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Author:masa
1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
なお、当ブログの更新は原則として不定期です(月に数回程度の更新になると思います)。

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生活防衛資金はどの程度が適切なのかという問題(2)
前に書いた記事の続編です。過去の記事へのリンクは下記参照してください。

生活防衛資金はどの程度が適切なのかという問題


前回の記事のコメント欄において、生活防衛資金が必要か否かで激しい議論になっていました。しかし私が思うに、生活防衛資金が必要か否かという二者択一で考えるからおかしな話になるのではないか?という気がします。


生活防衛資金は不要であるという立場の人の場合であっても、それは文字通りの意味ではなくて、ただ単に、生活防衛資金と投資資金の境界線が曖昧になっているだけということではないかと思うのです。


前の記事のコメント欄において、「2000万を運用していた場合、600万の損をする可能性がある」という書き込みがありましたが、これは裏を返せば、「600万円損をしたとしても、残りはまだ1400万円もある」という考え方ができます。そうすると、この残りの1400万円は、「投資資金と生活防衛資金と兼ねている状態」とみなすこともできそうです。

あるいは、もっと損失が大きくなったと仮定して、投資額が半分にまでなったとします。先ほどと同様、当初の投資資金を2000万円と仮定して、それが半分になった場合、1000万円の損失ということになりますが、これもまた「半分になっても、まだ1000万円も残っているではないか」という見方ができます。


つまり、この残ったお金をもって生活防衛資金とみなすということは、考えようによっては理にかなうのではないかと思います。あくまでも、「考えようによっては」ということですが・・・。
例えば、これがもし、個別銘柄への一点集中投資(一企業の銘柄に全額を投資している状態)であれば、企業の倒産などで、文字通り投資資金が一気にゼロになってしまう恐れは、確かにあり得ます。これは極めてハイリスクな状態だと言えます。

しかしながら、インデックスファンドで国際分散投資をしている場合には、長期に渡る下落はあり得るとしても、理屈上、投資資金全額が一気にゼロになるという事態は考えにくいので、ことさら生活防衛資金をあえて低利の預貯金の形で置いていく必然性がない、という解釈も成り立つのではないかと思うのです。


また、仮にたとえ投資資金が半分になったとしても、別にすぐに全額を損切りする必要はなく、必要に応じて部分解約し、残りはバイ&ホールドを続ければよい(先ほどの例で言うと、2000万円が1000万円にまで目減りしても、この1000万円のうち、必要な金額だけ部分解約して対応し、残りの金額はそのまま投資資金として運用を続ければよい)のではないかと思います。もちろん、「それほど大きな損失には耐えられない」という人であれば(恐らくほとんどの人がそうだと思いますが)、そういう運用の仕方をせず、預貯金などの元本保証の商品を中心とする運用をすべきです。これはあくまでも各個人のリスク許容度(損失許容度と表現した方がいいかもしれませんが・・・)によりますね。


私見ですが、「生活費の2年分を生活防衛資金として確保すべし」と言われる理由は、「投資をしようと思うなら、最低でもその程度のお金をもっていなければなりません。そうでないとリスクをとった運用をしてはいけませんよ。資産形成の中核は、決して投資などではなくて、あくまでも本業からの収入ですよ」という程度の意味合いではないかと思います。
つまり、投資というものに対して、あまりにも甘い考え方を持っている人が多いので(つまり、濡れ手に粟の一攫千金狙いの人が多いということです)、まずはその”甘い夢”を根本から打ち砕き、より堅実な投資を促すためのものではないかと、私は理解しています。


こう考えてくると、「生活防衛資金は果たして必要かどうか」という議論は大きく異なってくるのではないかと思います。ゼロか百かという両極端な二者択一ではなく、両者の中間点を見出すことができるからです。
実際のところ、生活防衛資金をどのように定義・解釈するかというのは人によって大きく異なると思います。

それから、前回の記事のコメント欄での議論についての個人的感想ですが、生活防衛資金を用意する・しないというのは、個人が自分で決める話なので、どちらが正しいとかを決めるのはもともとムリがあると思います。どんなにハイリスクな投資であっても(例えば、一歩間違えれば一瞬で破産してしまうような投資であっても)、当人がそのことを理解して行っているのであれば、それは他人がとやかくいう筋合いのものではないと思います。


投資というものは自己責任で行うものなのですから、仕方がありません。


最後にもう一度、書いておきます。
くどいですが、投資初心者の場合には、基本に忠実に、生活費の2年分は元本保証のある預貯金の形で置いておくべきです(別に普通預金だけではなく、定期預金でもよいと思います。ただし、中途解約の際に元本割れの可能性のある仕組み預金の類はやめておくべきだと思いますが・・・)。
また、前回の記事のコメントにあったように、生活費の2年分というのも、一つの例でしかなく、経済的に不安定な人の場合、より多くの金額を安全資金として保持しておくべきでしょう。生活防衛資金の金額に絶対的な正解などないと思います。
それから「元本割れなんて耐えられない」と言う人は、決して投資なんてすべきではありません。
「投資しないのは損」という考え方の人もいますが、投資しなくて損をするのは、投資家ではなく、むしろ金融商品の売り手側であると考えるべきでしょう(売り手側は手数料を儲け損なうわけですから)。




-------------------------------

当初は、前回の記事のコメントを引用するつもりでしたが、激しい論争になっていたたので、今回はあえて引用するのを避けました。その点、ご了承願います。




テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

この記事に対するコメント

素晴らしい。全面的に同意します。

【2008/07/09 06:18】 URL | ひろん #- [ 編集]


私も同意致します^^

>投資初心者の場合には、基本に忠実に、生活費の2年分は元本保証のある預貯金の形で置いておくべきです(別に普通預金だけではなく、定期預金でもよいと思います。ただし、中途解約の際に元本割れの可能性のある仕組み預金の類はやめておくべきだと思いますが・・・)。
>投資しなくて損をするのは、投資家ではなく、むしろ金融商品の売り手側であると考えるべきでしょう(売り手側は手数料を儲け損なうわけですから)。

私は永遠に投資初心者です(笑)
売り手の得は買い手の損!
アフリのないこのブログは、ホンネが云えていいですね!
【2008/07/09 09:17】 URL | 投信戦略の発想法 #- [ 編集]


生活防衛資金の議論というのは言い換えれば、余裕資金とはという問題と同じようなことなんだと思います。
うさみみは「生活費2年分+こどもの教育費+アルファ」はリスクを取らない安全資産という考えで、大きな金額を遊ばしています。(遊ばすだけの意味はあるのですが)

2回のエントリーを読ませていただいて、生活防衛資金はリスクをとらないと一方的に決め付けていたことが、ある面では正しくても、ある面では正しいともいえないかなと思えました。
逆に、リスク許容度が許したとしても、常にフルインベストメントがいいのかどうかもあり、ほんといろんな視点で考えると、面白いですね。やはり、投資の根幹部分だからでしょうね。

検討しても結論に大きな変化はないでしょうが、自分なりにいくつかの視点で見つめなおすことは有意義だと思うし、答は、ひとそれぞれで、自分がしっかり持てばよいことですよね(^^♪
【2008/07/09 17:11】 URL | うさみみ #- [ 編集]


前回の記事に対するコメントを読ませていただいて、ひとつ感じたのが、
「インカムゲイン」
に関する意見が無いということです。
投資先からの、分配金が生活を賄える額なら、生活防衛資金は要らない気もします。
分配金の再投資中止は、解約よりストレスが少ない気がします。

生活に困ったら、分配金の再投資をやめて、生活費に廻すという防衛手段は
インデックス投資では、やはりありえないのかな、と感じました。



【2008/07/12 23:38】 URL | 元町愛 #195Lvy4Y [ 編集]


今回もまとめレスとさせていただきます。

今回は、どうにか中間点を見つけることができたようです(^^)
生活防衛資金については、投資資金そのものではないにしても、投資の中核を成すものだと思われますので、様々な観点から記事を書くことができそうです。そんなわけで、このネタについてはまた書いてみたいなあ、と考えているところではあります。

うささみさんの書いておられる「生活防衛資金はリスクをとらないと一方的に決め付けていたことが、ある面では正しくても、ある面では正しいともいえないかなと思えました 」という部分ですが、確かにその通りだと思います。より安全な方をとるのか、安全であることよりも機会損失の方に重きを置くのか、ということによって大きく変わってきますね。


元町愛さんからのコメントについては、また後日コメントをつけたいと思います(少し考えてみたいと思いますので)。もし長文になるようでしたら、記事にするかもしれませんが・・・。

【2008/07/13 16:07】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]

生活防衛資金についての私見
初めまして。のっぽ187と言います。

生活防衛資金はどの程度が適切なのかという問題のコメント欄にあった、非常に低い確率にあると思われることに出くわした、個人投資家です。

私は、masaさんと同世代(1972年生まれ)なのですが、この3月に直腸癌、(家族性)大腸ポリポーシスという病を指摘されています。直腸癌の発生母地となった(家族性)大腸ポリポーシスは、日本人では、17000~18000人に一人の割合で見られると言われています。

「生活費の2年分を生活防衛資金として確保すべし」との教えに従い、2年分の生活費は貯めていたのですが、癌は手術代、抗がん剤代が高く、高額療養費支給という制度はありますが、一時的な支払額は大きく(3月の医療費は、50数万円、4月の医療費も、45万円かかりました)、一時はどうなることか、と思いました。

今回の経験で、癌を想定した場合、がん保険などに入っていなければ(私は一切、入っていなかった)、最低、生活費の2年分に相当するお金は、すぐに準備できる状態にあるのが望ましい、と感じました。ある程度、お金が無いと、安心して、おちおち治療も受けられない、というのが実感です。
【2008/09/11 01:14】 URL | のっぽ187 #- [ 編集]



>>のっぽ187さん

大変な病気なようで、なんとも言葉のかけようがないのですが・・・。
経済的にも相当大変な負担になったのですね。

確率の件についてですが、確率が低いからといってそれを無視できるわけではない、ということなのでしょう。私もそれが心配なのでガン保険を含めて医療保険には入っています。

私の場合、以前に眼病疾患で休職していた時期がありました。
そのときのことを今振り返って思うのは、のっぽ187さんの書いておられる通りなのですが、すぐに使える十分な金額のお金がないと安心して治療を受けることもできないということです。
それゆえに流動性の高い形での生活防衛資金の確保は必須だ、とつくづく思います。

のっぽ187さんのブログも少し読ませて頂きました。
自分の病気のことをブログで書けるというのは、ある意味ですごいことだと思います。私だったら正直ムリだろうなと思いますから・・・。

・・・私はどうもこういうことに対するコメントは苦手なので、あまりうまく書けないのですけど・・・。


【2008/09/13 20:54】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


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