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1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
なお、当ブログの更新は原則として不定期です(月に数回程度の更新になると思います)。

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「節約なくして貯金なし」「貯金なくして投資なし」を座右の銘とする管理人がお金と社会について語るブログ
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「いつかはゆかし」騒動で改めて思った、自分に理解出来るものに投資することの重要性
今回で、「いつかはゆかし」関連の話はひとまず終わりにしようと思います(ただし、新たな続報が出てこなければ、という話ですが)。アブラハム・プライベートバンク社(以下、アブラハム社と表記)の「いつかはゆかし」という自分年金積立サービスについての評価を改めて書いてみたいと思います。「いつかはゆかし」騒動を見る中で再認識したのが、投資家というものは自分に理解出来るものにのみ投資すべきだということでした。このことについては、今年(2013年)の2月頃にも書きました。

海外ヘッジファンド投資についての個人的見解(当ブログの過去の記事)
-------------引用開始-------------------------------
投資家というのは闇雲に高いリターンを求めるのではなく、透明性が高く、自分に理解出来るわかりやすい金融商品を求めるべきだということです。「取引手法はよくわからないけど儲かるらしい」という金融商品は、一歩間違えれば、「なんだかよくわからないけど損をしてしまった」ということにつながりかねません。私は、自分に理解出来るものに投資をして結果的に損をしたとしても、そのリスクを受け入れる覚悟がありますが、理解出来ないものに投資して損をするリスクは許容できません。
-------------引用終了-------------------------------


今回、アブラハム社が行政処分を受けることとなりましたが、結果的には当時書いていたことに対する確信はますます強くなりました。私がアブラハム社の「いつかはゆかし」というサービスに対して、理解出来なかったこと、及び疑問に思ったことがいくつかあるので列挙していきます(※なお、行政処分の話については、あえて触れないものとします)。


・アブラハム社の主張する「年利10%で30年間に渡って運用」できるという根拠が不明
これは結局最後の最後までわからずじまいでした。年利10%で30年間という根拠がわからないわけですから、私的にはこの時点で投資対象外に確定です。


・入会しない限り、詳細を一切明かさないという姿勢
こんな不透明なサービスをあえて選択する理由が見当たりません。


・顧客の生の声が全くわからない
これは守秘義務の影響と思われますが、顧客の口コミ情報が全くありません。アブラハム社のサイトには「いつかは ゆかし」お客様の声というのがありますが、アブラハム社のサイトである以上、自社に都合のいい情報しか載せていないであろうことは容易に想像がつきます。これでは本当の評判がわかりません。


・アブラハム社がこの事業から撤退したり、会社自体が倒産した場合、サポートが受けられなくなってしまう
私がこの手のサービスを決して利用しようと思わない最大の理由の一つがこれです。これはアブラハム社の「いつかはゆかし」に限った話ではなくて他社でも同様です。もし万が一、助言会社が助言事業から撤退したり、最悪、倒産した場合、その後の各種事務手続きを全て自分自身の手で行わなければならなくなるでしょう。海外直接投資で長期投資をするのはいいとしても、助言会社が長期に渡って存続しているという保証はどこにもありません。これは大きなリスク要因と考えられます。


このアブラハム社の「いつかはゆかし」に加入していた人たちがどんな人なのかはよくわかりませんが、こうしたことを全て承知の上で入会を決めていたのだとしたら、特に問題は生じないかもしれません。しかしながら、少なくとも私にとっては、検討にすら値しないサービスであったことは確かなことではありました。
今の時代、日本国内で普通に売られているETFやインデックスファンドを使えば、容易かつローコストで国際分散投資が可能な環境下にありますから、あえて海外直接投資にこだわる必要性はあまりないと思います。インデックスファンドであれば、積立金額も積立期間も全て自分自身の手で決められますし、一括投資したければそれも自由にできます。もし、何らかの事情で投資をやめたいと思った場合でも、いつでも自由にやめられます。そこには何の縛りも制約もなく、投資判断に必要な情報も過去の値動きやコストを含め、広く公開されているので何の不透明性もありません。商品性や自由度、そしてなによりわかりやすさという点においてインデックスファンドの方が遙かに優れていると思います。


「いつかはゆかし」に関していえば、「理解出来ないものに投資をしてはいけない」というよりも、「意味不明のわけのわからないものに投資をしてはいけない」といった方がいいかもしれませんけれども。


以上、いくつか書きましたが、要は、仮に「いつかはゆかし」が合法的なものであったとしても、それでもやはり投資対象には値しないという話です。たとえ今回の行政処分がなかったと仮定しても、私がこんなものに投資することはあり得ないといわざるを得ません。


---------------------------------------------

さて、ここまではあえて行政処分については触れませんでしたが、「業務停止処分を受けたアブラハム社は、今後どうなっちゃうの?」という話については、以下のサイトが参考になりそうです。

全業務停止6ヵ月の命令を受けたアブラハムPB・高岡壮一郎社長を直撃!(現代ビジネス)




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アブラハム社の「いつかはゆかし」騒動を振り返っての個人的感想まとめ
今回は、アブラハム・プライベートバンク社(以下、アブラハム社と表記)の「いつかはゆかし」について、何ヶ月間にも渡る一連の騒動を見てきての感想を改めてまとめてみたいと思います(以前に書いた内容も含みます)。

※今回は一部にいわゆるネタ記事を含みます。ネタであることをお察し下さい。

「いつかはゆかし」のアブラハム・プライベートバンク社を巡る騒動の経緯については、下記リンク先を参照のこと。

アブラハム・プライベートバンクによるブログ記事削除要請まとめ(Togetter)
アブラハム・プライベートバンクによるブログ記事削除要請まとめ その2(Togetter)


結論から言うと、アブラハム社は、悪い意味で独特な会社だとの印象が強いです。以下に、つらつらと思うところを列挙していきます。
アブラハム社の公式サイトにある企業情報を見ると、ミッションとして、「誰も見たことのない事業でこの社会を変え、この国の一人ひとりを輝かせる」、ビジョンとして「日本人の金融リテラシーをグローバルスタンダードに近づけることで、将来不安を抱えるすべての人を安心へと導く」とあります。企業理念としては大変立派です。ただし、「理念だけ」を見る限りでは、という話ですが。実際には「将来不安を抱えるすべての人を安心へと導く」どころか、「将来不安を抱えて入会してきたすべての人をさらなる不安へと導く」という事態に陥ってしまったといわざるを得ないのが残念なところです。バリューにある「正々堂々と、誇りを持って、王道を歩むこと」という一文は、もはやタチの悪い冗談としか思えません。

とはいえ、「誰も見たことのない事業」という点では、(違う意味で)当たっているのかもしれません。
なんといっても、まず第一に度肝を抜いたのは、「年率10%以上の複利運用を30年間続けて1億円つくる」という「いつかはゆかし」の宣伝文句です。それを堂々と広告に謳い、しかも、「誇大広告や過大広告を掲載したことなどありません」と主張していました。加えて、有名な雑誌に広告を載せていることをもって「有名な雑誌が,虚偽広告や過大広告と批判されるような違法な広告を掲載するはずがありません」と主張するなど、予想の斜め上をいく独特な主張を展開。

しかし、このアブラハム社の「誇大広告を掲載したことがない」という主張には大きな疑問を感じました。例えば、下記リンク先のアブラハム社の広告(pdfファイルです)。

アブラハム・プライベートバンクの積立「毎月5万円」の海外積立投資で1億円をつくるには?(アブラハム・プライベートバンク社)

この広告にはこんな一文があります。

-------------引用開始-------------------------------
アブラハム・プライベートバンクの積立のコンセプトは、「年率10%以上の複利運用を30年間続けて1億円つくる」こと。個人では問い合わせすら難しいような海外トップクラスのヘッジファンドなど顧客のリクエストに沿った商品をセレクト、投資家側は自宅に居ながら海外ファンドに直接積立を始めることができる。仮に毎月5万円、年10%で運用できたとすれば、30年後には1億円になる
-------------引用終了-------------------------------

ここには、「コンセプトは『年率10%以上の複利運用を30年間続けて1億円つくる』こと」とはっきりと書かれており、あたかも確実に1億円が作れるかのような表現がされています。これを誇大広告ではないと主張するのはあまりにも無理があると思います。リスクに関わる説明は、右下隅に「※投資助言により紹介する金融商品の中には元本欠損が生じるおそれがあります」とほんの小さな文字で申し訳程度に書かれているものの、これではあまりにも不十分過ぎるのではないでしょうか。
また、上記広告はアブラハム社の公式サイトの「特集記事紹介」というページで見ることができるのですが、ここにも一つの疑問があります。

特集記事紹介 雑誌などに掲載された特集記事や取材記事をPDFでご覧いただけます(アブラハム・プライベートバンク株式会社)

このサイトの解説文によると「雑誌などに掲載された特集記事や取材記事」とありますが、この中には単なる広告に過ぎないものが見受けられます。先ほど挙げたアブラハム社の広告もその一つです。ただの自社広告を「特集記事や取材記事」と紹介するのは、はなはだ疑問に思いました。

また、著名ブロガーたちへの記事の削除要請や被害届提出の検討という話にも驚きました。アブラハムPB「いつかはゆかし」の担当者が、市況かぶ全力2階建にエントリー削除要請したり、「いつかは ゆかし」に対する一部ブロガーによる悪質なデマに対して、被害届の提出を検討などというプレスリリースを出したりと、独特な行動をとっていました。自社の悪評を消すためとはいえ、こんなやりかたをとるアブラハム社は、とても異様なことをことをする会社だとの印象を強くしました。もっとも、このことがきっかけとなり、最終的に今回の行政処分勧告へとつながることになったといえるわけですから、アブラハム社にとっては皮肉な話です。

話はそれだけではありません。アブラハム社が出した「証券取引等監視委員会による行政処分の勧告について」というプレスリリースの中で、当局から違法性を指摘されているにもかかわらず、「法令遵守を徹底し、ビジネスモデル特許を申請していたにも関わらず、誠に残念ながら、弊社のビジネスモデルに関して当局と見解が異なりました」と主張。いくつもの違法性を指摘されているのに、「見解の相違」とは一体どういうことなのか。意味が全くわかりません。この意味不明のプレスリリースは、J-CASTニュースでも取り上げられました。

「法令遵守徹底し、ビジネスモデル特許申請していた」 アブラハム社、処分勧告に「意味不明」コメント(J-CASTニュース)


ううむ、さすがはアブラハム社です。(悪い意味で)凄い会社です。それにしても、事実と異なる広告を出して客を集めていたことは顧客に対する重大な裏切り行為だといっても過言ではないと思われますが、顧客に対して一体どんな風に釈明しているのか、気になるところです。

また、下記のサイトにも面白い一文があります。

行政処分について(お詫び)と今後のアブラハムの見通し(アブラハム・グループ社長 高岡壮一郎公式ブログ)
-------------引用開始-------------------------------
現在、アブラハム行政処分の報道が出た後も、お客様の解約は非常にわずかです。当社に対する期待が高いのを感じております。
-------------引用終了-------------------------------

ここで、高岡壮一郎氏は、解約はわずかであることをもってアブラハム社への期待が高い旨を示そうとしているのですが、「24ヶ月以内に解約すると、一切戻ってこない」ということを書いていません。お金が戻ってこないから解約が少ないのであろうと推測されますが、そのことを全く書かずに、「解約がわずか」だから「期待が高い」と書くのは一体どういうことなのでしょうか。読む人が事実を誤認することを狙っているのでしょうか。だとすると、もはや呆れてものが言えません。

また、こんな指摘もあります。

「いつかはゆかし」のアブラハムがプレスリリースで業務停止命令の内容を改ざん(ホンネの資産運用セミナー)

プレスリリースで業務停止命令の内容を改ざんして発表するとは、前代未聞。もはやあり得ないレベルです。嘘をついたり、ごかましたりということが骨の髄まで染み渡っているのでしょうか。さすがはアブラハム社です。

いくつか挙げてみましたが、こんなことをする会社はなかなかお目にかかれないのではないでしょうか。あるいは、アブラハム社は、まさしく自らの掲げるミッションの通り、(悪い意味で)「誰も見たことのない」ことをやっていたといえるかもしれません。
どうにも、アブラハム社は、どうも世間の一般常識を超越している非常識きわまりない会社のように思います。アブラハム社は業務停止命令を受けましたが、これからもまたなにか「誰も見たことのない」ことを「いつかはやらかし」てやってくれるのでしょうか。今後も、生暖かく見守っていきたいところです。

最後になりましたが、ニコニコ動画の中から、「いつかはゆかし」をネタとした歌、「いつしかゆかは」及び「【いつかはゆかり】月5万円で1億円は貯められる。~ジワロタ\(^0^)/」を紹介して、今回の記事を締めくくりたいと思います。いずれも、今年(2013年)の3月頃と、いささか古いものですが、この当時話題になったことをうまく織り込んでいて、なかなか面白いです。

※音声付き動画につき、再生時の音量に注意のこと














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「いつかはゆかし」を契約していた生命保険コンサルタントの記事を読んでの素朴な疑問
今回の元ネタは、下記のサイト。

「いつかはゆかし」のアブラハム6ヶ月業務停止へ? 顧客への対応はどうなる?(亀甲来良の生命保険BLOG)


生命保険コンサルタントさんのサイト内にあるブログですが、この方は、「いつかはゆかし」の契約者だそうです。以下に、一部を引用します。

-------------引用開始-------------------------------
懸念が現実となってしまったのかアブラハム社が業務停止の報道です。理念には共感していただけに、実に勿体無いと思います。自分も「いつかはゆかし」と契約していただけに、今回の報道を受け、一契約者として以下の事柄が気になります。早速にアブラハム社に問い合わせしてみました。

(1)6ヶ月以内の業務停止ということだが、「いつかはゆかし」のサービス継続性はどうなるのか?

⇒新規募集は停止になるかもしれないが、既存の顧客契約は有効。

(2)実質は海外ファンドと契約しているけれども、その契約自体は有効なのか?

⇒同上。

(3)解約したらどうなるか?預けた資産は保護されるのか?

24ヶ月以内に解約すると、一切戻ってこない。また30年契約なので、年金の受給開始は30年後になる。

という回答でした。まじですかそうですか・・・

アブラハム社のビジョンは(アブラハム社のサイトより引用)
>日本人の金融リテラシーをグローバルスタンダードに近づけることで、将来不安を抱えるすべての人を安心へと導く。
バリューは
>正々堂々と、誇りを持って、王道を歩むこと。
とあります。

そのとおりに、やましいことが無いのであれば、堂々と自社サービスの健全さをアピールして頂きたいです。それに加えて、30年間は払われませんよ。ということも明言して頂きたい。期待が大きかった分、今回の報道は本当に残念に思います。
-------------引用終了-------------------------------


これを読んで、ふと疑問を感じました。
それは、「入会後の正式契約時にアブラハム社側からきちんとした説明がなかったのだろうか?」という疑問です。上記サイトの文章を読む限りでは、早期解約した場合や30年契約の内容について全く知らないまま契約してしまったのではないかとの印象を受けたからです(「30年間は払われませんよ。ということも明言して頂きたい」とか書いてるし・・・)。契約時にアブラハム社側から十分な説明がなかったとしたらそれはおかしい話ですし、また、顧客側にしても、契約前にきちんと詳しく説明を聞いて解約時の条件などを確認していなかったとしたら、それもまた大きな問題だと思いました。何しろ、「いつかはゆかし」は毎月5万円ものお金を積み立てるというサービスです。毎月5万円といえば結構な大金。しかもそれが30年という長期に渡って続くのに、中途解約した場合どうなるかということを確認しないまま契約に至ったということであれば、あまりにもずさんな話だと思いました。

著者は生命保険コンサルタントとのことですが、その割にはあまりにも稚拙過ぎるのではないかと思いました。このサイトのタイトルには、「あなたの資産を守る正しい生命保険活用術」とありますが、これでは、「自分の資産すら守れない生命保険コンサルタント」になりかねません。

これは別に「いつかはゆかし」だからということではなく、一般論として、契約前に契約内容についてはきちんと理解しておくというのはごく基本的なことだと思います。生命保険コンサルタントといえど、こと自分自身のことになるとどうしても判断が甘くなるということなのか・・・?



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証券取引等監視委員会が、「いつかはゆかし」のアブラハム社への行政処分を勧告
今回は、当ブログでも何度か取り上げてきた、いつかはゆかしの広告でおなじみのアブラハム・プライベートバンク社についての記事です。報道によると、証券取引等監視委員会は、投資助言会社大手のアブラハム・プライベートバンク社を行政処分するよう金融庁に勧告したとのことです。

監視委、アブラハムへの行政処分勧告 誇大広告や報酬受領 (日本経済新聞)
-------------引用開始-------------------------------
 証券取引等監視委員会は3日、投資助言会社大手のアブラハム・プライベートバンク(東京・港)を行政処分するよう金融庁に勧告したと発表した。監視委によると、同社は金融商品販売業者の登録をせずに海外ファンドを募集したり、事実と異なる広告を出すなどしていた。海外ファンドなどからは購入額に応じて高額な報酬を受領。想定投資実績を下回った一部顧客の要求に応じて投資助言報酬を免除したケースもあった。監視委はこれらの行為を金融商品取引法に違反したと判断した。

 アブラハムは「いつかはゆかし」という老後資金を毎月積み立てる会員制サービスを展開している。監視委によると、2010年8月から13年5月末までの海外ファンドまたは私募の取り扱いで、少なくとも海外ファンドを2892件販売した。「いつかはゆかし」の広告では、平均利回りが他社商品と比べ最も高いと事実と異なる記載をしていた。

 自社ウェブサイトでは「金融機関や運用会社から販売手数料はもらっていない」と記載しながら、実際は特定の海外ファンドの運用会社などから購入額に応じて高額な報酬を受け取っていた。ただ監視委は、アブラハムが扱っていた主力商品については「発行体の経営状況やコンプライアンス(法令順守)、運用のパフォーマンスについて特段の問題があるとは認識していない」としている。
 〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-------------引用終了-------------------------------

以下、関連記事として、やまもといちろうBLOGとFACTA onlineへのリンクを貼っておきます。


アブラハム『いつかはゆかし』が行政処分へ、そして行政訴訟で殴り愛(やまもといちろうBLOG)

「いつかはゆかし」やっと処分勧告(FACTA online)



さて、以下が証券取引等監視委員会の勧告内容です。

アブラハム・プライベートバンク株式会社に対する検査結果に基づく勧告について(証券取引等監視委員会)


これによると、「無登録で海外ファンドの募集又は私募の取扱いを行っている状況」「著しく事実に相違する表示又は著しく人を誤認させるような表示のある広告をする行為」「顧客の利益に追加するため財産上の利益を提供する行為」の3つが指摘されています。

私がかねてより気になっていたのは、「いつかはゆかし」の広告は広告は果たして誇大広告だったのかどうかということでした。これについては、2番目の「著しく事実に相違する表示又は著しく人を誤認させるような表示のある広告をする行為」という部分に書かれています。一部文章を赤文字・下線で強調表示しつつ引用します。なお、以下の文で、「当社」とあるのは、アブラハム・プライベートバンク株式会社のことです。

-------------引用開始(注:赤文字・下線部は当ブログ管理人によるものです)--------------
(2)著しく事実に相違する表示又は著しく人を誤認させるような表示のある広告をする行為

当社は、上述のとおり、様々な媒体を通じて広告を実施しているところ、これらの広告について以下のような問題のある表示が認められた。

ア 当社は、雑誌記事広告において、当社の提供する助言サービスである「いつかはゆかし」並びに国内証券会社及び国内投信会社が販売する積立商品の合計6商品を「国内外の主要積立商品比較(過去5年間の年平均利回り)」との表題の下、グラフにより比較し、6商品の中で「いつかはゆかし」が15.34%と、最も高い平均利回りを上げていると記載している。

しかしながら、過去5年間の年平均利回りとして15.34%というパフォーマンスを上げていた投資商品は、当社顧客が投資対象を選択するに当たり選択肢となり得る投資商品の一つではあるものの、当社は、当該投資商品の取得を顧客に助言したことはなく、顧客が当社の助言を受けて当該投資商品を取得した事実もない。

イ 当社は、自社ウェブサイトにおいて、「類似の資産運用サービスと比較した場合、アブラハム・プライベートバンク株式会社の手数料は、業界最安値でございます。」と記載し、併せて、当社の調査に基づき作成した比較資料をその根拠として掲載している。

しかしながら、当社は、他社のサービスとの手数料比較に際して、当社の助言手数料を下回るサービスが存在することを認識しながら、あえて当該サービスを比較対象に含めず、それ以外の事業者との間でのみ手数料を比較している。

ウ 当社は、自社ウェブサイトにおいて、「金融機関や運用会社から販売手数料等はもらっていません。」と記載している。

しかしながら、当社及びAGHは、上記(1)のとおり、STIを通じる等して、特定の海外ファンドの発行者又は運用会社から、当社顧客による海外ファンドの購入額に応じた報酬を受領している。

当社が行った上記ア、イ及びウの行為は、広告等において、著しく事実に相違する表示をし、又は著しく人を誤認させるような表示をする行為であり、金融商品取引法第37条第2項に違反するものと認められる。

-------------引用終了-------------------------------



これを読んで、アブラハム社は随分と顧客を馬鹿にしたやり方をしているという印象を強く持ちました。あの広告は、事実と異なる広告内容だったようです。でたらめもいいところです。

なお、勧告に対して、アブラハム社は、プレスリリースを出しています。


証券取引等監視委員会による行政処分の勧告について(アブラハム・プライベートバンク株式会社)


アブラハム社は、当局と見解が異なるという認識をもっているようですが、どこがどう見解が異なっているのかについて、もう少し詳しく説明して欲しいものだと思いました。
今後、この事件はどんな展開を見せるのか、推移を見守りたいと思います。




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