とは違うというのでは、あまりにも酷いのではないかと思います。加えて、入会金と投資助言料以外のコスト(ヘッジファンド自体にかかってくるコストなど)の詳細も入会前の段階では全くわかりません。

それから、前回にも書いたことですが、今回の一連の炎上騒動は、アブラハム・プライベートバンク社が、もう少し配慮していれば、未然に防ぐことができたのではないかと考えられます。情報開示を進めるとともに、誤解を生みかねない広告・宣伝方法や記事削除要請などといったことをあらためるべきだと思います。

最後になりましたが、私は個人投資家の一人として、透明性が高くシンプルでコストの安い商品・サービスが広がることを切に願っております。そして、リターンにだけ注目することなく、リスクにもきちんと目を向けた投資を行う投資家が増えることを期待したいと思っております。そのため、あえて苦言を呈する次第です。



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追記:「いつかはゆかし」を取りあげたサイトのうち、最近になって更新された各種ブログその他外部サイトへのリンクを貼っておきます。


「いつかはゆかし」は商品性を明らかにして欲しい(MarketHack)

「いつかはゆかし」炎上騒動を鎮火するたったひとつの冴えたやり方(ドウデモイイコト。)
「いつかはゆかし」のGoogle検索結果が変調をきたしている件(ドウデモイイコト。)
やまもといちろう氏の「アブラハムPB社「いつかはゆかし」に対する公開質問状」を要約・解説してみたら怖すぎて震えた件(ドウデモイイコト。)


アブラハムがブログ記事に対して警察への被害届提出・刑事告訴を検討中(ホンネの資産運用セミナー)

いつかはゆかし徹底検証 - シミュレーションはいつかはゆかしと無関係?(吊られた男の投資ブログ)

いつしかゆかは(ニコニコ大百科)


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当ブログの関連記事:
海外ヘッジファンド投資についての個人的見解
「いつかはゆかし」の宣伝方法に対する素朴な疑問



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「いつかはゆかし」の宣伝方法に対する素朴な疑問
先日より、「いつかはゆかし」に関して、ネット上で色々と騒がれて、炎上騒動となっている感があります。そこで今回は、「いつかはゆかし」の広告・宣伝方法に関して、疑問に思ったことを書いてみたいと思います。
私が最初に「いつかはゆかし」の広告やサイトを見て回ったときに思ったのは、「一体なぜ、こんな宣伝の仕方をしたのだろうか?」ということでした。公式サイトのシミュレーションのページを見ると、まるで、月5万円の積立で、誰もが確実に1億円が作れると誤認されかねない内容だと思いました。一応、サイトの下部には、「本シミュレーションの結果は理論的な結果であり、会員様の将来を一切保証するわけではありません」云々のテンプレート通りの説明は書かれています。しかしながら、広告や公式サイトを見る限りでは、「1億円は貯められる。月5万円の積立で」とか「30年後の一億円のために、今できることがある」という類のキャッチコピーが強調されており、これはいかがなものかと思いました。公式サイトにあるシミュレーションは、リスクを全く考慮していないように思えます。これはやはり誇大広告ではないかという印象を私も持ちました。

※リスクとリターンの話については、下記のサイトが参考になりそうですのでリンクを貼っておきます。


リスクの影響考えて年利10%で月5万円の積み立てを30年間継続して得られる資産をシミュレートしてみた(生物物理計算化学者の雛)

連載:リスク資産の複利確率(28)~最終回「総集編」(ファンドの海)



「月5万円の積立で1億円」というのは、少しでも投資の知識のある人、投資経験のある人ならおかしいと思うでしょうし、投資の知識の全くない人であっても、直感的に「怪しい話だ」と判断するのが普通だと思います。
公式サイトによると、アブラハム・プライベートバンク社自身は「投資アドバイス(金融商品の評価・分析)、お客様の要望に応じて都度対応する、各種英文事務手続きサポート」を行うとのことなのですから、ただ単に「海外ファンドへの積立投資をサポートします」という宣伝文句だけにして、1億円うんぬんの話は書かない方が良かったのではないかと思います。これならば、少なくとも誇大広告などといわれることもなかったでしょう。

「怪しい」とか「誇大広告だ」とかいう評価が出てくるのはおそらく事前に予想されたであろうと思われます。本当に、一体なぜこんな広告を作ったのかが最大の謎です。

もう一つ問題だと思ったのは、「市況かぶ全力2階建」や「やまもといちろうBLOG」で書かれている、エントリー削除要請の件です。アブラハム・プライベートバンク社としては、自社を悪く書く記事を見過ごすわけにはいかなかったのかもしれませんが、その文面を見る限り、これは少しやり過ぎではないかと思いました。これはつまり、アブラハム・プライベートバンク社側が、ネット上の口コミ情報を操作しようとしたといえるからです。提灯記事はどんどん出す一方で、批判記事はダメというのは、気持ちとしてはわからないでもありませんが、あまり誉められたことではないと思います。結果的には、このことがネット上での炎上騒動のきっかけとなったわけですから、皮肉としかいいようがありません。

また、アブラハム・プライベートバンク社の財務状況を疑問視する声もありますが、これはアブラハム・プライベートバンク社が、きちんと数字を公開すればそれではっきりする話なので、是非ともきちんとした情報開示を期待したいところです。何しろ、30年にも及ぶ付き合いになるわけですから、すでに契約している顧客にしても、これから契約しようとする人にとっても、財務状況がわからないというのはやはり不安に感じると思います。

以上、いくつか書いてきましたが、今回の炎上騒動は、アブラハム・プライベートバンク社側が、もう少し配慮していたら、事前に防ぐことができたのではないかと思います。宣伝方法や、財務状況の公開、記事の削除要請の件など、改善すべき点があるのではないかと思った次第です。


ちなみに、私自身はインデックスファンド投資がメインであることに加え、「理解出来ないものには投資しない」という大原則に基づき、海外のヘッジファンドに投資をすることは決してありません。したがって、アブラハム・プライベートバンク社の評判の善し悪しを気にする必要は全くないのですが、個人投資家の一人として、誇大広告ととられかねないような宣伝は非常に気になりました。アブラハム・プライベートバンク社のサイトや「いつかはゆかし」の広告記事を見ると、やたらとリターンの高さばかり強調しているようにしか見えないのですが、私としては、もし投資をするのであれば、高いリターンにばかり注目するのではなく、リスクにもきちんと目を向けた投資を心がけるべきだと考えます。それが健全な投資だと思うからです。




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参考外部サイト:
「いつかはゆかし」の公式サイト及び「いつかはゆかし」を取りあげたブログ・はてなブックマークなど


いつかはゆかし公式サイト(アブラハム・プライベートバンク)
いつかはゆかし公式スタッフブログ


「いつかはゆかし」のリスク~海外ファンド積立で1億円を目指す?(ホンネの資産運用セミナー)
「いつかはゆかし」解約時にファンド売却を条件とするのは適切か?(ホンネの資産運用セミナー)
「いつかはゆかし」に対する疑問にアブラハムから返答(ホンネの資産運用セミナー)

「いつかはゆかし」徹底検証 - おかしな解約条件(吊られた男の投資ブログ)
「いつかはゆかし」徹底検証 - 特徴的な契約の注意点(吊られた男の投資ブログ)
いつかはゆかし徹底検証 - 本当の投資顧問契約額はいくら?(吊られた男の投資ブログ)
いつかはゆかし徹底検証 - アブラハム・プライベートバンクの財務・経営状況(吊られた男の投資ブログ)

17:30 市況かぶ全力2階建 削除要請による該当記事削除に関するお知らせ

はてなブックマーク:アブラハムPB「いつかはゆかし」の担当者が、市況かぶ全力2階建にエントリー削除要請(やまもといちろうBLOG)
はてなブックマーク: 【謹告】アブラハム・プライベートバンク「いつかはゆかし」の池田慈生さま、質問へのお返事をください: やまもといちろうBLOG(ブログ)
はてなブックマーク : アブラハム「いつかはゆかし」誇大広告の疑い(やまもといちろうブログ)
はてなブックマーク:アブラハム周辺を掘ってたら、違法業者がいっぱい出てきた件で(やまもといちろうBLOG


「いつかはゆかし」で、にぎわってますね(かえるの気長な生活日記)

いつかはゆかしの有効活用法(おやじダンサーのひとりごと)
続・いつかはゆかしの有効活用法(おやじダンサーのひとりごと)

米ヘッジファンド4年連続市場平均に敗北、「レバレッジが不充分」- ガラパゴス化する「いつかはゆかし」(みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道)



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