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Author:masa
1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
なお、当ブログの更新は原則として不定期です(月に数回程度の更新になると思います)。

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貯金生活。投資生活。
「節約なくして貯金なし」「貯金なくして投資なし」を座右の銘とする管理人がお金と社会について語るブログ
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日本人に株式投資アレルギーが多い理由を考えてみる
今回は、日本人に株式投資嫌いの人が多い理由を考えてみたいと思います。この手の話をするときによく言われるのが、「日本人は勤勉だから、働かずにお金を得ようとする株式投資というものが嫌いなのだ」ということですが、これは違うと思います。もし、本当に不労所得的な考え方が嫌いだというのなら、宝くじなど誰も買わないはずですが、現実には多くの人が一攫千金を夢見て宝くじを買っているからです。

では、日本人が株式投資嫌いな理由はなんなのか。これにはもちろん、いくつもの理由が挙げられるかと思いますが、私が思うにその理由は極めて単純明快です。それは・・・



証券会社に対する不信感が非常に強い



ということです。これが一番大きな要因ではないかと考えています。この話に関連して思い出すのは、昨年(2009年)3月の麻生前首相の発言です。
この話は、かれこれ1年近く前の古いものですが、当時のニュースから引用しておきます。

麻生首相また…「田舎では株屋ってのは怪しい」(社会) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

-------------引用開始-------------------------------

麻生太郎首相が21日、首相官邸で開かれた経済危機克服のための有識者会合で「預金と違って、株をやってるというと田舎では怪しい」と発言した。

 国内株式市場の活性化策を協議した際、首相は東京証券取引所の閉鎖性について参加者に質問。松井道夫・松井証券社長が「日本だけが先進国の中で外国人がメーンプレーヤーになっている。株式が悪だという雰囲気を払しょくする対応を具体的に出さないと直っていかない」と指摘すると問題の発言が出た。首相は「全く賛成だけど、やっぱり株式会社、株屋ってのは信用されてないんですよ。僕はそうだと思うなあ。やっぱり株をやってるっていったら、田舎じゃ何となく怪しいよ。“あの人は貯金してる、でもあの人、株やってんだってさ”っていったら、何となく今でも、まゆにつば付けて見られるところがあるでしょうが。オレたちの田舎では間違いなくそうよ」と述べた。「株屋」には証券会社やその従業員を見下す意味合いもあり、証券界からは「株式市場が厳しく日本経済も厳しい現状で、株式市場について軽口を叩くのは、実体経済を軽視している」(大手証券幹部)など首相を批判する声が上がっている。

-------------引用終了-------------------------------


この発言には、賛否両論あるかと思いますが、私は、「政府の要職にある立場の者としては、とんでもない発言だ」と思う一方で、「その通りだ」とも思いました。確かに、投資をやっている私の目から見ても、株をやっている人は怪しいというイメージが付きまとうのです。

一般的なイメージとしては、「日本経済全体としては、証券会社の果たしている役割は非常に大きいと言える。しかし、一個人というレベルで考えれば、証券会社及び証券会社で株式投資をしている人に対しては、ある種の怪しさを感じざるを得ない」というところではないでしょうか。

実際のところ、比較的良心的な投資商品が登場してきて、証券営業マンのうさんくさいセールストークに惑わされずに投資ができるようになったのは、ネット証券が登場してきて以降のことで、極めて最近のことだと思います。

貯金と投資をテーマとするこのブログにしても、その内容の大半は、「証券会社のセールストークに乗せられないようにしよう」というものになってしまっています。なぜわざわざこんなことを書かなければならないのかといえば、それは結局、証券会社というのはおおむね顧客の利益と相反するようなあくどい商売をしているということを認めざるを得ないためです。これがもし、他の分野の話であれば、これほど「セールストークに注意せよ」と、くどくどと書くこともなかったと思います。

私自身も、今でこそ投資という世界に足を踏み入れるようになりましたが、それはインターネット証券会社というものが登場し、そして比較的良心的な金融商品が発売されるようになったからこその話です。もし、インターネット証券会社というものが存在せず、旧来型の証券会社しか存在していなかったとしたら、やっぱり私も投資はしなかっただろうと思います。


そういう意味においては、日本人の投資アレルギーの根本は、証券会社というものに対する不信感にあり、そしてそれはおおむね正しかったのではないか、と考えています。


また、これはうろ覚えではっきりしたことは書けないのですが、戦前の日本における株式投資というのは先物が中心で投機色が強かったという話を聞いたことがあります。「株に手を出したがために家まで失った」という話をよく聞いたものですが、こうした話も株式投資のイメージを悪くしていた原因の大きな要因の一つなのでしょう。


こうしたことを考えてみると、一般の個人投資家が株式投資というものにネガティブなイメージを持ち、投資アレルギーを持っているというのは極めて自然なことだったではないかという気がします。結局それは、証券会社や株式市場そのものがもたらしたのではないかと思えるのです。

・・・ということは、結局のところ、株式投資アレルギーを生み出した根本原因は、他でもない証券業界自身がもたらしたものということになりそうです。

実際問題として、個人投資家の方々の書いておられるブログを読んでいても、今なお、証券会社に対する不信感の根強さは非常に大きいように思います(特に、ネット証券ではない旧来型の証券会社に対してですが)。個人投資家の最大の課題の一つは、「いかにして証券会社のセールストークを鵜呑みにしないようにするか」といっても過言ではないですからねぇ・・・。

--------------------------------

そうそう。それともう一つ、日本人が投資に対してネガティブである理由として、日本の企業の多くが、株主軽視の傾向にあるということも挙げられるのではないかなあとも考えていますが、これについては今回は触れないこととします(^^;)






テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

この記事に対するコメント
激しく同意
>株式投資アレルギーを生み出した根本原因は、
>他でもない証券業界自身がもたらしたもの

まったくもってその通り。ですね。
【2010/01/17 14:54】 URL | neet #X.Av9vec [ 編集]


「日本だけが先進国の中で外国人がメーンプレーヤーになっている。」
これはやはり不健全ですよね。
株価の増減の理由はいつも外国人投資家による買い越しか売り越しだと言われてますから。

もう少し敷居を低くするような施策が、政府や証券取引所には求められるののではないでしょうか。
たとえば、(イメージ改善とは違いますが)、
・取引を時間の拡大(そもそも昼休みは必要?)
・売買単位を、単元株ではなくすべて1株からにする
・政治家は個別株は禁止し、すべてETFにする。そして、市場の活性化のため、率先して購入する。
・投資教育を授業に取り入れる(できればシミュレーションではなく実際の取引)
・新興市場の一元化

などなど、色々やれることはあるのではないかと思いますけどねぇ。

ちなみに、第一生命の株式上場による活性化は期待しております。




【2010/01/17 15:23】 URL | ひで #- [ 編集]

なるほど
こんにちは。

なるほど、証券会社に一因があるというのは
そうかもしれません。
若い人はそういうイメージがなくなってきている
印象をうけますが、年配の方は株屋という
悪いイメージを持つ傾向がありますね。
【2010/01/17 16:57】 URL | あつまろ #- [ 編集]

日本人は株が好き
私も当初は日本人には株式投資アレルギーが根強いと思っていましたが、
実際には逆で、日本人は株式投資が好きであることに気付きました。

関連記事のリンクです。(自分のブログのリンクで申し訳ありません)
http://fortheopensociety.blog17.fc2.com/blog-entry-161.html

ただ、従来の証券会社への不信はあるようですし。同様に商品先物業者への不信もあるようです。
確かに、その「不信」は彼ら自身が作り出したものだと思います。
【2010/01/17 17:47】 URL | グラフトン通り #- [ 編集]

外国と比べてどうか
アメリカ人でも、ウォール街が嫌いな人は多いでしょう。高額報酬批判とかもありますし。
「日本人に株式投資アレルギーが多い」かどうかは、外国人の株式投資アレルギーと比較しないとわからないのではないでしょうか。
また、日本人がアメリカ人よりも株式を持っていないのは、金融資産の分布格差で説明できます。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070918/135217/

日本において「株式が悪」というイメージは証券界の自業自得による面もあるとは思いますが、外国の証券界は立派だという話はききません。どっちもどっちなのではないでしょうか。
【2010/01/17 21:23】 URL | miyaken #mQop/nM. [ 編集]

株嫌いの要因は損出を抑えられない人が多いからでは?
>>「いかにして証券会社のセールストークを鵜呑みにしないようにするか」

これは評論家にも言えるのではないでしょうか?

http://money.yahoo.co.jp/column/company/ead/celebrated/person4/100115_person4.html
>市場が大暴落したあとでさえ、あいかわらず信用度の低いアドバイスが新聞雑誌やテレビにあふれていた。そのようなアドバイスを流しつづけていたのは、「専門的な投資家」ではない株式や不動産のプロだった。彼らはプロの「セールス」の人々だった。彼らは手数料で生計を立てているのであって、ROI(投資収益率)で暮らしているのではない。商品が売れなければ、彼らは生きていけない。

別にネガティブなイメージでもいいのではないでしょうか?
現に「株に手を出したがために家まで失った」という人は大勢いるわけだし、ネット証券でも信用取引やFXなどをやってる人には破産者も出ているわけですから・・

住宅ローンなんかも物件の倍額出して買ってる人が多く、実質、家を一軒失ってますが、損という認識はない人がほとんどだと思います。
【2010/01/18 22:42】 URL | 預金王 #- [ 編集]

「日本人は保険が好き」
グラフトン通りさんの分析、面白いですね。

ちなみに、似たような話で、「日本人は保険が好き」って通説もあるんですが、これも
データで検証してみると、意外な結果になったりして。

ただ、高度成長期においては、給与収入のキャッシュフローが極めて成長性が高く見えたわけで、

 株に投資はしない、代わりに、
 生命保険で給与収入のリスクヘッジを図る

のは経済的合理性はあったのではないかと思います。

なので、時系列で分析してみると、さらに面白いかもしれませんね。
【2010/01/21 12:48】 URL | だとも #- [ 編集]

管理人よりコメント
 
今回はまとめレスにて失礼します。

今回頂いたコメントの中で最も興味深いと思ったのは、グラフトン通りさんのコメントでした。グラフトン通りさんのブログは実によく書かれていますね。また、miyakenさんの書いておられた話も面白いと思いました。投資本でよくみかける、「米国人に比べ、日本人は投資に消極的だ」というのはどうやら正しくなさそうです。データというものに騙されないようにしないといけないなと思った次第です。
それから、同じくmiyakenさんのコメントを読んで思ったのですが、外国人の株式投資アレルギーというのは果たしてどうなのか・・・?これについては、なんとも言えないのですが、調べてみると面白い結果になるかもしれませんね。

だともさんの書いておられた、「株に投資はしない代わりに生命保険で給与収入のリスクヘッジを図る」という話も、なるほどと思いました。確かに、高度経済成長期においては、投資などで下手なリスクをとるよりも、生命保険でリスクヘッジを図る方が合理的だったのだろうと思います。

また、ひでさんが書いておられるように、敷居を低くするような施策というのも必要だと思います。個人的には売買単位の引き下げはやって欲しいところです。「投資をするためにはまとまった資金が必要だから、投資というのは金持ちだけが行うもの」というイメージも依然として根強いですし。

それからふと思ったのですが、日本では土地神話というのがあったのも忘れるわけにはいきませんね。土地神話というものがあったがゆえに、自宅用不動産を含め、株式よりも不動産の方に資産を振り向ける方が合理的だったと考えたとしても不思議はありませんし、また、持ち家を手に入れるためにムリのある住宅ローンを抱えているため、株式にまでお金が回す余裕がなかったという見方もできそうです。

さて、今回の記事は、私が普段何気なく思っていたことについて書いてみたものです。証券会社のみならず、商品先物取引会社に至っては、さらにイメージが悪い・・・。先物取引といえば、昔勤めていた会社に先物取引会社で働いた経験のある人がいたのですが、その人が「先物取引の営業マンの仕事は客を騙すことだ」と言っていたのを思い出します。ちなみに、私が純金積み立てを開始する際、先物取引会社も候補の一つだったのですが、そのあまりにイメージの悪さゆえに、先物取引会社はあえて避けたという経緯があります。

【2010/01/24 09:01】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]

郵便局の投信販売の販売
日本人であろうと、外国人であろうと、お金がほしくない人は、いないでしょう。
勿論、人種により価値観の違いもあるでしょうし、一概には言えないとは思いますが
基本的に日本人は貯蓄には、熱心です。しかし、株屋は人を騙しすぎました。この業界の不振は、自ら招いたもので、自己責任でしょう。商売はリピーターで成り立つと私は思っています。彼らはそれを自ら否定し、その時ひと時の手数料稼ぎの為にお得意さんを騙し、リピートを自ら拒んできたのです。騙して売って、後は自己責任で、担当者は転勤や期日前早期定年退職等平気でやっているのです。こんなことで健全な企業といえるでしょうか。郵便局等自由化もお年寄り相手の投信販売は当初から危険視していました。私の心配が、必ずお年寄りを襲う日がもうそこまで来ています。
【2012/04/09 21:53】 URL | cello #GgoiIYCg [ 編集]


アメリカでも、おっぱいウォールストリートっていうデモもあったくらいですしね。

私は社会主義者ではありませんが
そもそも、株式市場自体が社会には不要であると思います。
会社なんて事業やるだけなら、有限会社・合名会社・合資会社あたりで十分です。

まず、個人投資家なんてのは社会的に不要ですね。
ちゃんと起業して会社立ち上げるなり、転職して会社で働いて稼ぐなり、個人事業立ち上げて細々とやっていけばいいだけですから
特段問題ないわけです。

銘柄企業は、本当に資金が必要なら銀行から借りればよいだけ。銀行から借りられないなら、その事業は見込みがないということ。事業やる資格なしですよ。
そのように正しく審査されるよう、銀行の融資基準は改革されていくべきですが。

そもそも資金の融資を必要とする時点で、ビジネスとして黄信号灯ってんですけどね。自己資金で全部を賄えるのが最もよろしい。

また、株式上場すると市場からは短期的利益ばかりを要求されます。実事業と無関係の素人筋による有象無象のプロパガンダで、株価ガンガン操作されますし。
自分で煽ってバブル作って潰した結果、実体経済/実業の企業体・従業員にまで迷惑かける存在…バカじゃないのかと。
「今期と来期の収益は捨てますが、3~5年後には次世代事業で黒字を伸ばす計画です」
というような、中~長期戦略や、次世代事業に向けた種まきなんか、木っ端微塵に否定されますからね。筆頭株主・機関投資家によって。

これで成長戦略だなんてハナからおかしなもんですよ。

成熟産業は方向変換しないと業績は伸ばせないのに、現状利益がでているとその方向変換を認めないんですね、株式市場というのは。

したがって、株式会社は自発的に事業モデルの転換が図りにくいんですよ。成熟産業の上場企業で株式業績がよければよいほど。

フリー・フェア・グローバルの橋本改革、民営化・規制緩和の小泉改革あたりからの、日本経済の停滞感ってここからきてると思いますねえ。
【2013/04/20 10:37】 URL | ばしくし #- [ 編集]

承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
【2016/06/30 16:16】 | # [ 編集]


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