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Author:masa
1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
なお、当ブログの更新は原則として不定期です(月に数回程度の更新になると思います)。

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「節約なくして貯金なし」「貯金なくして投資なし」を座右の銘とする管理人がお金と社会について語るブログ
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金融機関だけが悪いのか?
投資系ブログを読んでいますと、よく銀行や証券会社が批判の対象になっています。特に大手銀行・証券会社の窓口販売のファンドに対しては、「手数料ぼったくり」「投資家に不利な商品を売っている」などという具合にボロクソに書かれていることも珍しくありません。実際のところ、私自身も、このブログの中で批判的な記事を書いてきました。
しかし、金融機関に対して批判的に書かれた記事の内容に対して賛同する一方、私にはまた別の思いがあるのも事実ではあります。


果たして、金融機関だけがそんなに悪いのか?と・・・。


以前に書いた記事、銀行や証券会社は、「客が欲しがるもの」を提供しているという事実の中で、私はこう書きました。

(※一部抜粋です)
-------------引用開始-------------------------------



銀行や証券会社といった金融商品の売り手側の方は、少なくとも、「顧客が欲しがる商品」を提供している

(中略)

私には、どうしてこうも「顧客にとってはあまり有利とはいえない(はっきり書いてしまうならば、明らかに不利な)金融商品」ばかりを売りたがるのかがどうしてもわからなかったのですが、これでようやくその理由の一つがわかったというわけです。顧客がこうした商品を欲しがるというのであれば、それを供給してやればいいわけですから・・・。


結局のところ、世の中に問題のある金融商品が次から次に生まれてくるのは、それを購入する顧客自身にある、ということになりそうです。


最近人気のリスク限定型投資信託にしても、それを望んで買う顧客から見れば、さしずめ「リスクを抑えられるこんな商品を待っていたのだ」ということなのでしょう。そうであるならば、そうした商品を開発・販売する側から見れば、「我々は顧客のニーズに合った商品を開発・販売しているのだ」ということになります。


-------------引用終了-------------------------------



私がこの記事で書いたことは、「そもそも、投資家に不利な商品が次から次へと登場する最大の背景は、そうした商品を自らすすんで購入する顧客自身にこそある」ということでした。
そうした視点で見るならば、本当に悪いのは金融商品の売り手側である銀行や証券会社ではなく、顧客自身なのではないか?という気がしてくるのです。すなわち、責められるべきは銀行や証券会社ではなく、むしろ顧客自身ではないだろうか?との思いがどうしても消えないのです。


そもそも、商品というものは何でもそうですが、売り手側だけでは決して成り立ちません。買い手があってこそ成り立つものです。そうであるならば、売り手側のみを責めるのはどう考えてもフェアではないという気がします。
一般的に言って、商売というものは、商品を売っている販売者側よりも顧客の方がはるかに立場は強いのではないかと思います。買ってくれるお客さんがいないと商売は成り立たないわけですから・・・。


私の感覚で言うと、「投資家に不利な商品を売る金融機関にも確かに問題はある。しかし、顧客は決して騙されているわけではなく、自らそれを欲しがっているのも事実。結局のところ、どっちもどっちではないか?」という感じです。


「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉がありますが、投資信託に関する限り、まさにこの表現がピッタリだと思います。そして良貨を駆逐しているのは、まさに顧客自身なのでしょう・・・。


------------------------------------

ここで話題を少し変えます。ずいぶん前の話になってしまって恐縮ですが、週刊ダイヤモンドの過去の特集で「投信の罠」というのがありました。投資信託の問題点について指摘した特集で、これについてブログを書かれた方も大勢おられました。こうした特集を組んだダイヤモンド社はある意味ですごいと思います。しかしながら、私には別の考えが頭の中をよぎっていました。


「投資に関して無知な人が、この特集記事を読むことはないだろう」と・・・。


どういうことかというと、こうした記事に目がいく人というのは、元々ある程度の問題意識を持っている人だと思うからです。例えば、ダイエットなど必要のないスマートで健康的な人ほどダイエット情報に敏感で、本当にダイエットをしなければならない肥満で不健康な人ほどダイエットに関心がない、ということは決して珍しくないと思うのですが(この例えは私の身の回りの人たちの話ですので念のため・・・)、それと同様に、投資に関して無知な人というのは、そもそも投資のために勉強が必要だと言うことも知らず、よって、ネットで調べることもせず、本屋さんに行って投資関連の本や雑誌を買うという発想もないのが現実だと思うからです。


世の中に優れた投資系ブログは数多くありますが、おそらく無知な投資家の大半は、そんなブログがあることすら知らないでしょうし、仮に知っていたとしても読もうともしないでしょう。


結果として、優れた投資ブログに集まってくるのは優れた投資家だけであって、そうした優れた投資家は互いに知識を提供することでさらにレベルアップすることになります。
それに対して、無知な投資家は自らの無知ゆえにおかしな金融商品を大喜びで買っていくことになり、結果、投資家としての格差はどんどん拡大していくことになるでしょう。そして金融機関は、「主要顧客である無知な投資家」をターゲットにした「顧客にとっては不利ではあるが、表面的にはわかりやすい商品」を開発・販売するという具合・・・。



正直、今の日本の投資家のレベルを考えると、「本当に投資家サイドに立った優れた投資商品」を作ってもなかなか売れないだろうという気がします。金融資産の大半を保有しているのは高齢者の方々だと思うのですが、高齢者の方々は、これから資産形成をしようという若年層とはニーズが全く違います。
そして、金融機関の側としても、資産形成を目指す若年層向けの商品を開発・販売するよりも、すでに多くの金融資産を保有する高齢者向けの毎月分配型ファンドを好んで販売し、ネット取引のできない高齢者向けに窓口販売に力を入れる方が理にかなっています。十分な金融資産を持っていない若年層を相手にしても、たいした利益にはならないからです。一等地に店を構えての店舗販売は当然のことながらそれなりのコストがかかるので手数料も高くなるのも仕方がありません。


金融機関の側にすれば、主要顧客である高齢者層をがっちりつかんでいる以上、本やネットでいくら批判をされようが、痛くもかゆくもないでしょう。主要顧客の大半は、そんな批判が存在すること自体、全く知らないのですから何の問題もありません。



いろいろと書いてきましたが、結局のところ、不利な商品を売る金融機関、そして不利な商品を買う顧客の双方に問題点があるのではないかな?と思った次第です。この問題は、単なる金融機関批判では決して解決することはなく、そして同時に顧客を批判するだけでも解決することはないだろうと思うのです。


------------------------------------

追伸:今日書いた記事も、例によって私の独断と偏見による部分が大半を占めています。ただ、私の身の回りにいる「無知な投資家」をもとにして書いているということだけは明記しておきます。









テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

この記事に対するコメント

お久しぶりです。TBさせていただきました。
投資家に問題があるというのはボクもそう思いますけど、不勉強で怠惰な投資家に的を絞って商売しようとする魂胆がドンドン露わになってきている金融機関もいかがなものか、とボクは思います。自分たちのサバイバルのためには仕方ないのでしょうが、彼らに「志」のようなものはないのでしょうか。「志」ある人がスピンアウトして市場に参入できる環境をせめて整えてもらいたいと思います。
【2007/09/12 22:48】 URL | renny #- [ 編集]


そうですね。
一般の製品では、売り手や作り手が良いと思うものより、買い手が欲しいと思うものを作って売るのがセオリーですし、実際に売れますよね。特に最近ではこの傾向が顕著です。
顧客ニーズをつかめないと、負け組になってしまいます。
必ずしも性能(スペック)が良いものが売れるわけではないし、往々にして逆のパターンの方が多いと思います。

で、金融商品ですけど、一言でいうと難しいですね。
まだ成熟していないといえばそうなのでしょうし、多様なニーズがあるともいえますね。
小金持ちが気持ち良いサービスを受けて、そこそこ儲けたいというニーズは結構大きなものなのかもしれませんね。

人間の行動は基本的に合理的でないと思っています。
【2007/09/13 12:40】 URL | Gabbiano #qbIq4rIg [ 編集]


通りすがりですが、ちょっと気になったのでコメントします。

概ねおっしゃられていることには賛成です。
また、一方的に金融機関のみを責める風潮にあえて警鐘を鳴らされていることに対しても、その気分は良く分かります。
しかし、それでもやはり金融機関の罪は個人の罪と比較にならないように思います。

例えば、金融機関は個人と違って圧倒的な資金力をもっているわけで、あらゆるメディアを使った広告や、息のかかった雑誌、FPなどの有識者を通して一般の人を「洗脳」することができます。
警戒心が身についた人でない限り、洪水のように溢れかえる宣伝の中で「洗脳」から逃れることは難しいと思います。
そういう意味で、個人はそもそも不利な土俵に立っていると思います。
それに「客が欲しがるものを提供している」という見方についても、心地よい言葉を並べて「必要のない需要を無理やり作り出している」という見方もできると思います。
下手な例えですが、遊ぶ金がないので家で大人しく我慢しようとしている人に、サラ金があの手この手で心をくすぐって、金を借りる気にさせるのと、似たようなとこもあるのかな、と。

脇の甘い個人にも責められる点はあるのは重々承知していますが、個人と金融機関は対等に渡り合えるポジションにないわけですし、そもそも悪意をもってぼった栗商品を提供しているのは金融機関の側であり、また行政もそのような金融機関に対して極めて寛容です。
そんな環境で「だまされる個人も悪い」的な考えは、ちょっと酷なように感じますし、だます側を助長するような気がしています。
【2007/09/14 01:28】 URL | はるごん #- [ 編集]


http://www.shinseibank.com/wealth/top.html
http://www.shinseibank.com/platinum/index.html
まあ、1億円未満はゴミ・・・1千万以下はお引取り下さい^^といったところでしょうか??

「本当に投資家サイドに立った優れた投資商品」
商品からコストを徴収するのが利益ですから、宣伝費と人件費の削減。だまっていても純資産額が増えていくものは、超ローコスト、、、、、のものか、ハイリターンのものでしょうね^^分配型はリターンがなくなれば消滅(引き上げる)、見せかけのハイリターンは自滅する。
ローコストの市場はなくならない(笑)直販はFMと顧客次第!

【2007/09/14 16:25】 URL | yのゲーム #- [ 編集]

フィナンシャルリテラシー
日本人投資家のレベルが低すぎるのは、義務教育でも高等教育でもフィナンシャルリテラシーを学べる機会が奪われている所為のような気がします。
90年代に間接金融の時代は終焉を迎えました。
日本の金融機関の悪徳も個人投資家の無知も原因ではなく結果でしかないように思います。真に責められるべきは、日本の行政だという気がしますがいかがでしょうか。
【2007/09/15 15:21】 URL | yen #- [ 編集]

珍しく、強く反論させて頂きます(^^;)
さて、管理人のコメントの時間がやってまいりました。
今日はいつもと違い、強く反論させて頂きたいと思います。

>>rennyさん

私には金融関係者に知り合いがいないので「志のようなもの」があるかどうかは確認しようがありませんが、ともすればお金の奪い合いともいえる金融の世界においては、こうした商売のやりかたもやむを得ない部分があるように思います。
残念なことに、理想論では飯を食っていけないからです。

また、長期的に見て投資家に有利な商品というのは、短期的に見ると有利には見えないものがほとんどです。rennyさんのブログにも書かせていただきましたが、例えば、毎月分配型よりも分配金の出ないファンドの方が有利だというのは、勉強してみて初めて分かることであって、投資知識の乏しい人にはその理屈が全くわかりません。大きな問題になった仕組み預金にしても、知識のない人から見ると、非常に有利に見えます。

問題のある商品を買い支えているのが、他ならぬ投資家自身である以上は、残念ながらどうしようもないと思います。


>>Gabbianoさん

>必ずしも性能(スペック)が良いものが売れるわけではないし、
>往々にして逆のパターンの方が多いと思います。

この点、まさにその通りだと思います。投資家に不利な商品がたくさん売れているというのは、マーケティングの勝利だという気がします。その意味では、やっぱり「大手金融機関は顧客の心をがっちりとつかんでいる」と思います。合理的な投資家など、全体のごく一部に過ぎないのが現実なのでしょう。



>>はるごん様

長文のコメント、ありがとうございました。言いたいことは非常によくわかります。



>心地よい言葉を並べて「必要のない需要を無理やり作り出している」
>という見方もできると思います。


この点、確かにその通りだと思います。ですが、私はこう思うのです。

「それのどこが悪いのか?」と・・・。

成熟経済においては、もはや必要なモノはみんな持っていて、「もうこれ以上はモノもサービスもいらない」という状態です。そういう消費者に対して、「いかに買わせるか」こそが商品を開発する側・販売する側の腕の見せ所だともいえます。こうしたことは、民間企業なら当たり前のことです。金融機関とて、それと同じことでしょう。売れなければ負け組になってしまうのですから当然のことです。


>「洗脳」から逃れることは難しい


これも確かにその通りでしょう。しかし、今回私が取り上げているのは「自己責任」が必要な投資です。あえて非常に厳しい言い方をするならば、「洗脳」されるような人は投資など絶対にすべきではないと思います。
生き馬の目を抜くような投資の世界において生き残り、資産を形成するためには、相当な勉強が必要です。にも関わらず、それをしようとしない投資家の存在こそが、現在の貧弱な投資環境の元凶だという気がするのです。
それに、「金融機関が悪い」という論調だけでは、投資家にとってもっとも大切な「自己責任の意識」が育ちません。やや極端な話になりますが、「自分が損をしたのは、こんな悪徳商品を売った金融機関が悪い。オレは悪くない。オレはむしろ被害者だ」などと考える人も出てきてしまう恐れもあります。

そんなわけで、投資家というものは、「だまされる側も悪い」という意識を常に持っておくべきだと思うのです。



>>yのゲームさん

まず、私の基本的な考えとして、「金持ちを優遇する」というのは当たり前のことだと考えています。どんな商売でもそうですが、より多くの利益をもたらしてくれるであろう顧客を優遇するのは当然です。
もっとも、日本の銀行の富裕者向けサービスというのは、よく言われるように「応接室の豪華さを競う」だけのサービスであることが多いので、注意が必要ですが・・・。

・・・とはいえ、それでもなお、一定のニーズはあると思います。たとえ見せかけであっても、顧客のプライドをくすぐるサービスに対して、それなりに魅力を感じる人もいるでしょうから・・・。


>>yenさん

行政に問題があるというのは、確かにそういう一面もあろうかと思います。
とはいえ、「行政が悪い」と叫んでみたところで何も変わらないのもまた事実です。私としては、政治が悪いだの、行政が悪いだのといった話ではなく、「金持ちになるために、個人として今すぐにできることはなんだろう?」ということを考えるのが基本だと思っています。残念ながら、政治や行政がよくなるのを気長に待っていられるほど、人は長く生きられませんから・・・。

また、「フィナンシャルリテラシーを学べる機会が奪われている」とは考えていません。いわゆるマネー教育は、確かに学校教育としては行われていませんが、学ぼうと思えば、学ぶことはいくらでもできるからです。本屋さんに行けばいくらでも本が並んでいますし、お金がなければ図書館に行けばいいだけの話です。一代で財を成した人の生き方・考え方について書かれた本もたくさんあります。

私としては、マネー教育に関しては、行政の問題よりもむしろ、個人の自由意思の問題だと考えているのです。

【2007/09/15 22:44】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


you wrote:
> いわゆるマネー教育は、確かに学校教育としては行われていませんが、学ぼうと思えば、
> 学ぶことはいくらでもできるからです。本屋さんに行けばいくらでも本が並んでいますし、
> お金がなければ図書館に行けばいいだけの話です。

本屋の投資のコーナーでは、往々にして、「株で1億」のような本が平済みになっており、
逆に良質な投資の名著は置いてなかったりします。

多少なりとも自分の知っている分野であれば、名著に当たりをつけることができるかと思い
ますが、自分が知らない分野の場合だと、名著に出会うまでに、10冊以上の駄作を読む
ことになってしまうかもしれません。

私の場合、たまたま最初に読んだ本が良著だったので、ムダな読書をせずに済んだのが
幸運でしたが、その本を読むきっかけは、「あ、この人は、こんな本も出してたんだ。
読んでみようかな。」というような感じで手に取った本であって、投資についての本を
探していたわけではありませんでした。まったくの、偶然、幸運でした。

私も、「フィナンシャルリテラシーを学べる機会が奪われている」とは思いませんが、
かといって、知りたければ本屋か図書館へいけばよい、というのは、ちょっと不親切な
感じがします。

これからは、年金も期待できない時代になっていくので、投資に関するマネーの教育の
必要度は高まってくると思います。でも、"投資の教育"以前に、消費者としての教育、
は、今すぐにでもおこなうべきだと思います。特に、借金が複利で膨らむ怖さは、強調
しすぎる、ということはありません。無駄遣いし、多重債務者になり、結果として一家
が崩壊してしまう、といったような悲劇が教育によって減らすことができるのであれば、
やるべきだと思います。
【2007/09/16 15:24】 URL | ひろん #- [ 編集]


>>ひろんさん

コメントありがとうございます。

>私も、「フィナンシャルリテラシーを学べる機会が奪われている」
>とは思いませんが、かといって、知りたければ本屋か図書館へいけばよい、
>というのは、ちょっと不親切な感じがします。


この表現については、確かに不親切だったかもしれません。私の場合、投資に関して非常に厳しい考え方を持っておりますし、そして何より、私自身が投資に関しては全く知識がない状態からスタートしたこともあって、こんな表現になってしまいました(私の両親も、投資の知識は全くありませんでしたし、周りに知っている人も誰もいませんでしたから、完全に独学でした)。
自分自身が、試行錯誤しながら、自分の投資スタイルを確立してきたこともあって、あまりにも考えが甘いのではないか、と思ってしまったのです。

私が言いたかったのは、「一から十までお膳立てしてやらないと何もできないのか?」ということだったのですけど。私は活字中毒というほどの本好きということもあってよくわかるのですが、投資の分野に限らず、どんな分野であっても、名著(お金を出してでも読む価値のある本)と呼ばれるものはほんの一握りしかない、というのが実感です。名著を見つけるために、あちこちの本屋さんを見て回ったこともありました。面白いもので、本屋さんによってけっこう特徴があったりするのです。

そうした過程も、投資学習の一環ではないかと思っている次第です。いい投資商品と悪い投資商品を見分けるのが簡単ではないのと同じで、投資本も、名著とそうでない本とを見分けるのも知識と経験が必要ですから。その経験がまた血となり肉となると思うのですけど・・・。

・・・とはいえ、消費者としての金銭教育というのは確かに行う必要がありそうです。義務教育の過程で行うのが一番いいのでしょうけど、仮にそんな科目が新設されたとしても、どんな内容にするかを巡ってまた議論が巻き起こりそうな気がしますね(-_-)

ところで、いわゆる金銭教育が行われていないのは、どうやら日本だけではなさそうな雰囲気です。というのは、過去に読んできたマネー本のうち、海外からの翻訳本でも、「お金のことは学校では教えてくれない」との記述がよく出てきていたからです。


マネー教育の欠如の問題は、もしかしたら万国共通なのかもしれません。


ところで、先祖代々から続く資産家などのお金持ちの家では、家庭の中でマネー教育を行ったりしているのでしょうか・・・?莫大な資産を継承し、それを維持し、さらに殖やし続けるためには、教育が不可欠だと思うので、ふとそういうことを考えてしまいました。私には資産家に知り合いがいないので、確かめようがありませんが・・・。


【2007/09/16 21:14】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


ご丁寧に返事をいただきありがとうございます。

>「それのどこが悪いのか?」と・・・。

金融機関・個人投資家に対する問題認識は管理人様と同じものを感じているのですが、そこから導かれる考え方が異なるのは企業活動に対する考え方の違いでしょうね。


>「洗脳」されるような人は投資など絶対にすべきではないと思います。

こちらはやはり賛成しかねます。
「貯蓄から投資へ」というスローガンは、少子化による経済活動の長期的な停滞と財政難による福祉政策の崩壊を目前にした中での国策でもあります。
この流れを誤ると、国家レベルで見るなら将来の日本というものの存立そのものが揺るぎかねない大きな課題ですし、個人レベルで見れば老後の生活が困窮することが予想されます。
結果、「自己責任を伴う投資」は一部を除いてほとんどの国民が嫌でもやらざるを得ない行為になりつつあると思います。
こうした背景を考えると、投資行為で騙され易い人は投資をするな、ではなく、騙されやすい人でも安心して投資できるような環境の整備こそが重要と思います。
安心できるというと誤解を招きますが損失補てんのようなものではなく、投資家が確実に損をするような商品を排除するというニュアンスです。
企業には合法的なぼったくり商品を開発する自由がありますが、食品が健康に直結するため色々と規制されているように、「自己責任を伴う投資」が国策であり将来的な生存権にも関わる以上、金融機関の責任がもっと問われてもよいと考えています。
管理人様をはじめ「騙されにくい人」から見ると随分ぬるい考えかもしれませんが、「投資をしない=将来の生活の破綻」という構図ができつつある以上、日本を将来の社会不安から防護するためにもやむをえないように思いますし、それは「騙されない側」の人にとっても将来の社会不安に巻き込まないようにするための自衛行為となるように思いました。

度々の長文で申し訳ありません。
うるさい様でしたら消していただいても構いません。
【2007/09/16 23:25】 URL | はるごん #- [ 編集]



>>はるごんさん


度々、丁寧なコメントをありがとうございますm(_ _)m
基本的に、こういうコメントは大歓迎です。

私は、「徹底的な自己責任論者」なので、どうしてもこういうきつい表現になってしまいます。
この点は、投資に対する認識の違いなのでしょうねぇ・・・。


>投資家が確実に損をするような商品を排除するというニュアンスです。


なるほど。こういう商品に関しては確かに規制があってしかるべきかもしれません。

とはいえ、例えば、毎月分配型の場合でも投資効率が悪いだけの話であって、「確実に損する」わけではありませんし、以前に大きな問題になった、中途解約すると大幅に元本割れする仕組み預金にしても、中途解約さえしなければ少なくとも元本割れにはなりませんし・・・(仕組み預金にしても、中途解約したら元本割れするという記述は、その登場時からちゃんとパンフレットに載っていましたし、虚偽の記載にもならないような・・・?)
ハイリスクの新興国ファンドにしても、確実に損するわけではありませんし・・・。


そう考えてくると、「確実に損する商品」というのは意外と絞られてくるような気もしますね。そういう商品に対しては、確かに規制が必要だと思います。「そもそも売られていること自体がおかしい」と言えますから・・・。では具体的にどんな商品をどんな風に規制すべきなのか?非常に難しい問題です。



比較的手堅いとされるインデックス投資ですら、確実に儲かるということは決して言えませんし、投資にリスクが存在する以上、損する可能性は常にあります。
そういう意味では「騙されやすい人でも安心して投資できる環境作り」というのは、なかなか難しいのではないかと考えてしまいますね・・・。どのような形での投資家保護が望ましいか、思案のしどころだと思います。




※話は脱線しますが、「確実に損する商品」の代表といえば、なんといっても保険商品だといえるかもしれません。ほとんどの人が、支払ったお金の元を取ることもできずに損をするわけですから・・・(この場合、「損をする」ということは、病気・怪我・事故に遭わなかったことを意味するので、非常に喜ばしいことだといえますが)。保険に関しては、肝心の保険金の支払い条件などが非常にわかりにくいので、この点は改善して欲しいところです(どんな場合に保険金が支払われて、どんな場合に支払われないのかが極めてわかりにくい・・・)。加えて、コスト構造が全く見えないので、お得かどうかを判断するのが非常に困難なように思います。


-------------------------------------------

ところで、皆様方からの反論が来ることを承知の上で、あえて私が今回こんな記事を書くようになったきっかけは、投資における自己責任というものを、あらためて考えるべきだと思ったからです。この点だけは、はっきりと明記しておきたいと思います。
【2007/09/17 15:44】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


> 「一から十までお膳立てしてやらないと何もできないのか?」

何もできない人が多そうですね。:)


> そうした過程も、投資学習の一環ではないかと思っている次第です。いい投資商品と悪い
> 投資商品を見分けるのが簡単ではないのと同じで、投資本も、名著とそうでない本とを
> 見分けるのも知識と経験が必要ですから。その経験がまた血となり肉となると思うので
> すけど・・・。

同感です。
確かに、沢山読書をしていれば、良い本を見分けるスキルは、身に付いてきますね。
投資に関しても同じで、いろいろと試行錯誤していれば、良い投資商品を見分ける
ことができるようになると思います。

でも、何か指針のようなものがあれば、それだけ時間をムダにせずにすむと思います。
【2007/09/17 19:46】 URL | ひろん #- [ 編集]


>>ひろんさん

コメントありがとうございます。

>でも、何か指針のようなものがあれば、
>それだけ時間をムダにせずにすむと思います。

この点は、確かにそう思います。ただ、投資に関するアドバイスというのは非常に難しいのですよね・・・。
例えば、「金銭感覚を養おう」というような内容であれば、恐らく万人向けのテキストのようなものを作ることは十分に可能でしょうけど、こと投資となると、そう簡単にはいかないと思いますから。
総資産額がどのくらいあるか。負債はどのくらいあるのか。生活費はどのくらいかかるのか。そこから導き出されるリスク許容度の違い。そして、精神的・心理的にどこまでの損失に耐えられるのか・・・。これらから導き出されるアドバイスは、人によってそれぞれ違います。
また、短期投資派、長期投資派、インデックス投資派、アクティブ投資派・・・などなど、様々な「流派」が存在します(あえて、流派という言葉を使わせていただきます)。それぞれの流派によって、考え方は全く対照的です。

以前に、ファイナンシャルプランナーさんの書いた本を何冊か読んだことがありますが、薬にも毒にもならないような内容でした。要するに、「一通りの投資商品の特徴とリスクについて解説しておくから、具体的にどんな風に投資をするかは自分で考えてね」という感じで、具体的なアドバイスとしては、あまり役に立たなかったのです。おそらく、著者の方も、どんな風にまとめたらいいか迷ったのだろうと思いました。

インデックスファンドで国際分散投資をするのは一番無難なのですが、これでも、アセット・アロケーション(資産配分)をどうするかは、結局自分で考える必要がありますし。

そんなわけで、この「指針のようなもの」というのが非常に難しいと思うのです。
私も、ちゃんとした指針ができたらいいとは思うのですけどね・・・(-_-)

【2007/09/19 21:46】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]

インデックス投資万歳!
>>金融機関の側にすれば、主要顧客である高齢者層をがっちりつかんでいる以上、本やネットでいくら批判をされようが、痛くもかゆくもないでしょう。

時代も変わったんでしょうか?
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20110223-OYT8T00365.htm
>インターネット販売を中心に、手数料の安さを売りにした投資信託が増えている。
今や銀行のネット投信でも買えますね(私も購入しています・・)
インデックス投資は証券会社のみならず、銀行でも力を入れてきているようです。

※最近、ブログで投資の話題が減ってきているように思えるのですが・・
【2011/02/23 23:52】 URL | 預金王 #- [ 編集]

管理人よりコメント
>>預金王さん

>時代も変わったんでしょうか?

顧客が欲しがるものを売るというのが商売の基本ですから、やはり時代の流れかもしれませんね。


>※最近、ブログで投資の話題が減ってきているように思えるのですが・・

今年(2011年)になってから、記事の書き方を若干変更しています。投資の話だけだと、やはりマンネリになりやすいので・・・。今はまだ模索しているところです。

【2011/02/27 17:10】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


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投資家の不勉強・怠惰も一因には間違いないと思いますが

ブログ「貯金生活。投資生活。」のmasaさんが”「分散投資で金持ちになった人は本当にいるのか?」という素朴な疑問”に続いて、切れ味のあるエントリを公開されています。”金融機関だけが悪いのか?”関連エントリボクも考えてみましたmasaさんのご指摘はボクは次のように rennyの備忘録【2007/09/12 22:40】

金融機関だけが悪い!!・・・わけではない vol.1

貯金生活。投資生活。のmasaさんが金融機関だけが本当に悪いのか?という非常に興味深い記事を書いていらっしゃいます。(これに対するrennyさんの御意見も非常に興味深いです)私の父が金融機関のカモにされていた システムトレード / 勝利の法則【2007/09/13 20:22】

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