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Author:masa
1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
なお、当ブログの更新は原則として不定期です(月に数回程度の更新になると思います)。

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「節約なくして貯金なし」「貯金なくして投資なし」を座右の銘とする管理人がお金と社会について語るブログ
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「株」というものについてあらためて考えてみる
先日、図書館で借りてきた「株のからくり」(奥村宏 著、平凡社新書)という本を読んでいて、以下の記述がありました。
ごく一部のみ引用します。



-------------引用開始-------------------------------

投資家が分散投資によってリスクを分散させるのは合理的な投資行動であるが、その結果、株主はその会社が何を作り、どんな事業をしているのかということに関心を持たなくなる。

(中略)

ポートフォリオ理論によって分散投資が勧められ、そして機関投資家による分散投資が進められた結果、株主は会社が何をしているか、という業務内容について知らないどころか、どんな会社に投資しているのかさえ分からない、会社について全く関心を持たない株主になってしまっている。これで「会社は株主のものだ」といえるのだろうか。

-------------引用終了-------------------------------


この指摘には考えさせられました。私自身、インデックスファンドをメインに分散投資をしているわけですが、個々の企業には全く関心がありません。これは分散投資がもたらす問題点の一つなのかもしれませんね。
この問題に関して、私はどういう風に考えてるかということですが・・・



別にいいんじゃないの?



と思っています。こんなことを書くと、また反論される方が大勢おられるとは思うのですが、私自身はそんな風に考えているのだから仕方がありません。
私は、「理論・理屈としての株」と「個人の資産運用の手段としての株」とは明確に区別すべきだ、と考えています。株を所有するということは、理屈の上では企業のオーナーの一人になるということになるのでしょうけど、大株主や機関投資家などとは異なり、しょせんは資金力に乏しい個人投資家が「オレは企業のオーナーの一人なのだ」などと考えてみたところでむなしいだけだという気がします。

現実問題として、株式市場は実質的に単なるカジノと化しているようにしか見えません。個別企業の事業内容・業務内容を詳しく知り、様々な分析をしてみたところで、さほどの意味があるのかがそもそも疑問です。現実の株価は、単なる投資家心理を反映して動くことの方が多いでしょうし・・。


「資産運用の手段としての株」という視点でとらえる限りにおいては分散投資が合理的なわけですから、投資家がどんな企業に投資しているか全く知らなくなってしまうのもまた仕方がないのではないかと思っています。もっとも、このことが結果的に「株式市場を非効率化」することにつながり、逆にインデックス投資ではない、アクティブ投資の優位性が高まってくる可能性もありそうですけど・・・。


・・・とはいうものの、私にはまた別の考え方が頭の中をよぎっています。
この本の著者は前書きの中でこう述べておられます。



-------------引用開始-------------------------------

書店の店頭には、『株で儲ける方法』などといったような題の本が並んでいるが、株式投資をする前に、株式市場の仕組みと、その実態を知っておくことが必要ではないか。
大学はもちろん、高校や中学で投資教育をする前に、株とは何か、株式会社とは何か、ということを教えることが必要ではないか。

-------------引用終了-------------------------------



先ほど私が書いたことと矛盾するようですが、「まさにその通りだ」と思っています。やはり、実際に株式投資をする前に、株というものについての一定の知識は持っておくのが当然ではないか、という気がしているのです。たとえ、現実の株式市場が単なるギャンブルだとしても、そして決して教科書通りではないとしても、それでもなお「株とは何か」ということについて知っておいて損はないでしょうし、その上で「実際の株を巡る状況は教科書とはどう違うのか」ということをきちんと理解しておくべきだと思うのです。
翻って、本屋さんに並んでいる株式投資本を見ると、書いてあるのは「儲け方」ばかりで、「より基礎的な株の知識」について書いてあるものはほとんどないことにあらためて気付かされます。


何事においても、理論と実践とは違うことが多いものです。しかし、だからといって理論がどうでもいいということにはなりません。それと同様に、実際の投資はインデックスファンドをメインにポートフォリオを組みつつも、「株式投資の原点」を決して忘れてはならないと思います。そのためには、「株とはそもそも何か?」「株式会社とはどういうものか?」ということをしっかりと勉強し理解しておく必要があると思うわけです。


-------------------------------


最後にお知らせです。ゴールデンウィーク期間中はブログの更新は休む予定ですのでご了承下さい m(_ _)m
次回更新は、ゴールデンウィーク明けになる予定です。


テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

この記事に対するコメント

masaさん、こんにちは。
少し前のものですが、ボクも「株のからくり」についてエントリを公開していましたのでTBさせていただきました。

ボクもmasaさんの意見と概ね変わりません。
日本株式については、インデックス投資をメインとしつつも、少し(資金、時間等に余裕があれば)アクティブ投資の要素(信じて託せる投信があればそこに資金を投じるも良し、その時々の株価にかかわらず応援したいと思える企業に投資するも良し)を混ぜるのが良いように思います。

拙ブログでも書いていますが、「株式とは?」ということについて基本的な理解を持ち合わせていない人の多さというのは想像以上だと思います。そんな人たちが「株式会社」に勤務したり、株式に投資したりしている。それが今の日本だと思います。問題は、こうしたことを中学生、高校生に学校の先生が教えるには限界がある(おそらく無理でしょう)、ということだと思います。擬似株式投資コンテンストなんかよりも、こちらの方がよっぽど大事なのですが、多分先生には教えることができないのではないか、と思います。
【2007/04/29 08:57】 URL | renny #- [ 編集]


いつも楽しく拝見しております。

わたしは、株式インデックス投資は、株式に投資しているという感じを持ちません。
株式の分散投資と同義、とも受け取れない感じです。

どちらかというと、「投資対象国の経済成長」に投資しているという感じがします。
ですので、インデックスに含まれている個々の企業の財務内容とかよりも、
その国の成長率だとか、人口動態だとかを、注目(勉強)するべきなのでは?
などと考えています。

また、投資している株式市場の透明性とか健全性も気になります。
現在の日本の、マザーズ、ジャスダック、ヘラクレスは異常です。
日本の経済の回復状態を反映していません。
やはり、外国人投資家から、「市場として不健全」と捉えられているからでしょう。

時々、マザース指数のチャートを開いて、
「もし、3年前から現在までマザース指数インデック・スファンドを持ってたら(積み立てていたら)、
自分には何ができるのだろうか?」
と、冷や汗が出てきます。

管理人さんも、「マザース指数インデックス・ファンドを持っている」と仮定して・・・、
ぜひ、考察して教えてくださいませ。

PS:
でも、新興市場のインデックスETFとか無くて、ホントによかった。
PS2:
市場の健全性ですが、中国とかインドのファンドを持っていますが、情報不足で、
結果よく分からないで投資しています。
この点、わたしは、口先ばっかりですね(--;)
やはり、投資には多少の「運」も必要みたいです。
【2007/04/30 01:26】 URL | 元町愛 #mQop/nM. [ 編集]


お久しぶりです。

私も、「別にいいんじゃないの?」という感想に近いです。

インデックス投資の場合、個々の企業に注意を払わないので、もはや株主とはいえないのではないかという意見を見受けますが、個別銘柄で投資をしても、所詮、仕事の片手間に財務諸表を見て、極めて少額のお金を投資するだけですので、冷静に見れば、胸を張って株主だといえるものではないと思います。こういってしまうと身も蓋もないですが。

法律や理論上の建前と、現実が解離することはよくありますが、会社関連の問題でいうと、株主云々より、サラリーマンと会社の関係が、単なる雇用関係であることが忘れられていることのほうがよほど大きな問題のように感じます。サラリーマンが取引先というと、勤め先の会社の取引先を意味するのが普通ですが、法的には、サラリーマンの取引先は勤め先の会社ですよね?会社と自分を一体化して考えているとすれば、法律の建前とは大きくずれがあるといえます。
【2007/05/01 13:26】 URL | PALCOM #- [ 編集]


>>rennyさん

最初に言い訳です。
今回の記事は、rennyさんの記事に触発されて書いたものではありませんでしたので、今回同じ箇所を取り上げたのは偶然の一致です。念のため(^^;;)

株式の基礎的知識についてちゃんとした理解をしている人というのは本当に少ないでしょう。かくいう私も、投資を始めるまではほとんど知識がありませんでした。経済誌は学生時代から購読していたにもかかわらず、です・・・(-_-)

基礎的な株式の知識を教えないで、疑似株式投資コンテストなどというおかしな方向に走るのは、恐らく投資教育を企画している人たち自身が、実はよく分かっていないからではないか?と邪推してしまいます。あるいは手数料をなんとしてでも稼ぎたい証券会社の陰謀でしょう(爆)



>>元町愛さん

>どちらかというと、「投資対象国の経済成長」に投資しているという感じがします。

これはまさに私も同様です。実際、その通りなのだろうと思います。


>管理人さんも、「マザース指数インデックス・ファンドを持っている」と仮定して・・・、
>ぜひ、考察して教えてくださいませ。

新興市場といえば、週刊ダイヤモンドの4月28日/5月5日合併特大号で「新興市場に気をつけろ!」という特集をしていましたね。本屋さんでぱらぱらと見ただけですが、新興市場というのは相当ひどい状況になっている様子・・・。これはとても先進国の株式市場とは思えません。

さて、「マザース指数インデックス・ファンドを持っていると仮定して・・・」の話ですが、定期積み立てをしていたとすると、数年ベースではマイナス運用になると思いますが、問題なのは、「長期的にはどうなのだろう?」ということが問題になりそうですね。

以前に何かで読んだことがあるのですが、バブル経済のピークの時(日経平均が4万円の水準に届こうとしていたバブル崩壊直前)から日本株式インデックスファンドに定額積立を開始したと仮定しても、長期積立の結果、プラスの利回りになっているのだそうです。
それと同様に、日本の新興市場であっても、長期で見たらもしかしたらプラス運用になるかもしれないなあ、という希望的観測(?)は持つことになるかもしれません。
・・・とはいえ、東証一部を含めた日本の株式市場自体が、そもそも新興市場並みだという気がするので、仮に積立をしていたとしても、ポートフォリオに占める割合は低めの水準に押さえるだろうと思います。
現在も、日本株式の投資比率を相対的に下げようとしているくらいですから(^^;)
そんなわけで、「マザース指数インデックス・ファンドを持っている」と仮定しても、ポートフォリオ全体への影響はごく小さいものとなり、たとえ短期・中期的にマイナス運用にはなっても、さほど気にしないのではないかな?という気がします。

・・・もっとも、新興市場の最大の問題点は、「信頼性」という問題で、その意味ではそもそも投資に値しないと言わざるを得ないと思いますが・・・。





>>PALCOMさん

本当にお久しぶりです(^^)

まさにその通りなんですよね。

サラリーマンと会社の関係の件ですが、たしかに法律の建前と実態とでは大きなずれがありますね。私も、PALCOMさんの指摘通りの錯覚をしておりました。

これに限らず、何事にも「理論上の建前と現実の乖離」はあるわけで、投資に関しても「理論上の建前」を押し通す必要はないでしょう。というより、投資に関する限りはむしろ建前を無視して挑む方がはるかにメリットが大きいと考えられますからなおさらそんな風に考えてしまいます(^^;)

【2007/05/04 20:58】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


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株のからくり

まろさんがご推薦されていた本です。(一緒にというかメインにご紹介されていた本は、本屋でパラパラとめくって断念しました。)株のからくり平凡社奥村 宏(著)発売日:2006-10-11おすすめ度:amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy)はしがきで著者はこのように述べています。 rennyの備忘録【2007/04/29 08:21】

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