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1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
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絶対に背水の陣を敷いてはならない(2)
以前の記事の続編です。過去の記事はこちら。

絶対に背水の陣を敷いてはならない


背水の陣という言葉には、非常に奥深い意味があります。それを知るために、背水の陣の言葉のもととなった、井ケイの戦いをWikipedeaで調べてみましょう。


井ケイの戦い(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

-------------引用開始-------------------------------

現在でも「背水の陣」は、退路を断ち(或いは絶たれ)決死の覚悟を持って事にあたるという意味の故事成語となっているが、韓信はそれだけでなくわざと自軍を侮らせて敵軍を城の外へ誘い出し(調虎離山)、背水の陣で負けない一方、空にさせた城を落として最終的に勝つための方策も行っているのである。

城塞に篭った場合、兵力が少なくても突破されないし、瞬時の相対する兵力は互角以上である。これに城壁の優位性と兵の死力が加われば、兵力差が絶大でも相当戦うことが出来る。しかし相手が自軍の事を侮らず普通に攻め続ければ流石にいつか落ちるから、相手が嫌気して引き返すことも当初から意中にあったのであろう。

これが単なる賭けではない点は、事前に間者を多く放ち情報収集していている所にも見ることが出来る。韓信が稀代の名将と言われる所以である。

-------------引用終了-------------------------------


ここで注目すべき点がいくつかあります。


*事前に間者を多く放ち情報収集していている
*川を背にすることで、敵に「兵法の初歩も知らない」と思わせ、油断を誘っている
*自軍を侮らせて敵軍を城の外へ誘い出し、別働隊で空にさせた城を落としている
*背水の陣を敷くことで、自軍の士気を高めることに成功している


こうしたことを見ると、背水の陣というのは追い詰められて苦し紛れにとったのではなく、あくまでも自軍を勝利に導くための作戦として行われたということがわかります。ということは、辞書にあるような「一歩もひけないような絶体絶命の状況の中で、全力を尽くすことのたとえ」(デジタル大辞泉より引用)という意味とはいささか異なります。

我々も、日常生活や会社などで危機に陥ったとき、背水の陣という言葉を使うことがあります。そのときに注意すべきなのは、背水の陣という戦略あるいは戦術が、勝つための方策の一環として行われているかどうかということです。勝つための具体策もなしに背水の陣を敷くというのでは、単なる博打に過ぎず、高い確率で失敗します。具体的な状況打開策がなければ、本当の意味での背水の陣とは言えないのです。

また、背水の陣の目的の一つは士気の向上ですが、背水の陣を敷いたからといって、必ず士気が向上するとは限りません。窮鼠猫を噛むということわざがありますが、追い詰められたネズミが猫を噛むとは限りません。むしろ、逆に士気を喪失してしまうということも大いにあり得ます。会社などの組織で背水の陣を敷こうとした場合、指揮官であるリーダーの人の心を動かす才能が問われるのです。部下の士気を向上させる力量を持たないリーダーではどうにもなりません。

こうしたことを考えてくると、背水の陣というのは、非常に高度な戦略(あるいは戦術)ということになりそうです。そうすると、ますます安易に背水の陣を敷くべきではないということが正しさを増してきます。これを使いこなすのは非常に難しいということです。

私は、背水の陣を使う人間には2種類しかいないと思っています。一つは高度な戦略・戦術の立案能力があり、なおかつそれを実行できる天才的な才能を持つ人。そしてもう一つは、何の具体的な方策もなく、苦し紛れに安易に背水の陣を敷こうとするただの無能です。背水の陣というのは勝つための算段があってこそ成り立つものであって、単なる精神論ではないのです。



テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

この記事に対するコメント

「守れない約束をすることや背水の陣を敷くことや対決を避けようとした。」
バフェットの言葉の中にも、こういうのがあるようです。

追い詰められて力を発揮する場合もあるでしょうが、逆に余裕を失って力を発揮できない場合もあると思いますね。

【2011/02/04 21:28】 URL | IO #LkZag.iM [ 編集]

管理人よりコメント
 
>>IOさん

>「守れない約束をすることや背水の陣を敷くことや対決を避けようとした。」

興味深い話をありがとうございます。

日本マクドナルド創業者の藤田田氏も、「全財産の三分の一を使って事業をやれ」だったか、うろ覚えですが、そんな意味のことを言っていましたね。

退路を断ってしまうというのは、戦略レベルでほぼ間違いなく勝てるという状況でないとリスクが高すぎて使えないと思います。
これをやってたまたま成功した人が、「私は背水の陣を敷いたおかげで成功した!」みたいなことを言い始めると、まるでそれが必勝法であるかのように言われたりするのでしょうね。

【2011/02/13 16:14】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


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