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Author:masa
1972年生まれの某中小企業勤務の独身男性サラリーマン。貧乏人からお金持ちを目指して奮闘中。貯金は手堅く、投資はリスクを小さく、というのがモットー。
なお、当ブログの更新は原則として不定期です(月に数回程度の更新になると思います)。

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貯金生活。投資生活。
「節約なくして貯金なし」「貯金なくして投資なし」を座右の銘とする管理人がお金と社会について語るブログ
インデックスファンドは「配当がなくキャッシュフローは増えない」という理屈についての雑感
いつの頃からか、インデックスファンド投資と高配当株投資はどちらがいいのか?という議論が散見されるようになりました。「インデックスファンドは配当がなくキャッシュフローは改善されないから、キャッシュフロー(現金収入)が欲しいなら高配当株投資の方が良い」という理屈を主張する人もおられるようです。しかし実際には、インデックスファンドは配当や分配金はファンド内で再投資され、それが基準価額に反映されているのですから、配当金が出ることをもって「高配当株投資の方がインデックスファンド投資よりも良い」ということにはならないと思います。また、高配当株は、配当を出した分だけ理論上は株価が下がる可能性も高いものと思われます。

ちなみに、私自身はすでに資産を増やしつつも同時にお金を積極的に使う方向へとシフトしているのですが、私の場合、投資資金を取り崩してお金を使う際には、以下のような流れになっています。

(1) まずは生活防衛資金を含む預貯金からお金を取り崩して使う
(2)結果として預貯金が減る。
(3)減ってしまった預貯金と投資資金のバランスをとるために、使った金額分だけインデックスファンドを売却することにより、預貯金を補充する。

3番目のインデックスファンド売却の部分は、いわばリバランスの一種だと思っています。

インデックスファンド投資においては、買ってひたすら持ち続けるというバイ&ホールドのイメージがあまりにも強すぎるあまりに「キャッシュフロ-(現金収入)を生まない」うんぬんの話になってしまっているものと推測されます。しかしながら当たり前の話ですが、お金というものは使わなければ意味がありません。インデックスファンド投資の肝が、買って持ち続けるというバイ&ホールド戦略にあるとしても、死ぬまで投資資金を使わずに持ち続けるわけではありません。

私自身、現在はお金を使う際には「勤務先の会社から入ってくる給料+資産運用で増えたお金の合計額」を基準に考えるようにしています。基本的には、総資産額が減らず、中長期的にはお金が増えることが期待できる(であろうと思われる)範囲内での支出に抑えるのを原則としますが、必要と判断した際にインデックスファンドの売却を躊躇することは、もはやありません。
・・・まあ、基本的には、会社の給料の範囲内で生活費をまかなうのが一応の基準・目標ですが、仮に何らかの理由で毎月の手取り給料額以上の支出が必要になる場面があったとしても、中長期的にお金が増加してきたという過去の実績があれば、別に多少の予算オーバーは構わないというスタンスです。

とはいえ、私も遊びの範囲内では個別株投資も行っており、株主優待銘柄やら高配当株も保有しているので、高配当株推しの人たちの理屈も分からないではありません。家計簿の記録としては、配当金は「収入の部」になるので、家計簿を見たときの印象としては、たしかに「現金収入というキャッシュフローがプラスになっている」からです。インデックスファンドの売却では、単に証券口座から預貯金口座へのお金の移動なので、これは家計簿の記録としては「収入」としては計上されません(加えて特定口座の場合、売却時に課税されるので、その分資産額は減ってしまいます)。ただ、これはあくまでも心理的なものに過ぎないものと思います。

また、いわゆる出口戦略の話になった際に「インデックスファンドは売却するのに抵抗がある」という人もおられるようですが、インデックスファンドの売却を一度経験してしまえば、二度目以降の売却にはさほど抵抗は感じないと思います。人は何事でもそうですが、初めての経験は抵抗があるものです。しかしながら、すぐに慣れてしまうと思います。少なくとも私の場合はそうでした。



テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

1億円でのFIREについての雑感
今回は、「1億円でのFIREについての雑感」というテーマで書いてみます。
FIREという言葉には、「経済的自立」と「早期リタイア」という2つの意味がありますが、今回は早期リタイアという部分に主眼をおいています。
1億円でFIRE(早期リタイア)が可能かどうかということについては、最初に結論を書いておくと、

FIREすることは可能。しかし、1億円という金額では、人生におけるリスクを考慮すると少々少なすぎるのではないだろうか?

ということになります。
私も、かつて1億円を実際に持つまでは、「1億円もあれば余裕で早期リタイアできるだろう」と思っていました。しかし、実際に1億円というお金を手にしてみると、1億円ジャストの金額だと少々頼りないのではないか?と考えるようになりました。そう考えた理由を2つばかり書いてみます。


(1)1億円すべての金額を投資できるわけではない

これは考えてみると当たり前の話ですが、1億円を持っているからといって、その全額を投資に回すことはできません。かつての私の頭の中の想像(むしろ妄想と呼ぶべきか)では、1億円を年利4%で運用できれば年間に税引き前で400万円、約20%の税金(※正確には2023年10月現在で20.315%ですが)を引いたとして年間で約320万円、一ヶ月あたり約26万円使えると考えていました。
しかしながら、実際には1億円のうち、いくらかは株価の暴落時に備えるため生活防衛資金として(あるいは現金クッションと呼ぶべきでしょうか)お金を預貯金形で残しておく必要があります。働いているのなら生活防衛資金は生活費の2年分程度で良いかもしれませんが、早期リタイアとなると株価の大暴落&数年にわたって株式市場が低迷するケースを想定すると、生活費の5年分程度は必要になるかと思います。これは人によって感覚がことなるでしょうけれど、私ならリスクを考慮し、2000万円程度は預貯金の形で残しておきたいところです。

そうすると、実際に運用できるのは8000万円程度。8000万円を首尾良く年利4%できたとして税引き前で320万円。約20%の税金を引かれたとして256万円。一ヶ月あたりで約21万円。ずいぶん減ってしまいました。
月に21万円もあれば十分だという意見もあるかと思いますが、これはあくまでも年利4%で毎年運用できればの話です。私の過去の経験上、毎年安定しての年利4%運用など、実際には夢物語だと思っています。大きく上がる年もあれば大きく下がる年もあるからです。まあ、そんなことは当たり前のことではあり、そのための生活防衛資金(あるいは現金クッション)があるわけですが、これにしても実際のところ2000万円で必ず事足りるという保証もありません。
というわけで次の項目へ続きます。


(2)人生における不測の事態・長期にわたる暴落に対する備えとしては1億円ではいささか心もとない

1億円を年利4%で運用する話にしても、2000万円の生活防衛資金(現金クッション)にしても、すべては仮定の話に基づいています。サラリーマンを辞めての早期リタイアというのは一度踏み出してしまうと、後戻りするのはなかなか困難と思われます(有利な条件での再就職は難しいであろうという意味です)。もしかしたら、株式市場が大暴落して、しかもその暴落が事前の想定以上に長期化するかもしれませんし、その後の人生においてなんらかの不測の事態が起きて大金が必要になるということもあり得なくはありません。そう考えると1億円という金額での早期リタイアが怪しく思えてくるのです。

一方で「そんなことを考えても仕方がないではないか」という思いもあります。しかし、私は投資家です。投資家というのは常にリスク(不確実性)を考えて行動するのが習性です。過去20年に及ぶ投資生活のなかで、リスク(不確実性)を常に考え、最悪の事態を想定して投資判断を行ってきたわけです。そうであるならば、「実際に起きるかどうか分からない心配事を抱えても仕方がない」という結論にはどうしても行き着かないのです。これは私の性格による部分が大きいのですが、逆にリスクを常に考えてきたからこそ、いままで投資家として生き残ってきたわけで、不測の事態を想像しないということはあり得ないのです。

以上の理由により、1億円では早期リタイアは、理論上は可能だが、心情的にはいささか心もとないがゆえに難しいというのが私の出した結論になります。
では、一体いくらあれば安心して早期リタイアできるのか?と言われれば、なかなか答えを出しずらいところえはあるのですが・・・。



テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

億り人になってみてわかったこと(2) 精神面での変化
今回は、億り人になってみてわかったことということに関して、精神面での変化について書いてみようと思います。
億り人になってみての精神面での一番大きな変化は、なんといっても、

お金の余裕は気持ちの余裕につながるということを実感する

という一言に尽きます。
月並みといえば月並みですが、やはりこれを抜きにすることはできません。人生において起こりうる不測の事態というのはちょっと思いつくだけでもいくつか列挙することができます。例えば、不況による失業、怪我や病気で働けなくなるリスク、事前に想定していなかった高額な出費などなど。しかし、一億円という金融資産があれば、そのいずれもにおいてもさほど慌てる必要はなくなります。不況で失業した場合でも当面の生活費に困ることはありませんから、落ち着いてじっくり時間をかけて仕事を探すことができます。怪我や病気で一時的に働けなくなっても治療費や生活費の心配をすることなく、治療に専念することができます。思わぬ高額な出費に際しても、借金をすることなく支払うことができます。一億円の金融資産というのは、たとえ明確な使用目的・用途がなかったとしても、それ自体が安心な生活をもたらしてくれるものといえます。

そして、一億円という金額はいわゆるFIRE(経済的自立と早期退職)が可能となる金額とされています。私自身はFIREする気はありませんが、いざとなればそういう選択肢もとれなくはない、というのはやはり気持ちの点では大きな余裕につながります(ちなみに、一億円で現実的にFIREが可能かどうかという点については少々異論というか、不安要因もあるのですが、それはまた後日書いてみたいと思います)。

また、これは余談になりますが、私がお金の余裕を本当の意味で実感するようになったのは総資産額が5000万円を超えたあたりからでした。年収300万円なら年収の約16年分、年収400万円なら約12年分、年収500万円で10年分という資産額に相当するわけですが、5000万円を達成した時には、やはり大きな達成感と安心感を実感したのを思い出します。


というわけで、今回のテーマの結論は、「お金の余裕は気持ちの余裕につながるということを実感する」というごく当たり前のことになりました。月並みではあるとはいえ、これを頭の中で想像しているのと、実際に一億円という金額を持っているのとでは大きな差があるのも事実とは思います。





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新NISAの始まる2024年の個人的投資計画
今回は、来年(2024年)の個人的な投資計画について書いてみようと思います。来年(2024年)といえば、新NISA制度が始まる年にあたります。この新NISA制度自体についての詳細は、ネットで調べればいくらでも出てくるのでそこは割愛し、私個人としてどのような投資方針をとるつもりでいるかということについてのみ書いてみたいと思います。

新NISAへ投資するに当たっては、カン・チュンドさんの投資信託クリニックに記載されている方法をとることにしました。以下にリンクを貼っておきます。


年間投資枠360万円、生涯投資枠1800万円をいかに早く使い切るかを検討した結果、今持っている特定口座のファンドを売却し、新NISAに乗り換えるという投資方針にしたわけです。私の保有しているファンドは、投資歴が20年ということもあって、今となっては高コストのファンドも結構残っています。具体的にはSMTグローバル株式インデックスオープンやeMAXIS 先進国株式インデックス(Slimシリーズが出る前のやつです)の2つのファンドがそれに当たります。含み益もそれなりに大きいのですが、この機会にいったん売却し、新NISAでeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)を買い直そうと思っているのです。

当初は新たに積み立てる分で少しずつ新NISAへの積み立てを行おうかとも考えていたのですが、それだと生涯投資枠の1800万円を使い切るのにかなりの時間を要するため、今回、このような方法をとることにしました。現在保有しているこれらのファンドの合計額は1800万円を大きく超えているので、最短の5年間で新NISAの非課税枠を使い切ってしまう計画です。


テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

私が節約をやめた日
今回は、「私が節約をやめた日」というテーマで書いてみます。
資産形成を行う上では、投資の運用元本となる種銭の確保のために、節約生活(倹約生活)を行い、そのお金をインデックスファンドに積み立てて、株式市場の動向に左右されることなくひたすら持ち続けるというのが基本かと思います。私もそうやってお金を増やしてきました。しかし、私はあるときふと疑問に思いました。

「この増やしたお金を果たしていつ使うのか?」という問題です。

増やしたお金を使うことのないまま死ぬまでお金を増やし続ける?いや、それでは意味がありません。
老後に使う?もちろん、これは資産形成における大きな目的の一つです。将来的にもらえるであろう年金だけで生活を送ることは困難であることは容易に推測できますから、老後資金は絶対に必要です。しかし、だからといって身体の自由が効かなくなるであろう老後までお金を使わずにお金を増やし続けるというのもどうかと思いました。


いろいろと考えた末の結論として、身体が元気に動く現役時代のうちに「人生を楽しむために積極的にお金を使う」ことも老後資金を作るのと同じくらいに重要だと思ったのです。

この結論に至ったときから、私は節約生活をやめることにしました。私にとって幸いだったのは、比較的若いときから資産形成の努力をしてきたことによって、もう老後資金確保の目処がある程度はついたことです。この判断に至ったのが総資産額がいくらの時であったかは明確ではないのですが、資産運用によって将来的に増えるであろうことが期待できる金額と、お金を使うことのバランスを勘案したときに、

資産運用は継続してお金を増やしつつも、将来的な資金計画に支障を来さない範囲内において、人生を楽しむために積極的に金を使う


という方向に大きくシフトすることにしたのです。

貯蓄や投資をしていると、「お金はできるだけ使わず、貯めて投資をして増やし続けるのが正しい」と思ってしまうことがあります。これは資産形成の初期段階においては正しいと思います。はした金を運用してもはした金にしかならないので、運用元本を大きくする努力をしなければ、資産形成などできないからです。
しかし、資産形成の後半においては、お金を使うということもとても重要だと思います。よく言われるように、あの世までお金を持って行くことはできません。老後を迎え、身体の自由がきかなくなったときに「増やしたお金を使って、もっともっと人生を楽しんでおけば良かった・・・」という後悔をしないようにしたいと思っているのです。



億り人になってみてわかったこと(1) 資産総額の変動幅が非常に大きいという問題
先日、総資産額が1億円を超えて億り人になったという話を書きましたが、今回は、「億り人になってみてわかったこと」というテーマで書いてみたいと思います。
億り人になってみてわかったことの一つは、なんといっても、資産総額の変動幅が非常に大きいということに尽きます。

一例として、以下の画像を参照して下さい。これは2023年7月1日のマネーフォワードのWebブラウザ版のスクリーンショットになります。

moneyforward230701.jpg

ここで注目すべきは資産総額の変動幅の大きさです。


前日比:+0.4%  +45万7833円
今週:+1.0%   +103万9970円
今月:+0.4%  +45万7833円
今年:+16.9%  +1510万8604円

これを見て分かるとおり、総資産額の変更幅が非常に大きいことが分かります。
運用している資金額が非常に大きいので当然といえば当然ですが、この変動幅の大きさはなかなかの数値です。
この日(2023年7月1日)なら、お金が増えているから問題はありませんが、株価が大幅下落したときには当然のことながら、逆に大幅なマイナスになることもあります。一日の変動幅が、100万円や200万円ということも過去にはありました。私の場合、長年にわたって資産運用を継続してきているので、大きな変動にもある程度は慣れっこになっていますが、それでも、この変動幅の大きさには時として驚かされることがあります。

このときに心がけていることが一つあります。
特にお金が大きく増えている時に考えていることですが・・・

「今はたまたまプラスになっているが、もしこれだけの金額がマイナスになったとき、果たして自分は精神的に耐えることができるだろうか?」

ということを自問自答しているのです。
もしこの質問の答えが「No」ということであれば、それはリスクを取り過ぎていることを意味しますから、その場合はリスク資産を一部売却して、無リスク資産の預貯金を増やすようにしています。

億リ人になる過程において、資産総額の変動幅が非常に大きくなるというのは避けようがない問題だと思いますが、リスクのある投資をしている以上は、お金が増えることもあれば減ることもあるというごく当たり前のことを忘れてはならないと、常に肝に銘じています。




テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー

億り人になりました(2023年6月18日現在の総資産額)
久々のブログ更新になりますが、ようやく億り人になりましたので、報告させていただきます。
億り人になったのは、正確には2023年6月6日だったのですが(ちなみにこの時の総資産額は1億9万1929円でした)、その後さらに総資産額が増えており、今回は2023年6月18日現在の総資産額を公開します。
総資産額2023-06-18
総資産額は1億280万8611円となっています。なお、画像はMoneyFowardですが、このアプリを使い始めたのが2019年5月頃でしたので、グラフも2019年5月以降のものとなります。以前にも書きましたが、グラフで凹みが一番大きくなっているのがちょうどコロナショックの時になります。コロナショックで一時期は資産額がけっこう目減りしたものの、その後、金融緩和バブルに乗って、大きく資産額が増加しました。
私が初めて投資をしたのが、2003年4月のことでした。あれから20年以上の年月を費やし、ようやく一つの区切りとなる1億円へと到達することができたわけです。過去20年間を振り返って思うことは、結果論にはなりますが、この20年間は個人投資家にとって非常に恵まれた20年だったのではないだろうか?ということです。私が投資を始めた頃は、今ほどローコストな投資型の金融商品はありませんでしたが、それでも長期にわたる投資継続によってお金を殖やすことができたのは、やはり全体として相場状況が良かったことに尽きると思います。
2008年のリーマンショックの時は、株価の暴落に加え、勤務先の業績悪化というダブルパンチに見舞われましたが、そこもなんとか乗り越え、以降、時折下落局面に遭遇しつつも積み立て投資を継続したことの結果として億り人になれました。
今後も資産運用は継続することになりますが、個人投資家としても、(長らく休眠状態だったとはいえ)投資ブロガーとしても、億り人になれたのは大変うれしく思っています。
今回の記事は取り急ぎの報告になります。
(・・・といっても、もはやこのブログをチェックしている人がいるとも思えませんが・・・)

2021年8月21日現在の総資産額と今後の運用方針(一部売却後)
前回の記事の続きです。前回、2021年8月15日現在の総資産額を公開しましたが、その後、手持ちの投資信託の一部を売却し、2021年8月21日現在で、以下のようになりました。

2021年8月21日現在の総資産額


売却したのは、投資信託の中のeMAXIS 先進国株式インデックスとSMTグローバル株式インデックスオープンをそれぞれ500万円ずつ、計1000万円です。この結果、前回、[預金・現金・暗号資産]の比率が16.72%だったのが、27.53%になりました。金額にして2402万148円。なお、この中には仮想通貨(暗号資産)であるビットコインが約150万円が含まれます。
なお、2つの投資信託の売却に伴う税金は、合計で約123万円でした。

いつもであれば、リバランスをするときは売却によるリバランスではなく、積み立て金額の調整によって行うことが多かったのですが、今回はあまりにも短期間で急激に投資信託の資産額がふくらんでしまったため、もはや積み立て金額の調整という方法ではとても追いつきません。そのため、一部売却により、調整を行いました。ちなみに、昨年(2020年)のコロナショックの下落時には、一時的とはいえ、軽く1000万円以上の含み益が吹っ飛んでしまったことを考えると、たとえ税金を払ってでも、膨張しすぎたリスク資産を売却してポートフォリオを調整することには大きな意味があると思っています。

さて、[預金・現金・暗号資産]の金額は先ほど見たように約2400万円(ビットコイン約150万円を含む)となっています。2400万円からビットコイン150万円を差し引いた2250万円が生活防衛資金(場合によっては、一部を投資予備資金とする可能性もありますが・・・)です。2000万円超の金額は、生活防衛資金としてはやや過剰かとも思いますが、私の場合は現状において債券を所有してないため、債券の代わりに預貯金を多く持っているのです。国内債券についても検討はしていますが、現状では金利が非常に低いことから別に預貯金でも良いのではないかと思っているからです。

現状はこんなところです。
今後も、当然のことながら積み立て投資は継続します。


2021年8月15日現在の総資産額と今後の運用方針
久々の更新となりますが、2021年8月15日現在の総資産額と今後の運用方針について書いていきます。まず、現時点(2021年8月15日)での資産総額は以下の通りです(マネーフォワードのスクショになります)。


総資産額(2021年8月15日現在)

今年に入ってから8ヶ月あまりの間に、実に1400万円も資産額が増加しています。
これほど総資産額が増加した理由は、いうまでもなく、株式に投資しているインデックスファンドの基準価額の上昇によるものです。この急激な上昇には、私もいささか異常なものを感じています。もちろん、これがバブルなのかどうかは分かりません。バブルかどうかは、実際にバブルが弾けてみて初めて分かることだからです。

総資産額を見ると、約8994万円となっており、ほぼ9000万円近くにまでなっています。一億円まであと1000万円ちょっと、というところです。

さて、今後の運用方針ですが、まずはリバランス目的でインデックスファンドの一部売却を実施することにしました。今となってはコストの高いインデックスファンドを優先的に売却していきます。売却対象として考えているのは、eMAXIS先進国株式インデックスとSMTグローバル株式インデックス・オープンの2つです。

今回、一部売却に踏み切ることにしたのは、単なるリバランス目的ということもありますが、総資産額が約9000万円と非常に大きくなっており、もはや過大なリスクをとるよりも、「お金を減らさないようにする」ことの方が重要だと思ったからです。また、年齢的な問題もあります。私が投資を開始した2003年は31歳でしたが、あれから18年が経過し、現在(2021年)は49歳になっています。投資を開始した30代前半の頃と、まもなく50代に突入しようかという2021年現在とでは、自ずとリスク許容度も変わってきます。今後は少しずつ、より保守的なポートフォリオへと組み替える必要が出てきます。債券に投資するインデックスファンドへの投資も検討しています。

それから、先日より積み立てるファンドをeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)へと変更しています。当ブログでは書き忘れていましたが、つみたてNISAも利用していて、リバランス実施後も積み立ては継続します。

簡単な内容ではありますが、今回は以上になります。





上昇相場の中で感じる危うさ
ブログ更新は久しぶりになります。
株式市場は依然として絶好調のようで、時折調整をしつつも、概ね上昇を続けているという印象があります。私の総資産額も、このところ大幅に増加しています。しかしその一方において、ある種の怖さを感じることがあります。それは上昇相場というものはいつまでも継続するものではないということです。
もちろん、私自身も長期的視点でみれば株価は上昇するだろうという目算のもと、インデックスファンドをメインとしたバイ&ホールド戦略をとっているわけですが、それでも短期的には大きな暴落は過去に何度も起こってきました。
ツイッターなど、ネットで個人投資家さんたちの発言を見ていると、「米国株最強」とか「投資でお金を殖やすのは楽勝」とでもいうような感じの投稿を時折目にします。その中には、投資経験年数の短い人も目立ちます。

私が危ういと思っているのは、現在投資に対して強気な発言をしている人のうち、果たしてどれだけの人が、リーマンショック級の大暴落が起こったときに耐えることができるのだろうか?ということです。

投資に消極的な人の多いなか、積極的に投資に取り組むこと自体は良いことなのかもしれませんが、大暴落というのはたとえ頭の中で知識としては理解しているつもりであったとしても、ただニュースで見るのと、現実に大暴落に直面して自分のお金がどんどん目減りしていく状況に直面するのとでは全く違うというのが、私の過去の投資経験から得た実感です。

私には、いつ暴落が起きるのかはわかりません。しかしながら、やがてはいつか起こるであろう大暴落のことを常に想定して投資を行うべきだと思っています。現在、投資に対して強気な発言をしている個人投資家さんたちも、そうであることを願うばかりです。