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1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
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銀行や証券会社、保険会社のサイトで、インフレリスクについての解説を調べてみた
過去に書いた記事の関連記事です。関連記事はこちら。

本当にインフレで預金は目減りしたのか?
預金がインフレに弱いことを示すデータはどこにもない
金融商品の売り手側がインフレリスクを強調する合理的理由について考える
インフレリスク商法に踊らされないように注意しよう
インフレ対策だけならば、預金が最も合理的だと思う




今回は、銀行や証券会社、保険会社のサイトから、インフレリスクについてどのように説明しているのかをピックアップしてみました。なんだか、揚げ足取りっぽい記事になっている感もありますが、まあ、一種のネタ記事みたいなものです。


まずは、東京海上日動のサイトから。

タンス預金でも十分?(インフレリスク)(東京海上日動)
-------------引用開始-------------------------------

タンス預金という言葉を聞いたことがありますか?金利がゼロの時に、タンスに1万円をしまっておいたとしましょう。
1年後、物価が全て5%安くなったとします。そうすると、しまっておいた1万円の価値は約5%増えたことになります。
一方、高度経済成長時代のように、日本の物価がどんどん上昇したとしましょう。物価が10%も上がったとしたら、タンスにしまっておいた1万円の価値が低下していることになります。物価の上昇により実質9000円分のものしか買えないことになるからです。このリスクをインフレリスクといいます。
一般に、預金商品や保険商品など安全運用型の商品はインフレリスクには弱く、市場経済の実質の価値を反映する株式がインフレリスクに強いといえます。

-------------引用終了-------------------------------


この表記には妙な違和感を感じます。最初はタンス預金の話だったのに、最後には「預金商品や保険商品など安全運用型の商品はインフレリスクには弱い」という話になっています。金利のつかないタンス預金と金利のつく銀行の預金商品とでは根本的に違います。そもそも、タンス預金というのは、金融機関に預けられず、家庭内に保管されている現金のことですから、これは「現金はインフレに弱い」ということです。うがった見方をするならば、タンス預金という言葉の中に含まれる”預金”という単語を利用して、意図的にミスリードを誘っているような気がしないでもありません。



続いて明治安田生命のサイト。

インフレリスク(明治安田生命)

-------------引用開始-------------------------------

インフレ(物価上昇)が進むと、資産の実質価値が目減りするリスクです
インフレとは、世の中のモノやサービスの価格(物価)が上昇することを指します。それによって相対的にお金の価値が下落し保有資産の価値が目減りする可能性があることをインフレリスクといいます。
 長期固定利率の定期預金等、安全な元本確保型商品等で運用する場合、将来的なインフレの可能性を考慮したうえで選択することが大切です

-------------引用終了-------------------------------


ここで注目すべきは、「長期固定利率の定期預金等」という記述。ということは、短期の定期預金等なら、ある程度はインフレに対応できるという認識を持っているという解釈もできそうです。



次に、ソニー銀行。

アセットごとのリスク|資産運用の基礎知識(MONEYKit - ソニー銀行)
-------------引用開始-------------------------------
貯蓄型のリスク

貯蓄型は、預貯金のように元本と利息が確定しているものや、MMFのように実質的に元本割れの可能性が低い安全な商品です。しかし、リスクがまったくないわけではなく、主なものとして現在のような超低金利が続くとインフレリスク(*1)の影響を受けることになります。
また、銀行が経営破たんするなど、預金には倒産リスクもついて回ります。

(*1) インフレリスク
資産運用を行う場合、インフレもリスクのひとつと考えなければなりません。物やサービスの価格が上昇することで、運用する金融商品の資産価値を相対的に減らしてしまうことを意味します。
特に長期運用に際しては、このインフレリスクを警戒する必要があります。預貯金などの貯蓄型商品はインフレ率を上回る運用が難しく、長期運用には向いていません。

-------------引用終了-------------------------------


「預貯金などの貯蓄型商品はインフレ率を上回る運用が難しく」という記述には問題があります。




お次は三菱UFJ信託銀行。

セカンドライフの6つのリスク(三菱UFJ信託銀行のセカンドライフサポート)
-------------引用開始-------------------------------

インフレリスク

年率3%のインフレで、100万円は25年後に47.8万円に

インフレで大きく目減りする資産価値

-------------引用終了-------------------------------

文章の一部のみを引用しましたが、このサイトでは、グラフ付きでインフレの恐ろしさを書いています。しかしながら、そのことを示す具体的な過去のデータ等は一切ありません。仮にも大手金融機関である以上、日本の過去のインフレ率と預金金利の関係を表すグラフくらいは表記して、実際にどれだけ預金が目減りしたのかを具体的な数字で示して欲しいところですが、やっぱりそれだと、預金はインフレに弱いという話のウソがばれるから都合が悪いということかもしれません。



次はカブドットコム証券。

インフレリスク(カブドットコム証券)
-------------引用開始-------------------------------

インフレリスクは、投資した金融商品の利率などより、インフレ率(物価上昇率)の方が高い場合に生じます。たとえば、年5%の定期預金に1年間投資し、その間のインフレ率が10%だったとしますと、投資元本は利息を加えると1年後に105円になりますが、投資した時点で100円だったものの価格は110円になってしまいます。
つまり投資したことにより価値が低下してしまうことをいいます。

-------------引用終了-------------------------------


実にシンプルな表記です。下手に預金ではインフレリスクに対応できないうんぬんという話を書くよりも、こういう単純明快な書き方をした方が、顧客を騙しやすい・・・もとい、納得させやすいと言えるでしょう。



次は、野村アセットマネジメント。

投資信託の基礎知識|ライフプランからはじめよう|第22回 長期投資(野村アセットマネジメント)
-------------引用開始-------------------------------

たとえば、1970年には食パンが116円でしたが、2008年には474円と、4.1倍になっています。商品によって異なりますが、それぞれ価格が上昇していることがわかります。

インフレリスクとは、このようにモノの価格が上昇していく際に、現金の実質的購買力が低下することをいいます。また金融商品で運用していても、その金融商品の収益率がインフレ率よりも低い場合には、やはり実質的な購買力は低下することになります。

長期の運用を考える際には、物価上昇によって資産の実質的価値が減少しないような、インフレリスクに強い運用を心がけることも大切です。

-------------引用終了-------------------------------


野村アセットマネジメントのサイトでは、食パン等の価格変化を例にとって、インフレリスクについて説明しています。これはなかなか説得力がありそうです。無知な人なら、簡単に引っかかりそうな感じです。だが、ちょっと待ってくれ。1970年から2008年の間に物価が大きく上がっているのは確かでしょうけど、物価上昇率の高い時期というのは、預金金利も同じくらいに高かったのでは?
それに、ここもやはり、過去のインフレ率と預金金利を示す具体的データは示されていません。やっぱり金融機関にとって都合の悪いデータは表に出さない方がいいんでしょうね。



きりがないので、今回はこれで終わりますが、こうして見てくると、やはりというべきか、ミスリードを誘う、いささか問題のある表記をしているケースが見受けられます。もっとも、そもそも預金がインフレに弱いという話自体がマユツバものである以上、これは仕方がないかもしれません。

他にも、個人ブログ等の各種サイトにおいても、「預金はインフレに弱い」という話はいくらでも見つかりますが、これは広く信じられてきたことですから、やむを得ないでしょう。



テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

この記事に対するコメント
5年前・・
そういえばこの頃は少しインフレ気味だったんですかね・・
http://moneyfreedom.blog21.fc2.com/blog-entry-285.html
>物価は上昇。されど給料は上がらず。これが一般的な傾向だと言えるのではないでしょうか。

現代は多少物価が上がっても給料は抑制されたまま=消費に廻らない
物も溢れていますから、在庫もだぶついてます。
震災の時は一気になくなりましたが、便乗値上げしてもだいたいはソッポを向かれていましたし、逆にその後は反動でより安くなっていったような気がします(便乗したトコではまず買いませんね)。
実は5年前でも店を選べば安い所はあったし、ネットショッピングも安くなきゃディスカウントショップに喰われてしまいます。
結局のところ、定価で売っている金融関係が自分たちの利益を守るため、理屈をこねくり回して誘導しているようにしか見えないですね・・

そういえば著書なんかも定価なので、5%割引のカードで買うとか工夫次第で吸収できるような気もします。
【2012/04/14 23:47】 URL | 預金王 #- [ 編集]

管理人よりコメント
>結局のところ、定価で売っている金融関係が自分たちの利益を守るため、
>理屈をこねくり回して誘導しているようにしか見えないですね・・

問題の本質はこれでしょうね
【2012/04/22 19:26】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


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