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1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
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捨て印の恐怖
何かの契約をするとき、当然のごとく印鑑を押すことになります。当たり前の話です。しかし、私が押すのをどうしても躊躇してしまう部分があります。


それが、今日のテーマである、捨て印というやつです。


捨て印とは何か。極めて初歩的な話ではあるのですがWikipediaより引用しておきます。

捨印(提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

-------------引用開始-------------------------------

捨印(すていん、捨て印)とは、契約書、申込書、証書などを作成する場合において、記載の誤りを訂正する際の訂正印の捺印に代えて、当該書類の欄外に捺印する行為、または、その捺印された印影を指す用語である。

書類を交換・提出した後に、相手方が訂正する事をあらかじめ承認する意思を表明するものとして扱われる。書類の書式によっては、あらかじめ捨印欄を用意しておき、そこに捺印するものもある。

(中略)

趣旨

あらかじめ押す訂正印であり、以後の訂正を認める意思表示である、と解釈される。

一度作成した文書を訂正するには、たとえ微細な訂正であっても、訂正個所に訂正印を押さなければならない。訂正印の無い修正は無効であるし、文書の有効性が損なわれる事も考えられる。しかし、訂正の都度文書を交換・送付などして訂正印を押すのは煩雑であるし、状況によっては日数や時間も要するなど効率も悪く、迅速な処理の妨げとなる。

そこで、微細な誤記、あるいは明らかな誤字脱字程度であれば、相手に断ることなく訂正して良いと承認を与える意思の現れとして、捨印を押す。


問題

本来は、微細な誤記、あるいは明らかな誤字脱字程度の訂正を認める趣旨で押されるものだが、訂正の範囲や限度は限定されていない。よって、授受する金銭の金額を書き換えたり、文書の記載内容の趣旨を当事者の一方にとって都合の良いように変更するなどの書換えをされても、それらを全て事前承認したと扱われる危険がある。言うなれば、文書の記載内容を修正する全権を相手に渡すようなものとも考えられる。

実務上、委任状などに捨印を押す場合があるが、これはいわゆる白紙委任状と同じ事であり絶対に避けるべき事柄である。

-------------引用終了-------------------------------

あらかじめ押す訂正印。それが捨て印です。しかし、考えてみるまでもなく、これは恐るべき話です。Wikipediaにあるように、「授受する金銭の金額を書き換えたり、文書の記載内容の趣旨を当事者の一方にとって都合の良いように変更するなどの書換えをされても、それらを全て事前承認したと扱われる危険がある」ためです。

実際に捨て印を巡るトラブル事例も多々発生しています。Wikipediaの項目の最後にある、「連帯保証人制度 改革フォーラム 捨印の恐ろしい本当の話し」のリンク先に詳しい事例が載っています。長文につき、引用は避けますが、どれもこれも怖い話ばかりですので目を通しておいて下さい。


捨印の恐ろしい本当の話し


こうしたことは、印鑑社会であるがゆえの事件だといえそうです。そして、最も恐ろしいのは、こうした事件にいつなんどき自分が巻き込まれても不思議はない、という点にあります。自分が印鑑をうっかりと押してしまったというのなら、それも自業自得ということで仕方のない部分もありますが、人が勝手に印鑑を押した場合でも、言い逃れができないというのは恐るべき話です。

印鑑というのは、お金そのものよりも大切なものだと言えそうです。何しろ、印鑑一つで全財産を失ったり、身に覚えのない借金を抱えてしまう恐れがあるのですから・・・。

私は、お金についての膨大な本を読む中で、こうした印鑑にまつわるトラブル事例も数多く目にしました。上記サイトによると、「最高裁は、本人の署名でなくても、印鑑さえ本人のものであれば、本人の意思にもとづいて真正に成立したとものとの判決を出している」とのことなので、なおさら恐ろしい話だと言えます。

印鑑社会に生きる我々は、印鑑の管理というものを否応なしにシビアにしなくてはならない、ということになります。そして印鑑に関する限り、たとえ自分の家族・身内であっても、下手に渡してはならないということでもあります。


・・・それにしても、この手の話を読む度にいつも思うことなのですが、印鑑を巡って数多くのトラブルが発生しているのですから、もういい加減、制度や法律を変えるべき段階にきているのではないかと思うのですけどねぇ・・・。なんらかの形で改善して欲しいと思う次第です。




テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

この記事に対するコメント

はじめまして。
1年ほど前からなんとなく投資を始め
最近になって将来のために計画的に資金運用しなくてはと
貯金も含めて色々勉強中です。
こちらのブログも過去ログから全部読ませていただき、
私が出来ていない節約、貯金の部分が特に勉強になりました。

今日のエントリーは過去に何気なくやっている捨て印がそんな意味を持っていることを
恥ずかしながら知らず今後気をつけなくてはと思っています。
とはいえ現在住んでいる海外では印鑑文化は全くないので
本当に日本の印鑑文化って特殊だなと改めて感じたところです。
【2009/11/17 23:21】 URL | みあ #F9ckFCGU [ 編集]


今回の記事は自分にとって盲点でした。
今後、日常生活で注意しようと思います。
いつも示唆と刺激に富む記事をありがとうございます!
早速どこかでネタとして使わせてもらいます(笑)
【2009/11/18 12:47】 URL | 虫とり小僧 #YHpFg9Og [ 編集]


ウーム... 知りませんでした。

連帯保証人には、何があろうとも、絶対にならない、と決意していますが、
"捨て印"というのは、私にとっても、盲点でした。怖いですね。
【2009/11/19 20:06】 URL | ひろん #- [ 編集]


今週のベリタスの橘玲氏の記事にも日本の印鑑制度の問題点が述べられていました。
その中で興味あること事が書かれていました。自分も初めて知ったのですが、日本に住む外国人は銀行口座を作る際に印鑑でなくてサインが認めらているそうです。理由は、外国人の名前を印鑑にするのが難しいからだそうです。
【2009/11/20 15:42】 URL | とし #- [ 編集]


日本人でもサイン取り引きはできます。僕が20年程前に作った口座はサインのみの取り引きです。印鑑を持ち歩かなくて良いので楽でなのですが、20年も立つとさすがに、サインが微妙に変化をしますので、毎度気を遣ってサインをしています。
【2009/11/20 20:50】 URL | 通りすがり #- [ 編集]


お金を借りる場合、賃貸契約書に「捨て印」は必須です。
断れません。

クレジットカードの申し込みも「捨て印」を要求されます。
断れません。

私は、捨て印に関するトラブルは経験していませんが、裁判では筆跡鑑定なんてしてくれないようです。
印鑑証明書に押されている印影が、不利な契約書に押されていたら最後です。

はっきりって、「防ぎようが無い」といのが、実情です。
押したくなくても、弱い立場では押さざるを得ないからです。
【2009/11/21 00:57】 URL | 元町愛 #195Lvy4Y [ 編集]


元町愛さん

ふむぅ。。なるほど。。。勉強になる。。。怖い。。。。。
【2009/11/21 09:45】 URL | 虫とり小僧 #YHpFg9Og [ 編集]

なるほど
捨て印、勉強になりました。

でも断れるのかな、と思いましたが、
元町愛さんのご指摘で納得しました。

捨て印を押す場面であれば、
社会的に信頼できる相手と判断すべきですね。
【2009/11/21 12:47】 URL | あつまろ #- [ 編集]


捨て印は断れるとおもいます。

あくまでも「軽微な訂正で、お客様にいちいちご面倒をおかけしないため」

なので、申し込む側が自動引落の依頼書やカードの申込書に

不備があった場合、その都度訂正印のやり取りなどが面倒でなければ

押す必要はないと思います。

よく書類に「捨て印も忘れずに」という記載がありますが、

今まで私は押したことはありませんし、「捨て印が無いので書類をお返しいたします」

と言って返却されたことはありません。

正確に申し上げますと、「捨て印が無いのですが…」

という電話はもらったことはありますが、その時も

「記載事項に不備があればその都度その個所に訂正印をおしますので

時間はかかっても構わないので送り返してください。」

と伝えましたらあっさり「わかりました」というご回答を得ました。

たぶん問題なのは、グレーな金銭な取引などではないでしょうか。

(今日中に借りないと間に合わななどの類)

最近の銀行の借り入れ手続きですと、むしろ「捨て印を押さないで下さい」

と担当者に言われます。



【2009/11/23 13:04】 URL | ライヒ #Tb/w00Xg [ 編集]

管理人よりコメント
 
今回も、まとめレスにて失礼します。

まず最初に補足を一つ。記事本編では送りがなをつけて「捨て印」と書いていましたが、どうやら「捨印」という表記の方が一般的なようです。ですので、今回の私のコメントでは捨印としていますのでよろしくお願いします。

-----------------

捨印の意味というのは、意外と知らない人が多いようです。今回頂いたコメントの中にも、捨印の意味を知らなかったという人が何人かおられました。

捨印の意味を知らないというのは非常に恐ろしいことです。通常のケースでは悪用されることはまずないでしょうけど、これがもし、法律の知識に詳しい悪徳業者が明確な悪意を持って捨印を押させた場合、それこそ最悪の事態になる可能性があるからです。

これほど重要な印鑑であるにも関わらず、なぜか、捨印の意味を教えてくれた人というのは、少なくとも私の周りには誰もいませんでした。何かの契約書を作る際にも、相手から「ここに捨印をお願いします」と言われることはあっても、肝心の捨印の意味は誰一人として説明してくれませんでした。

この捨印というやつは、「学校では決して教えてくれない知識」の最たるものかもしれません。大体、「捨てる」という言葉のニュアンスから、「あらかじめ押す訂正印」という発想はどこからも出てきません。捨印という名前の由来はよくわかりませんが、そもそもこの命名自体に、ある種の悪意が働いているのではないかと勘ぐってしまうほどです。

ところで、捨印に限ったことではありませんが、法律の知識をあまり知らない人は、マンガの「ナニワ金融道」「カバチタレ」「ミナミの帝王」あたりは第一巻から読んでおくべきだと思います。法律を知らなければ、いつか法律に泣かされることになる可能性があるからです。

コメントで話題になっていた、捨印を拒否できるかどうかということですが、これは拒否できる場合と拒否できない場合とがあるようです。これはつまり相手次第ということです。また、最終的に拒否できる場合でも、相手と「押してくれ」「押さない」という押し問答になるくらいのことは覚悟しておかねばならないでしょう。

一番やっかいなのは、このコメントの最初に書いたように、悪意を持った業者が相手のケースです。この場合、相手の目的は捨印を押させることにあるので、相手は何が何でも捨印を押させようとするはずだからです。これに対する確実な防衛策は残念ながら存在しないのが実情ですが、あえて言うなら、捨印は何が何でも拒否し、捨印を強要するような相手とは取り引きしないということくらいしかできないのではないかと思います。

この印鑑に関する法律や制度は、そろそろ改正すべきではないかと思うのですが、捨印の意味も知らない人が大勢いるのが現状だとすると、法を改正しようという動きが起きないのも仕方のないことなのかもしれません。


それから、銀行口座を作る際のサインの話ですが、ネット銀行で口座を開設する場合、印鑑不要のケースが多いですね。高齢者の人などは、ネット銀行の「店舗なし、通帳なし、印鑑なし」というシステムに不安を感じることが多いようですが、私などはむしろ通帳も印鑑もない方がよほど安心だと思うのですが、これはやはり感覚の違いなのでしょうねぇ・・・(^_^;)
ただ、通帳も何もないだけに(銀行ならキャッシュカードだけはありますが)、自分に万一のことがあった場合に、相続のことで遺族が困ることがないように自分が口座を持っている金融機関の情報はきちんとわかるようにしておく必要はあるでしょう。「故人が、どこに口座を持っていたかがそもそもわからない」ということにならないようにする必要がありますから。

【2009/11/29 08:12】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


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