プロフィール

masa

Author:masa
1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
なお、当ブログの更新は原則として不定期です(月に数回程度の更新になると思います)。

最近の記事

ブログ内検索

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

月別アーカイブ

貯金生活。投資生活。
「節約なくして貯金なし」「貯金なくして投資なし」を座右の銘とする管理人がお金と社会について語るブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「公的年金の積立金運用、赤字10兆円」のニュースと批評をみて思ったこと
例によって少し古いニュースの話ですが(当ブログにはタイムリーという言葉は存在しませんので悪しからず)、公的年金の積立金運用が10兆円の赤字を出したことが各ブログなどで話題になっています。
まずはニュースサイトから引用します。

公的年金の積立金運用、赤字10兆円…過去最悪に : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

-------------引用開始-------------------------------

公的年金の積立金の2008年度の市場運用実績が10兆円の損失となったことが26日、分かった。

 単年度の赤字は2年連続で、赤字幅は過去最大となった。08年9月の米証券リーマン・ブラザーズの破綻(はたん)に端を発した金融危機による株価下落や円高が要因で、運用利回りもマイナス10%台に落ち込んだ。厚生労働省は「単年度の赤字で長期の年金給付にすぐ影響がでるわけではない」としているが、今後の年金制度のあり方にも影を落としそうだ。

 公的年金の積立金の運用は、厚労相からの委託を受けた「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が行っている。国民年金と厚生年金を合わせた積立金は約140兆円で、そのうち約90兆円を市場で運用している。運用割合は6割超が国内債券、2割が国内・外国株式、残る1割が外国債券となっている。

 08年度は、第1四半期(4~6月)のみ1兆円の黒字を確保したが、以降は株価下落などの影響を受けて、赤字に転落。第2四半期(7~9月)が4兆円、第3四半期(10~12月)は5兆円と大幅赤字を記録していた。

 厚労省が今後100年の年金財政を検証した「財政検証」では積立金の運用利回りを4・1%に設定した上で、厚生年金の給付水準が「現役世代の収入の5割以上」を確保できるとしている。今回のマイナス10%は目標と大きく乖離(かいり)した結果となっており、このまま運用の低迷が続けば、厚労省の計算通り年金資金が確保できず、将来の給付カットにもつながりかねない。「現役世代の収入の5割以上」は政府・与党の公約でもあり、給付カットとなれば、年金不信がさらに深刻化する恐れもある。

 ただ、今年度に入ってから、株式市場は回復基調にあり、運用実績は改善しつつあるとの指摘もある。

(2009年6月27日03時10分 読売新聞)

-------------引用終了-------------------------------


このニュースに関しては、様々なブログで話題になっています。しかし、真っ当な意見というのは、意外と少数派であるように思えます。
そんなわけで、真っ当な意見代表として、ゆうきさんのブログ「ホンネの資産運用セミナー」の該当記事から引用します。

年金運用10兆円損失に対する批判は妥当か?(ホンネの資産運用セミナー)

-------------引用開始-------------------------------

読売新聞は「今後の年金制度のあり方にも影を落としそうだ」とコメント。「大西 宏のマーケティング・エッセンス」の大西氏も「根本的に制度設計をやりなおさないと、年金制度がもたないですね」というコメントを書いている。

しかし、年金積立金管理運用独立行政法人の年金運用は「6割超が国内債券、2割が国内・外国株式、残る1割が外国債券」というかなりリスクを抑えた運用だ。だからこそ、今回の金融危機でもマイナス10%程度で済んでいる。

年金運用は現代ポートフォリオ理論に基づいて厳格に運用されている。にもかかわらず、株価が上昇しているときは「リターンが低い」と批判され、株価が下がると「損失を出すのはいかん」と批判されるのでは、現場の運用担当者は気の毒だ。

制度に対する不信感を唱える前に、まずはその制度を深く理解するべきだろう。私は現在の年金運用方法は理論的に妥当だし、今回の損失は「残念だが、回避不可能なこと」だと思う。

-------------引用終了-------------------------------



私としては、この意見に100%同意します。
ゆうきさんが書いておられる通り、年金の運用方法は極めて妥当だと思いますし、今回の損失は回避不可能だったはずです。



しかしながら、このニュースに関するネット上の書き込みをみたところ、制度をろくに理解せず、ただ批判だけをする人があまりに多すぎる気がします。以前に書いた記事、金持ちに対する妬みという名の病のコメント欄において公務員バッシングについて言及しましたが、この年金運用の赤字に関しても、例によって公務員バッシング的な意見があちこちのサイトで目立つのです。

ホンネの資産運用セミナーの中で紹介されているブログ、大西 宏のマーケティング・エッセンス:年金運用赤字10兆円を超すの記事をみましたが、確かに批判内容が的外れだと思いました。


批判をすること自体が悪いことではないと思いますが、問題なのは批判すべきポイントが完全にずれていることです。そもそも、ホンネの資産運用セミナーのゆうきさんが書いておられるように、まずは制度を理解することが重要です。実際問題として、今回の金融危機の中で、マイナス10%程度で済んでいるというのはまさしくリスクを抑えているからこそ可能なことだったはずで、そのことはむしろ評価に値すると思います。

それにしても今回のニュースに関する様々な意見・コメントをみて思ったのは、年金運用を含めたお金の運用というものを全く理解していない人が実に多いのではないか、ということです。

マイナスになったときにしか大きく報道しないマスコミも問題なのかもしれませんが、何よりも年金の運用を含め「お金を運用するということはどういうことか」という根本的なことを国民自身が理解する必要があるのではないかと思った次第です。

制度や仕組みといった基本的なことすらまともに理解しようとせず、公務員=悪という単純な図式で公務員を叩いておけばいいというような発想しか持っていないから今回のような的外れな批判が出てくるのではないかと思いますが、これはどうにかならないのでしょうか・・・。


最後に、参考までにWikipediaから年金積立金管理運用独立行政法人についての内容を一部引用し、今回の記事を終了します。

年金積立金管理運用独立行政法人(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)


-------------引用開始-------------------------------

年金積立金管理運用独立行政法人の職員は事務職員であり運用の専門知識を持たないため、実際の運用は金融機関に委託して行われている。また、委託先の選定に当たっては金融の専門家で構成される運用委員会の諮問を受ける。運用部門別にそれぞれ複数の金融機関に委託しており、具体的にどの金融機関に運用を委託しているかはすべて公表されている。

年金積立金は長期にわたって運用されるため、短期間の収益よりも長期間の収益が重要なのは当然であるが、運用結果は四半期ごとに公表され、収益率がマイナスであると大きく報道され、逆に収益率がプラスあると小さく報道される傾向がある。その際、多くの有識者などがコメントを出すが、短期の収益がマイナスであったことのみを強調し、通算収益がプラスであることは無視される場合が多い。さらに、「運用に素人の公務員が年金運用で大損を出した」「素人の公務員でなくプロに運用させるべき」「委託先金融機関が公表されていない」「運用結果や財務状況が開示されていない」「運用損を出して年金積立金は大きく毀損された」「共済年金は国債のみで安全に運用し、国民年金だけで博打を行っている」など、各種の誤解がはびこっているのが現状である。

運用の内訳は、国内債券57.56%、国内株式17.88%、外国株式10.63%、国外株式13.93%であり、多くはベンチマークに連動するように運用するパッシブ運用であるが、一部はアクティブ運用も行っている。

運用収益を上げるべく、優秀なファンドマネージャーを高額な報酬で雇用し、より積極的にアクティブ運用させるべきとの見解がある。一方、アクティブ運用では長期的に見てパッシブ運用のリターンを上回ることは困難であり、またアクティブ運用では高額な委託手数料が必要でありコスト面でも不利である、等の意見もある。なお、平成18年度の国内株式部門の超過収益率は、アクティブ運用-0.16%、パッシブ運用+0.28%であった。

-------------引用終了-------------------------------




※管理人より追記です。本日(2009年7月8日)時点で、上記Wikipediaの記事には以下の注釈がありますので、この点、ご注意下さい。また、運用の内訳のところで、「外国株式」「国外株式」とありますが、これは記載ミスでは?

-------------引用開始-------------------------------
この記事には『独自研究』に基づいた記述が含まれているおそれがあります。
これを解消するために独自研究は載せないを確認した上で、ある情報の根拠だけではなく解釈、評価、分析、総合の根拠となる出典を示してください。
-------------引用終了-------------------------------






テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

この記事に対するコメント
年金選択制
この大西という人はリスクを取りたくないのでしょうね^^;
ただ現代ポートフォリオ理論にも穴はあります。
年金自体に格差もあるし、何よりも選択できないというのは致命傷のような気もします。

大企業は年金基金があるので減っても多少は安心ですが、単に厚生年金、国民年金だけだとリスクを取るのは厳しいような気もします。
>日航の年金583万円↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090706-00000202-jij-bus_all

日本人はリスク資産の運用ができないのではなくて、不利だからやらない(またはローンがあるのでそれどころではない!)という選択もありのような気がします・・

>日本人大衆の運用感覚はなかなか立派↓
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/yamazaki/yamazaki_20090703.html#q-08
【2009/07/09 12:56】 URL | 預金王 #- [ 編集]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2009/07/09 23:19】 | # [ 編集]

管理人よりコメント
 
管理人からのコメントです。

今回の記事に関して、ある読者の方から、「現在の公的年金のアセットアロケーションで4.1%のリターンを出すのは無理があるのではないか?このことの方が運用損よりもよほど重要なはずだが、それについてどう思うか?」という主旨のコメントを頂いています。

この点については、全くその通りです。現状のアセットアロケーションでは4.1%の運用利回りを出すというのは非現実的だと思います。この点は批判されても仕方がありません。もっとも、だからどうすればいいかというのは難しいところです。恐らく国民の多くは「できるだけ高いリターンを出せ。ただし、よけいなリスクはとるな。損失を出すことは絶対に許さん!」と考えているに違いないからです。

本来ならば、「このアセットアロケーションならこれくらいの損失を出すことがありうるが、平均的なリターンはこれくらいが期待できる」と説明すべきだと思いますが、リスクアレルギーの国民は「損失を出すことがあり得る」などということは絶対に認めないでしょうからねぇ・・・。どう考えても不可能なことをやれと言っているわけで、これでは運用に携わる人も気の毒ではあります。

本来は、こうしたことを国民自身が理解して、どういうアセットアロケーションでどんな運用方法が望ましいかを議論する必要があるのではないかと思うのですが、それはなかなか難しそうです。




>>預金王さん

今回の運用損失を批判している人たちというのは、リスクをとりたくないという以前に、何も理解していないというのが正しいのではないかと思います。年金運用というものを理解した上で、リスクをとりたくないというのならわかりますが、どうもそういうのとは根本的に異なる気がするのです。


【2009/07/15 05:52】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


> リスクをとりたくないという以前に、何も理解していないというのが正しいのではないかと思います。

masaさんに賛成の一票。おそらく、大多数の日本人は、運用とはどういうものか、
ということを全く理解していない。

というか、学習する機会が無かった、という方が実態に近いのではないかな。
なぜなら、学校教育では、運用に関して、ほぼ全く教育していない(=テストに出ない)から。
【2009/07/22 22:18】 URL | ひろん #- [ 編集]

管理人よりコメント

>>ひろんさん


>学習する機会が無かった、という方が
>実態に近いのではないかな。

この点、その通りなのでしょうね。

私としては、貯蓄から投資へという流れの中で、お金の運用というものについて多少なりとも学習したのではないかと思っていたのですが、どうやらそれは完全な間違いだったようですね・・・。

【2009/07/26 17:37】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://moneyfreedom.blog21.fc2.com/tb.php/429-0d2023e2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。