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1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
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「ウォール街のランダムウォーカー」は必ずしもアクティブ投資を否定しているわけではない
今回は、バートン・マルキール著「ウォール街のランダムウォーカー」の中から、個別株投資で市場平均を超えるリターンを狙うためのヒントをみてみたいと思います。「ウォール街のランダムウォーカー」というと、そのイメージからインデックスファンド投資についてのみ書かれている本だと思われがちですが、実際は、いささか異なります。例えば本書の第14章「ウォール街に打ち勝つための三つのアプローチ」の中の二番目の項目として「手作り型の歩き方 有望銘柄の探し方」の冒頭部分に以下のように書かれています。
なお、私が持っているのは第8版なので、第8版より引用します。



「ウォール街のランダムウォーカー」第8版 p.437より引用
-------------引用開始-------------------------------
 インデックス・ファンド投資は、私が個人と機関投資家の両方に対して、最も強く勧めるアプローチである。しかし、「全く退屈なアプローチだ」と言う人が大勢いることも事実だ。多少とも山っ気のある人なら、少なくとも運用資産のある部分は、自分の足と自分の才覚で運用しておきたいと考えるのも、無理からぬことだ。こうした人たちには、次の「手作り型の歩き方」が参考になるだろう。
 幸か不幸か、生まれつき山っ気のある私には、投資家が自分で儲かりそうな銘柄を選びたいという衝動に駆られ、市場平均と同じリターンしか期待できないようなアプローチには関心がないという気持ちも、よく理解出来るつもりである。
-------------引用終了-------------------------------


上記引用文を読めばわかるように、本書は必ずしもインデックスファンドのみを肯定しているというわけではありません。
さらに、これ以降の部分に有望銘柄を探すためのヒントとなる文章がつらつらと書かれています。以下、本書から抜粋・編集してまとめてみたいと思います。



「ウォール街のランダムウォーカー」第8版より抜粋・編集
-------------抜粋・編集 開始-------------------------------
ルール1 少なくとも五年間は、一株当たり利益が平均を上回る成長を期待できる企業の株のみを購入すること。

・大変難しいことではあるが、一株当たり利益が成長する銘柄を選ぶのが、ゲームに勝つための最大のポイントである。
・持続的な成長だけが一株当たり利益、配当を増やし、市場での株価収益率の上昇も期待できる。利益が急増し始めた銘柄を運よく見つけた場合には、一株当たり利益と株価収益率の両方が同時に高まるという、二重の恩恵に浴する可能性がある。



ルール2 企業のファンダメンタル価値が正当化できる以上の値段を払って、株式を買ってはならない。

・株式のファンダメンタル価値を正確に予測することは決して出来ないと確信しているが、株式が妥当な価格帯にあるかどうかは、大体判定できると思っている。第一の基準は、市場平均株価収益率である。少なくとも、市場平均株価収益率と同じか、それをそんなに上回っていない銘柄を買うべきである。
・まだ市場が株価収益率の面で大幅なプレミアムを織り込んでいない成長株を探す。そういう銘柄の成長が現実のものになった時には、ルール1で述べたように、しばしば、二重の恩恵にあずかれる。
・すでに何年も先まで成長を織り込んでいて、株価収益率が非常に高くなっている銘柄には気をつけた方がいい。
・これは「低PER銘柄を買う」戦略に似ているが、同じではない。市場平均よりやや高い株価収益率の銘柄を買うことも、その銘柄の将来の期待成長率が市場平均を上回ってさえいれば、何の問題もない。言い換えれば、この戦略は相対的低PER戦略といってもよい。期待成長に比べて、株価収益率が相対的に低いと思われる銘柄を買うことである。



ルール3 近い将来、「砂上の楼閣」づくりが始まる土台となるような、確固たる成長見通しのある銘柄を購入するとよい。

・株価形成においては心理的要素も非常に重要である。その銘柄にまつわる成長物語が、他の投資家にアピールするようなものかどうかをじっくり検討する。成長株としてのストーリーが一般的に受け入れられない場合は、株価収益率が上がり始めるのに時間がかかるかもしれない。成功の鍵は、他の投資家がどっと押し寄せる数ヶ月前に、そういう銘柄を仕込むことにある。ぱっと広まるような夢が描けるストーリーだろうか。投資家が「砂上の楼閣」を築きたくなるようなストーリーだろうか。それも、しっかりした土台に裏付けられたものだろうか。十分に見極めて欲しい。



ルール4 なるべく取引回数は減らすべし。

・ウォール街の格言、「勝ち馬に乗り、負け犬は切り捨てろ」に賛成だが、それはテクニカル分析を信じているからではない。売り買いを頻繁に繰り返すのは、いたずらに証券会社を儲けさせ、値上がりしたときには税金を取られるだけで、何の得にもならない。
・「儲けの出ている銘柄を決して売るな」というつもりはない。その株式を買った時とは状況が変わっているかもしれないし、インターネットバブルが膨らんだ時のように、優良成長株でも過大評価されてしまう可能性がある。しかし、売り時を判断するのは非常に難しく、まかり間違えばしっかり税金で持って行かれる可能性がある。できる限り、取引回数は減らすべし。
・損切りすればすぐに節税できるのがわかっている場合には、値下がりしている銘柄をあまり我慢して持っていることはお勧めしない。
-------------抜粋・編集終了-------------------------------


以上のものは、あくまでも一部を引用・編集し、要点をまとめたものなので、原著のニュアンスが伝わったかどうかはわかりませんが、本書を読んだことのない人は、是非とも本書を読むことをお勧めします。現在はより新しい改訂版が出ています。

また、マルキール氏は、こうも書いています。


「ウォール街のランダムウォーカー」第8版 p.443より引用
-------------引用開始-------------------------------
また、ポートフォリオの中心部分はインデックス・ファンドで運用し、残りを個別銘柄に賭けるという混合スタイルをとってもいい。もし老後の備えの大部分が株式インデックスファンドや債券、不動産などに幅広く分散投資されていれば、安心して個別銘柄に賭けるリスクがとれるだろう。
-------------引用終了-------------------------------


これは、いわゆるコア・サテライト戦略といってよいでしょう。マルキール氏は、もう少し後のページで、以下のように述べています。



「ウォール街のランダムウォーカー」第8版 p.449より引用
-------------引用開始-------------------------------
もちろん、われわれも多くの機関投資家が採用しているように、資産のある部分はインデックス・ファンドで運用し、残りをもっと個別のファンドで運用することは十分理にかなっている。
-------------引用終了-------------------------------



以上、「ウォール街のランダムウォーカー」の中から一部を紹介しましたが、この本は、インデックスファンド投資家だけが読んでおけばいいというようなものではなく、個別銘柄投資家やアクティブファンド投資家など、他の投資スタイルをとっている人であっても読むだけの価値のある本だと思います。

「ウォール街のランダムウォーカー」は、インデックス・ファンド投資以外は認めていないという風に思い込んでいる人もいるかもしれませんが、それは大きな誤解だと思います。インデックス投資家が個別株やアクティブファンドを保有していても、なにもおかしくはないし、その逆もまた同様です。インデックス投資とアクティブ投資というのは、対立的に書かれることが多いですが、個人投資家の投資戦略としては、両者は共存できると思います。

ちなみに、この本はページ数が多くて非常に分厚いので、一見すると取っつきにくい印象を受けますが、その内容はユーモアに満ちた書き方が随所に見られ、投資本としてではなく、単なる読み物としても非常に面白い読み応えのある本だと思います。



テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

この記事に対するコメント
個別株投資について
これを機にmasaさんも、個別株投資に目を向けてみては如何でしょうか?
その予定は無いのでしょうか?
【2012/08/20 21:27】 URL | ひでぼう #- [ 編集]

管理人よりコメント
>>ひでぼうさん

個別銘柄投資については、かつては検討したこともありましたが、結局は原則として行わないという方針としました。一つは、以前のJ-REITの個別銘柄の損切り売却の件で懲りたということによります。J-REIT売却の時に思ったのは、どんな個別銘柄であれ、やはり投資判断が難しいということです。自分自身に十分な判断力がなくては個別銘柄投資は困難です。
それからもう一つの理由は、日々忙しくて、単純に個別銘柄の選定や売り・買いの判断をするだけの時間的余裕がないということです。個別銘柄投資は、一種のゲームとして楽しむという趣味としては面白いのかもしれませんが、少なくとも私には合っていないと考えているわけです。


最後に記事の補足。
「ウォール街のランダムウォーカー」の中から、よりによって個別株投資の部分を取りあげるというのは前代未聞という気もしますが、この本の特徴の一つは、インデックスファンド投資を勧めつつも、個別株投資のノウハウについても書いているという、その懐の深さにあるのではないかと思ったりもします。
また、「取引回数は減らすべし」というのは、これは恐らくコストの最小化を意図したものであろうと推測されます。アクティブ運用の最大のポイントも、やはりインデックス運用と同じくローコストが大事ということでしょう。

【2012/08/26 17:42】 URL | masa #.7tOqmoU [ 編集]


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