プロフィール

masa

Author:masa
1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
なお、当ブログの更新は原則として不定期です(月に数回程度の更新になると思います)。

最近の記事

ブログ内検索

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

月別アーカイブ

貯金生活。投資生活。
「節約なくして貯金なし」「貯金なくして投資なし」を座右の銘とする管理人がお金と社会について語るブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

インフレリスク商法に踊らされないように注意しよう
記事の続編です。
過去の記事はこちら。

預金がインフレに弱いことを示すデータはどこにもない

金融商品の売り手側がインフレリスクを強調する合理的理由について考える


今回は、こんなテーマの記事を書いた理由について補足の意味合いを込めて書いていきます。
「預金はインフレに弱い」「預金にもリスクがある」「預金が安全というわけではない」などというのを一体誰が言い始めたのかは知りませんが、この手の話を見る度にうんざりしていました。

「やれやれ。また始まったか・・・」と。

投資系ブログなどを読んでいても、読者の書くコメントを含め、預金をやたらと否定したり、毛嫌いする人がたまにいます。これが私には全く理解できませんでした。



「もしかすると、日本において預金がインフレに勝ってきたことを知らないのだろうか?それとも、わかっていて預金のインフレリスクを懸念しているんだろうか?果たしてそのどちらなんだろう?」というのが私の長年の疑問だったのです。知っていて、将来のインフレを懸念しているというのなら特に問題はありません。しかし、知らないというのなら大きな問題です。そこで、預金がインフレに弱いというのは事実無根のウソだったという話を書こうと思ったというわけです。



私自身は、インフレ対策だけならば預金で十分だと思っています。まして、現在はデフレです。インフレ対策だけのために投資をしなければならない必然性は何も見当たりません。

もし、預金では対応できないインフレがやってきたらどうするの?という話ですが、それはそのときになってから考えて行動すればいいだけのことだと考えています。もちろん、そのときに備えてある程度の知識は持っておかなくてはなりませんが、インフレというものを過剰に恐れる必要はないというのが私の基本的な考え方です。預金は流動性も高いので、いざとなればお金を動かすのは容易にできるはずです。

私は投資も行っていますから、投資推奨派の言いたいこともわからないではありません。しかし、私が投資をしているのは、単なるインフレ対策として行っているのではなく、より積極的にリスクをとることでお金を殖やすことを目的としてのものです。現状においては大幅な元本割れですが、リスク許容度の範囲内に収まっている限りは何も問題はありません。元本割れは最初から覚悟の上です。逆に言うと、投資をする場合には元本割れのリスクを容認しなくてはならないのです。お金を減らしたくないという理由で預金にしている人に対して、お金を減らすリスクのある投資をせよというのはなんとも大きな矛盾です。

私には、預金にもリスクがあるとかいう話が全く理解できないのです。確かに、預金にもリスクはあるのかもしれません。しかし、だからといって投資という形でより大きなリスクをとることが妥当だとは思いません。私自身は、身内や知り合いなどに対しても、投資を勧めたことは一度もありませんし、これからも勧める気はありません。自らのリスク許容度と相談の上、投資をやりたいと思う人はやればいいし、嫌な人はしなければいいじゃないかというただそれだけの話だと思っているからです。預金も一種の投資なのでリスクがあるという発想はわかりますが、それでも預金という金融商品はそんなに悪い商品ではないと思います。

インフレリスクを煽り、預金の不安を煽って投資へと誘おうとする人は世の中にたくさんいます。金融商品の販売業者だけではありません。投資用不動産の販売業者もそうです。また、独立系のファイナンシャルプランナーでも、預金はインフレに弱いと主張する人がいます。


以下、山崎元氏のホンネの投資教室より引用します(ここでは一部だけを引用しますが、全文必読の内容です)。


第117回 インフレのリスクとお金の運用 - 山崎元のホンネの投資教室 - 楽天ブログ(Blog)

-------------引用開始-------------------------------

将来インフレが起こった時に自分のお金を追いつかせるために、「お金の扱い方」をどうするかということは大切なことに間違いない。しかし、どうも世の中を観察していると、「インフレ」を逆手にとって脅し文句に使うことが多いので、これには注意したい。

読者は、株式や投資信託を売りたい金融機関の人間から、こんな話を聞いたことはないだろうか。

「現在はデフレかもしれませんが、やがてインフレになった時に備えて、お金を増やしておかないと大変なことになりますよ」

「将来インフレになった時にインフレに追いつくだけのお金がないと、生活が維持できなくなります」


(中略)


あえて言えば、“悪徳金融業者”が個人から手数料を荒稼ぎしたいがために、将来のインフレリスクをことさら強調することがあるので注意して欲しい。彼らの言葉に過剰反応して、まんまと騙されることだけはくれぐれも避けたい。

この点について、もう少し説明しておこう。

将来に対する不安を喚起しておいて、それに対する解決策があるかのようにモノを売るというのは、特に利幅の大きい怪しいものを売る時には、よく使われるセールスのテクニックだ。健康食品、化粧品、生命保険などが時に該当するが、これらの共通点は、売り手の利幅が非常に大きな商品であること、セールス行為が絡まなければ売れないこと、普通の人にはほとんど不要であることだ。いずれも「霊感の壺」と同じパターンである。

金融商品の販売にも、そのような脅しまがいのセールスが横行しており、将来の大インフレはその材料にしばしば使われている。日本の国家財政が間もなく破綻するかのような事を言って、「あなたが今持っている円資産は紙クズになる」といった恐怖感を煽った上で、「だからこそ海外で資産運用しましょう」などと怪しい投資話や手数料のバカ高いプライベートバンクの利用などを持ちかけるようなパターンだ。

十分気をつけて欲しい。

-------------引用終了-------------------------------



ここにあるように、将来のインフレリスクを強調して人を脅しつけるようなセールスをする人はけっこういるものです。山崎元氏は、「霊感の壺」と同じパターンだと書いていますが、まさにその通りだと思います。

霊感の壺を販売する悪徳商法の場合、「この壺を買いなさい。さもなくば不幸な出来事が起こり大変な目に遭いますよ」と脅します。
金融商品販売業者などの場合、「私の推奨する投資をしなさい。さもなくば将来のインフレで大変な目に遭いますよ」と脅します。

私自身は、こうしたやり方を「インフレリスク商法」と呼んでいます。

次に、その具体的な例として、前回の記事でコメントを頂いた吊られた男さんのブログの記事へのリンクを貼っておきます。これは、さわかみファンドの澤上篤人氏の書いている、「第90回 個人金融資産あるあるといわれているが | 澤上篤人「さわかみ経済教室」 | 楽天証券」に対する批判記事ですが、良記事です。ここでは一部のみ引用しますが、これも全文必読の内容です。



吊られた男の投資ブログ (一般人の投資生活) : 預金は立派なインフレ対策 (まだこの手の輩がいるのか・・・)

-------------引用開始-------------------------------

「ひとつ、はっきりしていることがある」と言っていますが、インフレになると預貯金の購買力が下がるんでしょうか。これは嘘もいいところです。

金利は基本的に物価水準に合わせて動く。物価が上がれば預金金利も上がります。
上の【図表1】1年定期金利と物価上昇率の推移の1980年以降の物価上昇率と預金金利の推移の通りです。インフレで購買力を減らしたくないだけなら1年定期預金は立派な対象です。



ひとつ、はっきりしていることがあります。金融機関の営業は販売時と運用時の手数料目当てに、資産運用しないことの危機を嘘八百を駆使して煽ってくる。

-------------引用終了-------------------------------



今一度書いておきますが、本当に恐ろしいのはインフレよりもむしろ、金融商品販売業者などのセールストークの方です。彼らは平気でウソをつきます。預金の不安をことさら強調するような人には気をつけた方がいいと思います。

それと、これもいつも書いていることですが、仮に投資をしない人であっても、金融や投資の知識は必須だと思います。知識があれば、投資話のウソを見抜きやすくなります。また本当に預金では対応できないインフレがやってきたときにどうすればいいのかを冷静に判断することが多少は容易になるかもしれません。投資は万人向けではありませんが、金融や投資に対する正しい知識だけは万人が身につけておく必要があると思います。知識は力なり、ということです。

それにしても、もし本当に「日本において預金はインフレに負けていた」と思いこんでいる人がいるのだとしたら、それはずいぶんと大きな問題です。こんなのは、金融リテラシーうんぬん以前の話。投資の通説のウソを見抜くこともまた、投資家に求められる能力だと思います。それ以前に、直観的に考えてもわかりそうなものです。すぐにばれるようなウソをつく方も問題ですが、簡単に騙される方にも少なからず問題がありそうです。最も身近な金融商品であるはずの預金で騙されるようでは、より高度な知識の求められる投資で騙されるのも仕方のないことかもしれません。


 

テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

この記事に対するコメント

普通に考えて儲け話があっても他人には言わないし
例えば宝クジが当っても言いませんね。

投資信託で言えば「プロが運用するから大丈夫」ってうたい文句も
信頼性の無いセールストークで、大して知識の無い私でも
顧客が設定されたコースを選ぶだけ、売り手側は客が損しようが知ったこっちゃない。
毎月分配金が出る、そんなの投資資金取り崩すだけでしょ?みたいな印象はすぐ感じました。
インフレになってもずっと続く訳では無いですし、預金メインの私はその時考えます。
心配なのは国の借金と年金です。


【2010/07/03 16:33】 URL | のりのり #- [ 編集]

元本保証商品を侮るなかれ!
http://lounge.monex.co.jp/column/shisan/2006/10/20.html
>投資をして失敗したくないからリスクは取りたくないと元本保証商品から抜け出せない人がいます。几帳面で真面目な方に多い考え方です。しかしリスクを取らなければリターンはありません。最悪の場合を想定して、リスクを限定した上で早く始めた方が将来への不安は小さくなるのではないでしょうか。なぜなら円安、インフレといったリスクには元本保証商品だけでは対応できないからです。

この方の影響は大きかった・・ということでしょうか^^;
投資はある程度のお金と十分な金融知識、そして評論家を疑うことから始まるのではないか?と思うのです。
定期預金を作るのは証券口座を開くことよりも遥かに簡単だし、即座に解約できるものであれば流動性も全く問題ありません。

はっきりいって投資はギャンブルです!
でも、考えながら有利に近づく可能性のあるこのバクチは大変おもしろい^^
KKRのポートフォリオは山崎さんが最高レベルの知識を駆使して、本当にリターンが出ている素晴しいものだと思い、即座にパクリました・・
http://www.kkr.or.jp/shikin/report220308.pdf
>>連合会のこの5年間(平成17~21年度)の年金積立金等の運用成果は、
リーマンショック以降の落ち込みにも拘わらず、平成16年の年金財政再計算で想定した実質運用利回りを確保している
【2010/07/04 11:03】 URL | 預金王 #- [ 編集]


>この方の影響は大きかった・・ということでしょうか^^;

私が専門家の発言に疑問を持ったのはこの方と、自称長期投資家の自称サラリーマンの味方ファンド代表の方の影響が大きいです。
【2010/07/04 12:37】 URL | HT #- [ 編集]


>はっきりいって投資はギャンブルです!

痛い目に遭いました。借金をしなかったことが、せめてもの救いです。
【2010/07/05 01:21】 URL | 富樫 #- [ 編集]

管理人よりコメント
 
>>のりのりさん

>インフレになってもずっと続く訳では無いですし、預金メインの私はその時考えます。

預金メインということであれば、そのときになってから考えればよいというのは妥当な選択だと思います。預金は流動性が高いので、お金の移動もすぐにできるでしょう。

>心配なのは国の借金と年金です。

このままいくと財政破綻はほぼ確実でしょうし、年金減額もしくは破綻も、もはや不可避ですね。
老後資金については自力で用意するしかないと思います。この場合、確かに投資をするしか道がないのですが、その場合でもまずはリスク許容度がすべてでしょう。


>>預金王さん

>この方の影響は大きかった・・ということでしょうか^^;

この人に限らず、いくらでも例を挙げることはできますね。それにしても、「なぜなら円安、インフレといったリスクには元本保証商品だけでは対応できない」と断言しているのはすごい。この人はどうやら未来を見通すことができるようですね。そして預金がインフレに勝ってきたという過去の事実を100%無視しているのも見事です。


>>HTさん

>自称長期投資家の自称サラリーマンの味方ファンド代表の方

この人にも疑問を持つ人は多いですね。
私も、すっかり失望してしまったというのが本当のところです。



>>富樫さん

>痛い目に遭いました。借金をしなかったことが、せめてもの救いです。

同じような人はたくさんいると思います。投資は自己責任とはいうものの、リターンばかりを強調してリスクを軽視しようとする業界体質にも大きな問題があると思います。

 
【2010/07/10 22:13】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]

ちょっと疑問
業者に踊らされないようにという点については同意しますが。
預金の肩を持ち過ぎている感も否めません。

海外で起きた事が日本で起きないと言い切れますか?
過去に起きていない事は未来にも起きないと言い切れますか?
今後、預金がインフレに負ける事があっても、私は全く驚きません。

リスク分散のための投資を否定しているわけではないのでしょうけど、
インフレリスク商法を否定するあまり、預金信仰のようになっていると感じました。
【2012/08/10 20:11】 URL | 買い専 #- [ 編集]

管理人よりコメント

>預金の肩を持ち過ぎている感も否めません。

確かに、いささかやり過ぎの感があるのは確かです。まあ、このブログではよくあることですが、この点は反省も必要ではあります。


>今後、預金がインフレに負ける事があっても、私は全く驚きません。

確かに、その可能性も十分にあり得るでしょう。
この場合、預金がインフレに負けるという傾向が出始めてから対策をとればいいのではないかと思っています。預金は流動性が高い資産クラスですから、今日でも明日でも、そして株式でもなんでも、いつでもリスク資産へ移動させることができます。

ただ、純粋にインフレ対策だけを目的として株式などに投資するのは推奨しないのは、投資にはどうしてもお金を減らす元本割れのリスクが伴うからです。投資というのは、「お金を失う可能性を受け入れてでも、お金が殖える可能性に賭けたい」という場合には、お勧め出来ますが、その基準はあくまでもどこまで損失を許容できるかというリスク許容度次第です。
「インフレ対策はしたいが、元本割れは嫌だ」というニーズに応えられる金融商品は、なかなかありません。あえてこれに近いものとしては、やはり預金が一番だという結論になります。なぜならば、インフレ傾向になれば、預金金利も上昇する傾向にあると考えられるからです。ただし、預金でも長期固定金利のものではなく、比較的短期のものに限りますが。

【2012/08/12 06:56】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


財政破綻はすると思っているのに、預金が一番って矛盾してるけど
勉強しなさい。
【2013/01/18 17:10】 URL | 名無しさん #tHX44QXM [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://moneyfreedom.blog21.fc2.com/tb.php/481-2c2e38ef
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

インフレリスク商法に踊らされないように注意しよう

記事の続編です。過去の記事はこちら。預金がインフレに弱いことを示すデータはどこにもない金融商品の売り手側がインフレリスクを強調する合理的理由について考える今回は、こんなテーマの記事を書いた理由に... お小遣い稼ぎ【2011/05/30 07:39】

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。